NTN

NTNの企業情報

NTNは、自動車向けハブベアリング、等速ジョイント、深溝玉軸受などを手掛ける部品メーカーです。自動車向けハブベアリングは世界トップ、等速ジョイントは世界2位のシェアを誇ります。2018年3月に創業100周年を迎えました。

「自動車事業」のほか、建築機械や航空機、風力発電機など軸受の開発・販売を行う「産業機械事業」と、一般機械の補修用軸受や自動車補修部品の開発・販売を行う「補修・市販事業」を展開。売上高の約7割を自動車事業が占めています。

年収情報

平均年収714万円自動車業界内の年収順位 37236

年収推移

  • 700.6万円

2016年度

  • 697.1万円

2017年度

  • 714.6万円

2018年度

自動車業界の平均年収 618万円
推定生涯賃金 2億3648万円

年齢別年収シミュレーション

  • 456万円

25歳

  • 545万円

30歳

  • 633万円

35歳

  • 714万円

40歳

  • 736万円

45歳

  • 721万円

50歳

平均年齢 41歳
平均勤続年数 19年

売上等の推移(直近3年間)

売上高推移

連結
  • 683,328百万円

2016年度

  • 744,372百万円

2017年度

  • 733,569百万円

2018年度

単独
  • 318,561百万円

2016年度

  • 342,446百万円

2017年度

  • 347,154百万円

2018年度

経常利益推移

連結
  • 29,604百万円

2016年度

  • 31,250百万円

2017年度

  • 22,231百万円

2018年度

単独
  • -2,522百万円

2016年度

  • 7,965百万円

2017年度

  • 3,801百万円

2018年度

従業員数推移

連結
単独

事業戦略

事業方針

NTNは、中期経営計画「DRIVE NTN100」で、10年後に1兆円企業になること目標に掲げており、2021年3月期に売上高8000億円(営業利益570億円)を目指しています。

自動車事業では、2021年3月期に売上高5500億円を目標にしており、▽ハブベアリングやドライブシャフトの基盤技術の強化▽電気自動車(EV)や自動運転といった新領域への展開――を図る方針です。EV関連事業では、2025年に300億円の売上高を目指しています。
国内では高付加価値化製品の開発・生産に集中し、海外ではアセアンやインドなど成長地域への積極的な投資を行います。

他社との提携状況

NTNは2018年4月に、中国の長春富晟汽車創新技術(FSAT) とインホイールモーター駆動システムのライセンス契約を締結しました。FSATの「軽量化新エネ車」に、NTNが開発したインホイールモーター駆動システムと車両運動制御技術を搭載。すでに量産が始まっており、2023年にはライセンス料として約70億円の収入を見込んでいます。

2019年5月には、PT. Inti Ganda Perdana(アストラグループ)と前輪駆動(FF)車向け等速ジョイントを製造する合弁会社をインドネシアに設立。車軸懸架方式の後輪駆動(FR)車からのシフトが加速するFF車に必要不可欠な等速ジョイントの供給を拡大しています。

注力分野

EV関連事業を確立したいNTNは、EVや自動運転に対応した高付加価値商品の開発を加速させています。

最近では、世界トップのシェアを誇るベアリングで電動自動車向けの新製品を開発。業界で初めてハブベアリングと小型モーターを一体化した「eHUB」は、非駆動輪に搭載することで発進時や加速時にモーターをアシストするシステムです。減速時にはエネルギーを電力に変換。48Vマイルドハイブリッドシステムに採用すると、従来のエンジン車に比べ最大25%燃費を向上させます。
2018年5月には、ステアリングの補助機能を持つハブベアリング「sHUB」を開発。車速やハンドルの角度で走行状態を判断し、車輪をすばやく適正な角度に動かして安定性を向上させます。車両の前輪転舵・懸架装置に取り付け可能な製品で、将来的には自動運転技術への応用も期待されています。

製品開発では、研究機関と協力して開発を進めています。2017年6月に、大阪大大学院内に「NTN次世代協働研究所」を開設。大阪大のAIの研究実績をもとにEVに関する研究を行っています。「sHUB」の車両制御技術は、神奈川工業大と共同研究したものです。
EV向け高付加価値製品の生産も強化しており、2018年3月には、和歌山県橋本市に生産拠点を設立すると発表。同拠点では、他拠点で行っていたラジアル軸受の生産を再編成するとともに、高付加価値商品の生産を集約します。

