小糸製作所

小糸製作所のハイライト

小糸製作所は東京に本拠地を置く、自動車用照明機器、航空機部品などを製造・販売するメーカーです。創業以来、自動車用のヘッドランプ、フォグランプ、サイドミラー用のターンシグナルやリヤコンビネーションランプなどを製造。現在、国内のヘッドランプ市場では60%以上の市場シェアを誇る最大手です。

小糸製作所の前身は、1915年に東京で創業した小糸源六郎商店。国内で初めて鉄道信号灯用フレネルレンズ(樹脂面上に一連の同心円状の溝を刻むことで厚みを減らしたレンズのこと)の製造に成功し、同年、生産・販売を手掛けます。
1936年、株式会社小糸製作所を設立しました。

1957年、すべてガラスでできた自動車用のシールドビーム(レンズと反射板を組み込んだ白熱電球のこと)ヘッドランプの生産・販売を開始します。

1970年代に小型船舶用船灯をはじめ、自動車用小型電球、ジェット噴射式ヘッドランプクリーナー、ハロゲンヘッドランプ、異形ヘッドランプ(丸型や角形以外の規格外の形のヘッドランプのこと)など、次々と新たな製品の生産・販売を開始します。1982年、自動車用ハロゲン電球の開発に成功しました。

1983年、アメリカ・イリノイ州に、初の海外拠点となるNorth American Lighting Inc.(ノース・アメリカン・ライティング・インク)を設立。1988年に台湾のメーカー、大億交通工業製造股?有限公司(Ta Yih Industrial Co., Ltd.)、翌1989年には中国の上海小糸車灯有限公司(Shanghai Koito Automotive Lamp Co., Ltd.)との合弁を発表しました。

1996年、ディスチャージヘッドランプ(バイキセノンヘッドライト、電球内に充填したキセノンガスに電気を流すことで発光する。従来のハロゲンヘッドランプに比べ少ない電力消費量で約2~3倍程度の明るさが得られる)の生産・販売を開始。また、2004年には、それまでのディスチャージヘッドランプに発光物質として含まれていた水銀を含まない、水銀フリーディスチャージヘッドランプを開発します。

2000年以降は北米、中国に重点的に生産拠点を展開。特に2010年以降は、自動車生産が拡大している同地域での現地供給体制の強化を図っています。

2007年、世界で初めてLEDヘッドランプの実用化に成功。2014年には、それまで2つ搭載する必要があったLEDユニットを、1つのLEDユニットで2つのライトの働きが行えるヘッドランプ「バイ・ファンクションプロジェクタ」を発表。こうしたLEDランプの販売好調により、2015年度までの中期経営計画として設定した売上目標6,000億円を1年前倒しの2014年に達成。
現在は、2018年までの新たな数値目標9,000億円を掲げています。

年収情報

平均年収656万円

年収推移

  • 627.3万円

2013年度

  • 649万円

2014年度

  • 656.8万円

2015年度

自動車業界の平均年収 606万円
推定生涯賃金 2億2262万円

年齢別年収シミュレーション

  • 429万円

25歳

  • 513万円

30歳

  • 596万円

35歳

  • 672万円

40歳

  • 693万円

45歳

  • 679万円

50歳

平均年齢 42歳
平均勤続年数 20.4年

売上等の推移(直近3年間)

売上高推移

連結
  • 597,502百万円

2013年度

  • 706,470百万円

2014年度

  • 813,477百万円

2015年度

単独
  • 245,412百万円

2013年度

  • 251,563百万円

2014年度

  • 270,857百万円

2015年度

経常利益推移

連結
  • 51,895百万円

2013年度

  • 66,880百万円

2014年度

  • 84,296百万円

2015年度

単独
  • 29,857百万円

2013年度

  • 33,071百万円

2014年度

  • 36,979百万円

2015年度

従業員数推移

連結
単独

小糸製作所の2015年3月期の実績(連結)は以下のとおりです。

  • 売上高 7,064.7億円(前年同期比18.2%増)
  • 営業利益 641.5億円(同29.6%増)
  • 経常利益 668億円(同28.9%増)
  • 純利益 360億円(同68.7%増)


○地域別売上高

・日本国内 2,801億円(同0.9%増

自動車の生産台数が落ち込む中、自動車用ランプのLED化などによって前年同期比0.9%のプラスとなった。

・北米地域 売上高1,369億円(同46.3%増)

自動車市場の回復に伴う生産増加や新規受注の拡大、LED化などに加えて、メキシコ工場の稼働もあり、大幅な増収となった。

・中国 1,852億円(同23.6%増)

自動車の需要が増加する中国では、日系や欧米系自動車メーカーからの受注拡大などによって好調を示した。

・アジア地域 718億円(同25.5%増)

タイでの受注拡大、インドネシアでの二輪車・四輪車の受注拡大などにより、好調な売り上げとなった。

・ヨーロッパ 323億円(同68.7%増)

タイでの受注拡大、インドネシアでの二輪車・四輪車の受注拡大などにより、好調な売り上げとなった。

主力の自動車照明事業が好調を維持したことで、すべての地域において増収となり、3期連続で過去最高の業績を達成しました。

事業戦略

事業方針

2013年、小糸製作所は2015年度までの中期経営計画を売上高6,000億円、営業利益540億円と策定。2014年度にはこの目標を前倒しで達成したため、同年、新たな目標を設定しました。現在、以下の目標に向けた取り組みを行っています。


