ダイハツ工業

ダイハツ工業の企業情報

ダイハツは、大阪府池田市に拠点を置く小型車メーカーです。1998年にトヨタ自動車の子会社となり、国内外のトヨタ車の受注生産や小型車の共同開発を行うなどトヨタの小型車戦略を担っています。2014年度は、低燃費技術のe:S(イース)テクノロジー(Energy Saving Technology)採用車など6モデルを投入し、軽自動車販売台数69.9万台の過去最高を記録しました。

ダイハツの設立は1907年。工業などで動力として用いられる内燃機関の製作と販売を目的に、発動機製造株式会社として誕生。1930年に自社製のガソリンエンジンを搭載した三輪自動車で自動車業界に参入しました。その後、社名を現在のダイハツ工業株式会社に改称。

1950年代後半以降は小型自動車、軽自動車に注力。1980年代には国内の軽自動車シェアを20%弱から25%以上へと拡大しました。

1979年にはインドネシアに生産工場を設立し、海外事業をスタート。

1998年、それまでも業務提携関係にあったトヨタ自動車(以下、トヨタ)が親会社となり、国内外でのトヨタ車の受託生産、小型車の共同開発、完成車の相互供給など協同事業を拡大。2007年から2014年の8年連続で、国内軽自動車販売シェアトップを獲得しました。

2009年にトヨタグループのSUBARU(スバル/富士重工業)(以下、SUBARU)へ、2011年にはトヨタへ軽自動車の供給を開始。一方で、HV(ハイブリッドカー)の分野では、トヨタから「アルティス」、「メビウス」のOEM受給を開始しました。

年収情報

平均年収664万円自動車業界内の年収順位 3095

年収推移

  • 632万円

2013年度

  • 664.5万円

2014年度

  • 664.5万円

2015年度

自動車業界の平均年収 606万円
推定生涯賃金 2億4306万円

年齢別年収シミュレーション

  • 469万円

25歳

  • 560万円

30歳

  • 651万円

35歳

  • 734万円

40歳

  • 757万円

45歳

  • 742万円

50歳

平均年齢 38.3歳
平均勤続年数 17.1年

売上等の推移(直近3年間)

売上高推移

連結
  • 1,913,259百万円

2013年度

  • 1,817,103百万円

2014年度

  • 1,690,308百万円

2015年度

単独
  • 1,210,332百万円

2013年度

  • 1,191,081百万円

2014年度

  • 1,025,483百万円

2015年度

経常利益推移

連結
  • 163,494百万円

2013年度

  • 127,100百万円

2014年度

  • 91,672百万円

2015年度

単独
  • 37,854百万円

2013年度

  • 48,583百万円

2014年度

  • 27,677百万円

2015年度

従業員数推移

連結
単独

2016年3月期第1四半期は、海外セグメントでは増益となったものの、国内セグメントでは減益となりました。売上高4,121 億円(前期比96%)、営業利益161億円(同64%)と、連結全体として減収減益となりました。
2016年3月期売上高は、17,700 億円(前期比97%)、営業利益1,000億円(同90%)、経常利益1,100 億円(同87%)、親会社株主に帰属する当期純利益600億円(同88%)という見通しです。

事業戦略

事業方針

○経営戦略

ダイハツは中期的な経営戦略として、抜本的な改革に向け以下の取り組みをスタートさせました。

1)さらなる低燃費・低価格の実現

日本国内の軽自動車市場でシェアトップの維持を図るため、低燃費技術、イーステクノロジー採用モデルを拡充するなど計6モデルの新型車種を投入。2014年3月期には軽自動車販売台数が69.9万台の過去最高を記録しました。
また、軽自動車の原価を2016年までに10万円引き下げる方針を打ち出しています。そのため、調達面において、低生産コスト国から日本の生産拠点への廉価部品の調達拡大を目指しています。