技術動向

NTNは、低燃費や高効率を実現する、高付加価値なハブベアリングやドライブシャフトの開発に力を入れています。

小型モーター一体型システム「eHUB」や、ステアリングの補助機能を持つ「sHUB」に加え、従来品に比べ回転フリクションを62%低減した「低フリクションハブベアリングⅢ」を2019年5月に開発。車両輸送時に発生する微動摩耗に対応し、長寿命や耐フレッティング性も向上しました。
2018年5月に開発した超高角高効率固定式等速ジョイント「CFJ-W」は、前輪用ドライブシャフトとしては世界最高となる角度55度を実現。SUVや4WD車への適用を想定しています。

グローバル展開

NTNの海外拠点は61ヶ所。米州に17ヶ所、欧州に16ヶ所、アジアその他に28ヶ所あります。2019年3月期の地域別売上高は、米州が2015億円、欧州が1678億円、アジアその他が1570億円です。

2017年3月に、高雄工業と高周波熱錬との合弁会社「NTA PRECISION AXLE」の第2工場を、米インディアナ州にある完成品工場NTN DRIVESHAFT ANDERSONの西側に建設。同拠点ではドライブシャフト用部品の加工を行います。2018年8月には、自動車向け軸受の製造・販売を行う「NTNドイツ製造」の子会社が、海外初となる工作機械向け精密軸受の量産を開始しました。

NTNの報道ニュース一覧

会社概要

社名 NTN株式会社
設立年 1918年
本社所在地 〒550-0003 大阪府大阪市西区京町堀1丁目3番17号
市場名 東証一部
代表取締役 大久保 博司
社債格付け A-
資本金 54,346百万円

組織構成や技術開発状況など、ネットに掲載されていない情報 が聞ける。転職についても相談できる。

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拠点一覧

NTNの拠点(研究開発・テストセンター含む)

国内拠点一覧
  • 桑名製作所(三重県桑名市)
  • 磐田製作所(静岡県磐田市)
  • 岡山製作所(岡山県備前市)
  • 長野製作所(長野県箕輪町)
  • 本社他(大阪市西区他)
海外拠点一覧
  • NTN DRIVESHAFT,Inc.(Columbus,IN,U.S.A.)
  • AMERICAN NTN BEARING,MFG.CORP.(Elgin IL U.S.A.)
  • NTN-BOWER CORP.(Macomb IL U.S.A.)
  • NTN-SNR ROULEMENTS(Annecy France)
  • NTN-SNR RULMENTI(Sibiu Romania)
  • SNR CEVENNES(Saint Privat des Vieux France)
  • NTN TRANSMISSIONS EUROPE(Allonnes France)
  • NTN Kugellagerfabrik(Deutschland)G.m.b.H.(Mettmann F.R.Germany)
  • NTN MANUFACTURING(THAILAND)CO.,Ltd.(Pluakdaeng Thailand)
  • NTN NEI Manufacturing India Private LTD.(Rewari India)
  • 南京恩梯恩精密機電有限公司(中華人民共和国江蘇省南京市)
  • 上海恩梯恩精密機電有限公司(中華人民共和国上海市)
  • 廣州恩梯恩裕隆傳動系統有限公司(中華人民共和国廣東省廣州市)
  • 恩梯恩LYC(洛陽)精密軸承有限公司(中華人民共和国河南省洛陽市)

関係会社一覧

NTNの関係会社一覧

  • NTN USA CORP.
  • NTN DRIVESHAFT,Inc.
  • NTN-BOWER CORP.
  • NTN Walzlager(Europa) G.m.b.H.
  • NTN-SNR ROULEMENTS(以下 NTN-SNR)
  • NTN TRANSMISSIONS EUROPE
  • NTN NEI Manufacturing India Private LTD.
  • 恩梯恩(中国)投資有限公司
  • 南京恩梯恩精密機電有限公司
  • 上海恩梯恩精密機電有限公司
  • 恩梯恩LYC(洛陽)精密軸承有限公司

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