○数値目標(2018年度

  • 連結売上高 9,000億円(2014年度実績7,065億円、2015年見込み7,800億円)
  • 営業利益 780億円(2014年度実績641.6億円、2015年見込み670億円)

○地域別の施策

・日本国内

高機能、優れたデザイン、省エネ、軽量、低コストなど魅力的な新製品の開発。また、設備・人・スペースなどの高効率を追求した生産ラインの実現。

・北米

引き続き自動車生産が拡大している同地域での生産体制の強化および、日米メーカー向けの新ビジネスの展開。合わせて、LEDランプの販売拡大を目指す。

・ヨーロッパ

ヨーロッパでの事業効率化を目指し、2014年、ヨーロッパでの営業や情報収集を手掛けるベルギーの子会社、Koito Europe(コイト・ヨーロッパ)の機能を、ヨーロッパの生産を手掛ける子会社、Koito Czech(コイト・チェコ)に集約。

・中国

市場の拡大を見込み、生産・開発体制を強化。

・アジア

引き続き需要が増加している二輪車ビジネスの拡大。ASEAN地域での開発体制の強化。

注力分野

小糸製作所は近年、自動車の省エネ化を背景に、消費電力が少ないLED事業に注力し、製品開発や生産体制を強化しています。加えて、次世代光源ヘッドランプなど高付加価値商品の開発強化も図っています。


○LED1灯式のヘッドランプ発売

2014年、従来は2つのLEDユニットで行っていたヘッドランプのロービームとハイビームの切り替えを1灯で行える「LED1灯式バイ・ファンクションプロジェクタ」を開発。これによって、70%のサイズ縮小、60%の軽量化を実現。消費電力についても2つのLEDユニットを使用する場合に比べ、約25%低減できる。
同製品はトヨタ「プリウスα」への採用を皮切りに、今後世界展開する。

○次世代ヘッドランプの開発

小糸製作所は2015年のモーターショーで、レーザーのヘッドライトを発表。LEDに次ぐ次世代光源として期待されるレーザーは600m先まで見通せる視認性の良さと、小型化、軽量化、省エネにも貢献する特長がある。
2017年を目処にレーザーまたはレーザーとLEDを組み合わせたヘッドライトを商品化する見通し。

○有機EL(有機エレクトロルミネッセンス、OLED)を使ったテールランプ実用化

有機ELは、植物などを構成する特定の有機物に電圧をかけ発光させた現象のこと。超薄型・軽量かつ、面で発光する特長があり、車両のデザイン性の向上に貢献する。
この有機ELを使用したテールランプを2017~2018年に実用化する計画。

グローバル展開

小糸製作所は現在、自動車生産が拡大している北米、中国での現地供給体制の強化を進めています。各地域での取り組みは以下のとおりです。


○北米(アメリカ、メキシコ)

  • アメリカのアラバマ工場とイリノイ工場を拡張。ヘッドライトの生産能力を増強した。
  • 2012年、メキシコのサン・ルイス・ポトシ州に生産子会社North American Lighting Mexico, S.A. de C.V.(ノース・アメリカン・ライティング・メキシコ・エス・エー・デ・シー・ブイ)を設立。2014年から稼働し、四輪用前照灯と標識灯を生産。

○中国

  • 2013年、中国の広州小糸車灯有限公司(Guangzhou Koito Automotive Lamp Co., Ltd.)の第2工場を稼働。ヘッドランプとリアランプを生産する。
  • 2014年、中国で4つ目の生産・販売拠点となる子会社、湖北小糸車灯有限公司(Hubei Koito Automotive Lamp Co., Ltd.)を設立。2016年から稼働し、ヘッドランプとリアランプを生産する。

会社概要

社名 株式会社小糸製作所
設立年 1936年4月
本社所在地 〒108-8711 東京都港区高輪四丁目8番3号
市場名 東証一部
代表取締役 三原 弘志
資本金 14,270百万円

組織構成や技術開発状況など、ネットに掲載されていない情報 が聞ける。転職についても相談できる。

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拠点一覧

小糸製作所の拠点(研究開発・テストセンター含む)

国内拠点一覧
  • 静岡工場(静岡県静岡市清水区)
  • 榛原工場(静岡県牧之原市)
  • 相良工場(静岡県牧之原市)
  • 富士川工機工場(静岡県富士市)
  • 本社(東京都港区)
海外拠点一覧
  • ノースアメリカンライティングインク
  • ノースアメリカンライティングメキシコエスエーデシーブイ
  • コイトヨーロッパリミテッド
  • コイトチェコs.r.o.
  • 上海小糸車灯有限公司
  • 広州小糸車灯有限公司
  • 福州小糸車灯有限公司
  • タイコイトカンパニーリミテッド
  • PT.インドネシアコイト
  • 大億交通工業製造股份有限公司
  • インディアジャパンライティングプライベートリミテッド

関係会社一覧

小糸製作所の関係会社一覧

  • 小糸九州㈱
  • アオイテック㈱
  • 静岡電装㈱
  • KIホールディングス㈱
  • ノースアメリカンライティングインク
  • ノースアメリカンライティングメキシコエスエーデシーブイ
  • コイトヨーロッパリミテッド
  • コイトチェコs.r.o.
  • 上海小糸車灯有限公司
  • 広州小糸車灯有限公司
  • 湖北小糸車灯有限公司
  • PT.インドネシアコイト
  • 大億交通工業製造股份有限公司
  • インディアジャパンライティングプライベートリミテッド

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