2)国内事業における東日本での市場の強化と販売会社の経営基盤の強化

国内での販売会社の経営基盤の強化とともに、東日本でのシェアの底上げを狙います。

3)アジア地域での市場の拡大

海外の販売において、インドネシアおよびマレーシアにおける経営基盤の強化を目標に定めています。インドネシアではLCGC(Low Cost Green Car, ローコストグリーンカー)政策を背景とする小型車需要の拡大を狙い、「AYLA」(アイラ)を発売。2013年度の販売台数は18.8万台と過去最高を更新しました。マレーシアでは、2013年度まで8年連続で市場シェアトップを維持。2014年は、同国の省エネルギー自動車政策EEV(Energy Efficient Vehicles, エナジーエフィシェントビークル)の対応車となる小型車「AXIA」(アジア)を発売して首位固持を図りました。

ほかにも、生産面において、日本国内生産の約6割を占める連結子会社のダイハツ九州が、九州地区で一貫生産できる体制を構築。開発スピードを速め、製品競争力を高める戦略に乗り出しています。

○提携関係

ダイハツは、トヨタの連結子会社として、得意分野のスモールカーを中心にさまざまな協業を行うとともに、トヨタとSUBARUの小型車戦略を担っています。

トヨタとの協業の一例です。

  • 国内向け小型車、軽自動車3モデルをトヨタに供給
  • トヨタと共同で新興国向けの低価格車を開発
  • インドネシアでLCGC対応車であるトヨタ「AGYA」のOEM供給
  • トヨタからはHVをOEM受給し、トヨタがもつ先進環境技術を活用
  • ベネズエラでトヨタとの協業でダイハツブランドの小型車TERIOS(テリオス)を生産
  • SUBARUに軽自動車を供給

注力分野

ダイハツの車づくりにおいて、軽自動車の本質である低燃費・低価格、基本性能の向上や先進の安全技術が重視されています。さらに、多様なニーズに応えるため幅広いラインナップを展開しています。


・低燃費・低価格の実現

低燃費・低価格・省資源な車づくりの核となる技術として2011年に開発した「e:Sテクノロジー」。効率を高めたエンジンや軽量かつ高剛性のボディ、空気抵抗の低減や、停車前のアイドリングストップなど、既存の技術を磨き上げることで低コストかつトップレベルの低燃費を実現した。

・基本性能の向上

しっかりとしたハンドリングを支え走行時のふらつきを減らす「FORCE CONTROL(フォースコントロール)」により高い操縦安定性を実現。また、軽自動車の限られたサイズの中でも広く、快適な空間を生み出すための開発を続けてきたダイハツ。「シャシー技術」は、車高が高くても安心して運転ができる操縦安定性を両立させる。

・先進の安全技術

低速域衝突回避支援ブレーキ機能や誤発進抑制制御機能、先行車発進お知らせ機能などの機能をもった「スマートアシスト」が、さらに「スマートアシストⅡ」に進化。後方誤発進抑制制御機能が追加され、ますます安全なシステムへと進化を遂げた。

・幅広いラインナップ

軽自動車の可能性を広げる商品の企画に取り組み、多彩なモデルを擁するダイハツが、その代表としてあげるオープン2シーターのスポーツカー「コペン」。さらに、ガソリン車トップの低燃費を実現した「ミライース」、外装デザイン、カラーなどの組み合わせが楽しめる「ミラココア」、軽商用車「ハイゼット トラック」など、需要にタイムリーに応える幅広いモデルを提供している。

技術動向

ダイハツの経営戦略でもある低燃費、低価格を追求するため、技術開発に力を入れています。ダイハツならではの低燃費・低価格を実現するテクノロジーの一例です。


・イーステクノロジー

2011年の開発以来、現在も進化を遂げながら各モデルに順次展開されている。国内向けでは、軽乗用車「ミライース」を2014年に一部改良。デュアルインジェクターを採用して熱効率の向上を図るなど、より一層の低燃費化を実現し、ガソリン車としては最も低燃費(投入時)となる35.2km/lを達成。

・Dモノコック

従来と同等の衝突強度を確保した上で、軽量化を実現した軽量高剛性ボディ骨格構造「Dモノコック」。走行性能向上だけでなく、軽量化による燃費向上や、部品点数削減や効率化による低コスト化なども実現。

