トヨタ自動車

トヨタ自動車のハイライト

トヨタ自動車は世界自動車販売台数首位の実績を持つ日本の大手自動車メーカーです。
トヨタグループの中核企業として、世界各地に拠点を有しています。

1926年に豊田自動織機製作所の自動車部として誕生し、1937年にトヨタ自動車工業株式会社として独立しました。1950年にはデフレの経営危機の対策としてトヨタ自動車販売株式会社を設立。1982年にトヨタ自動車工業とトヨタ自動車販売が合併したことで、トヨタ自動車株式会社となりました。1984年にアメリカでの現地生産を開始、1989年にはLexus(レクサス)ブランドを導入するなど、合併以降はアメリカを中心とした海外展開が加速。2000年代からは中国での現地生産を開始し、2008年に初めて世界自動車販売台数の首位を獲得しました。

事業体制は、自動車事業、金融事業、その他の事業で構成されており、主力の自動車事業では商品力と原価軽減を目標とした新設計手法TNGA(Toyota New Global Architecture,トヨタニューグローバルアーキテクチャー)に注力しています。

年収情報

平均年収838万円自動車業界内の年収順位 395

年収推移

  • 751.1万円

2013年度

  • 794.6万円

2014年度

  • 838.3万円

2015年度

自動車業界の平均年収 606万円
推定生涯賃金 3億1798万円

年齢別年収シミュレーション

  • 614万円

25歳

  • 733万円

30歳

  • 851万円

35歳

  • 960万円

40歳

  • 990万円

45歳

  • 970万円

50歳

平均年齢 38.9歳
平均勤続年数 15.2年

売上等の推移(直近3年間)

売上高推移

連結
  • 25,691,911百万円

2013年度

  • 27,234,521百万円

2014年度

  • 28,403,118百万円

2015年度

単独
  • 11,042,163百万円

2013年度

  • 11,209,414百万円

2014年度

  • 11,585,822百万円

2015年度

経常利益推移

連結
  • 2,441,080百万円

2013年度

  • 2,892,828百万円

2014年度

  • 2,983,381百万円

2015年度

単独
  • 1,838,450百万円

2013年度

  • 2,125,104百万円

2014年度

  • 2,284,091百万円

2015年度

  • ※米国SEC基準会社・国際会計基準会社は、経常利益に当たるものがないため、税前利益を経常利益とみなします。

従業員数推移

連結
単独

2014年におけるトヨタ自動車の売上高は27兆2,345億2,100万円で、前年の25兆6,919億1,100万円を上回っています。また、営業利益は2兆7,505億円で原価改善や為替変動の影響により前年比20.0%増、当期純利益は2兆1,733億円で前年比19.2%増となりました。

部門別の売上高は、

  • 自動車事業が25兆621億円で前年比5.4%増
  • 金融事業が1兆6,611億円で前年比16.9%増
  • その他の事業が1兆2,557億円で9.1%増

となりました。

事業戦略

事業方針

トヨタ自動車は2014年の世界自動車販売台数目標を、ダイハツ、日野を含めたグループ全体で1,032万台、トヨタ単体で928万台としていました。目標数値の達成に向けて、高品質な製品を低コストで開発するための体制整備やそれを支える人材の育成を推進し、結果として目標を達成しました。

製品開発においては、2014年にFCV(Fuel Cell Vehicle,燃料電池自動車)のミライ(MIRAI)を発売したほか、2015年に新設計手法TNGA(Toyota New Global Architecture,トヨタニューグローバルアーキテクチャー)に沿って開発した新型プリウス(Prius)を発売。

また、以下3つの手法で部品調達コストの低減を進めています。

  • すでに生産している部品の調達価格の低減をサプライヤーに年2回要請する
  • 現在開発している部品の材料および工法を工夫する
  • TNGAでモデル同士の部品共通化を拡大する

