小糸製作所、ブラジルに生産子会社を設立

80億円の投資規模
自動車用照明部品の大手サプライヤーである小糸製作所は9月28日、ブラジルに工場を新設すると発表した。

投資額は80億円規模となっており、年内に現地子会社を設立して2018年より自動車向け照明部品の生産を始める計画となっている。

新たに設立する子会社エヌ・エー・エル・ド・ブラジル・インドゥストリア・イ・コメルシオ・デ・コンポーネンテス・ジ・イルミナサンオ・リミターダは、サンパウロ市の西およそ100キロメートルのサンパウロ州ソロカバ市を拠点とし、生産開始は2018年5月を予定。

南米に初進出
新工場の敷地面積は約96,200平方メートルで、建屋面積は17,900平方メートルの規模。従業員数は2018年末に160名体制となる計画であり、自動車向けの前照灯と標識灯をそれぞれ年25万台生産する予定である。

今回の生産子会社の設立は、今後拡大が期待される南米の自動車市場で、部品の現地調達を進めている完成車メーカーの動きに対応するものであり、同社は北米や欧州、中国など10カ所以上に海外拠点を持つが、南米に進出するのは初めてとなる。


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小糸製作所 ニュースリリース
http://www.koito.co.jp