・樹脂パーツの採用と構造の合理化

樹脂パーツにすることで、「タント」では空気抵抗を約10%低減させることに成功。低燃費に貢献することはもちろん、高速走行時の安定性も向上した。また、構成部品の削減とともに、高張力鋼板を適正に配置。軽量化と強度・剛性を両立させた。

こうした技術を生み出すための研究・開発にも力を入れています。2014年3月には、ダイハツ九州の久留米工場隣接地にエンジンの開発拠点となる久留米開発センターを開設。エンジンとトランスミッションなどの実験棟や、それらの車両搭載時の性能評価をする実験棟、試走路なども開設しました。

グローバル展開

ダイハツは現在、マレーシア、インドネシアを中心に世界7カ所に生産拠点を置いています。各拠点における取り組みは以下のとおりです。


○マレーシア

  • 明石機械工業、ダイハツ、Perodua(プロドゥア)の3社合弁によるAT(Automatic Transmission, 自動変速機)の生産会社、Akashi Kikai Industry(アカシキカイインダストリー)を設立
  • ダイハツとPeroduaが企画・開発した小型車「AXIA」の販売を開始
  • 2014年4月にエンジン生産工場を新設。自動車エンジンの製造、販売、エンジン生産設備の開発、設計、製造、販売を開始
  • 2016年中旬にエンジン工場を新設予定。コスト削減を目指し、現地で生産する車両向けに供給する

○インドネシア

  • インドネシアの子会社、Astra Daihatsu Motor(アストラダイハツモーター社)が新工場を開設
  • エンジンのコスト競争力強化と品質向上を目的に、既存の工場に高効率の生産ラインを新設
  • 5人乗り小型ハッチバック「AYLA」の販売を開始。また、同モデルをトヨタへ「AGYA 」(アギア)としてOEM供給を開始
  • 「AYLA」をフィリピンに輸出

○ベネズエラ

  • トヨタとの協業で、小型車「TERIOS」(テリオス)を生産

2015年5月からは中国の自動車メーカー、中国天津一汽夏利へトランスミッションの供給も開始するなど中国ビジネスも進めています。

部門構成・部門ごとの方針

2014年2月に、調達から生産まで一貫したものづくりを行う体制を整えるため、調達本部と生産本部を統合し、生産調達本部として再編しました。
また、海外事業強化のため、海外本部内に海外生産部を新設したほか、調達本部内のアジア調達部を海外本部に移管し、名称をグローバル調達部に変更しました。

会社概要

社名 ダイハツ工業株式会社
設立年 1907年3月
本社所在地 〒563-8651 大阪府池田市ダイハツ町1番1号
市場名 東証一部
代表取締役 三井正則
社債格付け A+
資本金 28,400百万円

組織構成や技術開発状況など、ネットに掲載されていない情報 が聞ける。転職についても相談できる。

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拠点一覧

ダイハツ工業の拠点(研究開発・テストセンター含む)

国内拠点一覧
  • 本社(池田)工場(大阪府池田市)
  • 京都工場(京都府乙訓郡)
  • 滋賀(竜王)工場(滋賀県蒲生郡)
  • ダイハツ九州㈱
  • 大分(中津)工場ほか(大分県中津市)
  • ダイハツ東京販売㈱(東京都中央区)ほか
海外拠点一覧
  • アストラ・ダイハツ・モーター㈱(インドネシア ジャカルタ)

関係会社一覧

ダイハツ工業の関係会社一覧

  • ダイハツ九州㈱
  • プロドゥア・オート・コーポレーション㈱
  • プロドゥア・マニュファクチャリング㈱
  • プロドゥア・グローバル・マニュファクチャリング㈱
  • ナショナル・エンジン・マニュファクチャリング㈱
  • アストラ・ダイハツ・モーター㈱
  • ㈱ダイハツメタル
  • ダイハツ信販㈱
  • ダイハツ輸送㈱

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