さらに、2014年の仕入れ先総会では2015年度から2018年度までにRR-CI(良品・廉価・コスト・イノベーション)の第2段階に取り組むことを発表。次期Bプラットフォーム車については開発の段階からコスト低減に取り組む方針です。

プラットフォーム(PF)とは、複数車種に共通する基本骨格や部材といった、車の基本性能を担保する土台のことです。同一プラットフォームに異なるシルエットやデザインのアッパーボディーを組み合わせることにより、トヨタ自動車は多くの車種を提供しています。

次期Bプラットフォームは、2017年~2018年頃に投入が計画されているYaris(ヤリス)を中心に用いられる予定です。

注力分野

トヨタ自動車は、他企業との提携やFCV(Fuel Cell Vehicle,燃料電池自動車)とHV(Hbrid Vehicle,ハイブリッドカー)の市場投入、各部門が連携しやすい体制の構築などに注力しています。

  • BMW(ビーエムダブリュー)と共同で「リチウム空気電池」「スポーツカー」「車両軽量化」「燃料電池車技術」についての研究を実施しています。
    「スポーツカー」の研究ではBMWの次期Z4(ゼットフォー)とプラットフォームを共通化した新モデルの開発を進行中。
    「燃料電池車技術」の研究では2014年にFCV(Fuel Cell Vehicle,燃料電池自動車)のミライ(MIRAI)を発売しました。ミライに搭載している燃料電池システムはBMWへの供給を予定しており、両社が共同で実施した次世代燃料電池システムの開発は2020年までに完了する計画です。
    その他の共同実績として、トルコ工場で生産しているVerso(ヴァーソ)にBMWの1.6L DEエンジンを搭載しました。
  • 新設計手法TNGA(Toyota New Global Architecture,トヨタニューグローバルアーキテクチャー)を用いて、基本性能とコスト競争力を高めた新製品の投入を予定しています。開発しているのはCセグメントフォーム、Bセグメントフォーム、Kプラットフォーム、Nプラントフォームの4種です。
  • ダイハツからOEM供給を受けている小型戦略車AGYA(アギア)を2014年フィリピンへ投入。Wigo(ウィーゴ)のモデル名でインドネシアからの輸出を開始しました。
  • ダイハツへのArtis(アルティス)供給に続き、HV第2弾としてのプリウスα(Priusα)をダイハツのメビウス(Mebius)として供給開始。インドネシアでは新小型車AGYA(アギア)をダイハツから受給しており、小型車とHVの双方でダイハツとの協業が拡大しています。
  • 2013年、本社の工場内に次世代パワートレーンユニットのための「パワートレーン共同開発棟」を、本社のテクニカルセンター内に「風洞実験棟」をそれぞれ設立しました。

技術動向

トヨタ自動車は、2015年の時点で日本、アメリカ、ベルギー、イギリス、フランス、ドイツ、中国、タイ、オーストラリアに開発拠点を有しています。

下記は、トヨタ自動車の研究開発活動の一例です。

  • 愛知県内にある車両工場間の操業度の差を是正するため、高岡工場の新ラインの稼動、田原工場の第2ラインの閉鎖、トヨタ車体藤松工場の第1ラインの改修および生産モデルの入れ替えを実施。
  • エンジンの上限回転数を電子制御し、高価な耐熱部品を不要とする手法を開発。
  • 本社の工場内に次世代パワートレーンユニットのための「パワートレーン共同開発棟」を、本社のテクニカルセンター内に「風洞実験棟」をそれぞれ設置。
  • TNGA(Toyota New Global Architecture,トヨタニューグローバルアーキテクチャー)をベースとした製品開発およびTNGAに即した開発体制への再編。

なお、以下はトヨタ自動車が2013年に公表したTNGAの具体的な取り込み状況。

1)商品力の向上

  • 車の骨格を変更し、低フード化および低重心化を実現。有効な視界確保と運動性能の向上を図る
  • 新たなプラットフォームを開発し、2015年に販売する新型車から随時導入
  • プラットフォームやユニットをはじめとする基本部位の性能をアップさせ、トヨタ自動車のスローガンである「もっといいクルマ」の実現を目指す
  • 低重心で高性能なパワートレーンユニットの開発および新型車への搭載を実施

2)グルーピング開発による開発効率化

  • TNGAで定めたアーキテクチャー(クルマづくりの設計思想)に基づいたグルーピング開発(数車種の同時開発)で開発の効率化を推進
  • TNGAの導入で20~30%の開発効率向上を目指す

3)シンプルでコンパクトな製造工程の実現

  • 仕入れ先と調達(部品・ユニットの調達を担当する部門)、生産技術(生産技術を担当する部門)、技術(研究・開発を担当する部門)の各部門を一体化させ、シンプルな製造工程を構築。現状より高い品質の部品やユニットの構造を目指す

4)グローバル標準への取り組み

  • トヨタ自動車の専用規格に準じた部品開発ではなく、世界で採用されているグローバル標準規格への対応を実施

5)TNGAと連動した調達

  • 調達部門をグルーピング開発による部品とユニットの共有化に対応させ、車種や地域、時間にとらわれないまとめ発注を実施

グローバル展開

トヨタ自動車は、世界28の国や地域に製造拠点を、170の国や地域に販売拠点を有しています。


○新興国をはじめとした海外における取り組み

  • アメリカのTMMWV(Toyota Motor Manufacturing West Virginia,トヨタモーターマニュファクチュアリングウエストバージニア)で、需要の拡大が見込まれる6速AT(Automatic Transmission,自動変速機)の生産能力を増強。
  • アメリカのTMMAL(Toyota Motor Manufacturing Alabama,トヨタモーターマニュファクチュアリングアラバマ)のエンジン生産能力を増強。
  • アメリカのBodine Aluminum(ボディーンアルミニウム)のアルミエンジンブロックの生産能力を増強。
  • アメリカのケンタッキー州にあるTMMK(Toyota Motor Manufacturing Kentucky,トヨタモーターマニュファクチュアリングケンタッキー)は、2012年よりロシア、ウクライナ向けのVenza(ヴェンザ)の輸出を開始。
  • トルコのTMMT(Toyota Motor Manufacturing Turkey,トヨタモーターマニュファクチュアリングターキー)で2013年より新型Corolla(カローラ)の生産を開始。2014年には増産投資計画を表明。
  • カザフスタンの現地メーカーに委託してFortuner(フォーチュナー)のKDエンジンの生産を開始。
  • タイのSTM(Siam Toyota Manufacturing,サイアムトヨタマニュファクチャリング)でCorolla Altis(カローラアルティス)用のGE(GEエンジン)の年産能力を増強。
  • インドネシアにあるダイハツの車両生産拠点において新型車AGYA(アギア)の生産を開始。
  • 中国の江蘇省に新設したCVT(Continuously Variable Transmission,無段変速機)の工場が稼動開始。
  • 北米の事業会社の本社機能をテキサス州へ移転し一元化する計画。
  • オーストラリアの車両、エンジン生産を終了する予定。それに伴い開発拠点も縮小する計画。
  • 先進国での安定販売維持と新興国での拡販のため、TNGA(Toyota New Global Architecture,トヨタニューグローバルアーキテクチャー)のもと調達コストを削減した新モデルを投入する計画。

部門構成・部門ごとの方針

○自動車事業

自動車事業では、自動車の生産および販売を行っています。

自動車事業は2013年の組織改正で、「Lexus(レクサス)事業」「先進国事業」「新興国事業」「ユニット事業」の4ユニットに分割されました。この改正で、各ユニットの代表による迅速な経営判断が可能となり、多様な各国市場に素早く柔軟に対応するための体制が構築されました。新興国事業では、2012年時点で3万台だった販売台数を将来的に500万台に拡大させることを目指しています。

また、新興国向けの商品やサービスの強化のため、2分割していた本部を「東アジア・オセアニア本部」「アジア・中近東本部」「アフリカ本部」「中南米本部」の4本部に分割。それに伴い、地域本部も従来の6本部から8本部へと変更しました。

主力市場の北米では2017年初頭を目処に、販売、生産、調達、開発など各機能間の連携を強化するため、北米の事業会社の本社機能をテキサス州へ移転し一元化する計画。消費者の需要と競合メーカーの動向を見極めながら、タイムリーな製品投入を行える体制を構築するのが狙いです。

そのほかに、全社直轄組織として、技術をベースに中長期製品戦略を立案する「TNGA(Toyota New Global Architecture,トヨタニューグローバルアーキテクチャー)企画部」と、マーケットをベースに中期商品および事業戦略を立案する「商品・事業企画部」を設置しました。

○金融事業

金融事業では、自動車ローンやリースを中心とした金融サービスを行っています。

○その他の事業

その他の事業では、基礎研究分野、住宅事業をはじめとする自動車・金融以外の事業を行っています。

会社概要

社名 トヨタ自動車株式会社
設立年 1937年8月28日
本社所在地 〒471-8571 愛知県豊田市トヨタ町1番地
市場名 東証一部,名証一部
代表取締役 豊田 章男
社債格付け AA+
資本金 397,050百万円

組織構成や技術開発状況など、ネットに掲載されていない情報 が聞ける。転職についても相談できる。

転職サポートを依頼する

拠点一覧

トヨタ自動車の拠点(研究開発・テストセンター含む)

国内拠点一覧
  • 田原工場(愛知県田原市)
  • 元町工場(愛知県豊田市)
  • 本社工場(愛知県豊田市)
  • 高岡工場(愛知県豊田市)
  • 東富士研究所(静岡県裾野市)
  • 衣浦工場(愛知県碧南市)
  • 上郷工場(愛知県豊田市)
  • 堤工場(愛知県豊田市)
  • ダイハツ工業㈱本社工場本社(池田)工場
  • 日野自動車㈱日野工場(東京都日野市)
  • トヨタ車体㈱富士松工場(愛知県刈谷市)
  • トヨタ自動車東日本㈱宮城大衡工場(宮城県黒川郡)
  • トヨタ自動車九州㈱宮田工場(福岡県宮若市)
海外拠点一覧
  • タイ国トヨタ自動車㈱(Samutprakarn Thailand)
  • トヨタモーターマニュファクチャリングカナダ㈱(Cambridge Ontario Canada)
  • 米国トヨタ自動車販売㈱(Torrance California U.S.A.)
  • ブラジルトヨタ㈲(SaoPaulo Brazil)
  • トヨタモーターマニュファクチャリングインディアナ㈱

関係会社一覧

トヨタ自動車の関係会社一覧

  • 日野自動車㈱
  • トヨタ自動車九州㈱
  • トヨタファイナンシャルサービス㈱
  • トヨタ モーター ノースアメリカ㈱
  • 米国トヨタ自動車販売㈱
  • トヨタ モーターエンジニアリング アンド マニュファクチャリング ノースアメリカ㈱
  • トヨタ モーターマニュファクチャリング ケンタッキー㈱
  • トヨタ モーターマニュファクチャリング インディアナ㈱
  • トヨタ モーターマニュファクチャリング テキサス㈱
  • トヨタ モータークレジット㈱
  • トヨタ モーターマニュファクチャリング カナダ㈱
  • トヨタ モーターヨーロッパ㈱
  • トヨタ モーターマニュファクチャリング フランス㈱
  • トヨタ モーターマニュファクチャリング(UK) ㈱
  • トヨタリーシング タイランド㈱
  • トヨタ モーターコーポレーション オーストラリア㈱
  • トヨタモーターファイナンス チャイナ㈲

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