エイチワン

エイチワンの企業情報

エイチワンは、日本に本社を置く大手車体骨格部品メーカーです。
フロントバルクヘッドコンプ、フロアートンネルスチフナー、ピラー、リアホイールハウス、ドアビーム、リアフレームなどの自動車骨格部品を主要製品としています。
ほかにも、燃料電池スタックの金属セパレーターなどを手がけています。

また、筆頭株主であるホンダとの取引が大半を占めており、ホンダ向けフレーム部品におけるエイチワンの供給シェアは約50%です。

1939年、エイチワンの前身である平田工業が設立。当時は金属プレス製品を生産していました。

1984年、アメリカのKTH Parts Industries Inc. 設立に資本参加。
1990年以降もタイ、カナダ、イギリス、中国などの企業に資本参加し、海外企業との業務提携を推進。

2006年、エイチワンに社名を変更。

2010年、タイに自動車部品の製造・販売を行う新会社、H-ONE Parts Sriracha Co., Ltd.を設立。

2012年、ジーテクトとの共同出資でメキシコにG-One Auto Parts De Mexico, S.A. De C.V.を設立。

2013年、虹技とPT. Roda Prima Lancarとの共同出資で、インドネシアにPT. H-One Kogi Prima Auto Technologies Indonesiaを設立。

2015年には、Hirata Yachiyo Leasing Limitedの保有株式すべてをUYT Limitedに譲渡しています。

2016年3月末時点では、連結子会社11社、持分法適用会社3社でグループを構成しており、7,160人の従業員を抱えています。

年収情報

平均年収674万円自動車業界内の年収順位 1395

年収推移

  • 652.1万円

2016年度

  • 671.9万円

2017年度

  • 674.6万円

2018年度

自動車業界の平均年収 618万円
推定生涯賃金 2億2314万円

年齢別年収シミュレーション

  • 430万円

25歳

  • 514万円

30歳

  • 597万円

35歳

  • 674万円

40歳

  • 695万円

45歳

  • 681万円

50歳

平均年齢 42.2歳
平均勤続年数 19.1年

売上等の推移(直近3年間)

売上高推移

連結
  • 182,737百万円

2016年度

  • 201,000百万円

2017年度

  • 196,718百万円

2018年度

単独
  • 49,111百万円

2016年度

  • 52,823百万円

2017年度

  • 55,713百万円

2018年度

経常利益推移

連結
  • 7,550百万円

2016年度

  • 7,676百万円

2017年度

  • 4,789百万円

2018年度

単独
  • 3,365百万円

2016年度

  • 3,850百万円

2017年度

  • 3,627百万円

2018年度

  • ※米国SEC基準会社・国際会計基準会社は、経常利益に当たるものがないため、税前利益を経常利益とみなします。

従業員数推移

連結
単独

2015年度における売上高は、主要取引先向けの自動車フレームの生産量が増加したことや為替相場が円安だったことなどが影響し、2,002億2,400万円で前年度比9.4%増となりました。
また、税引前利益は43億7,700万円で、当期純利益は23億8,300万円(前年度は11億1,600万円の当期純損失)となりました。

地域別の売上高は、

  • 日本が335億1,200万円で前年度比13.6%減
  • 欧州・北米が999億400万円で前年度比16.4%増
  • 中国が390億2,000万円で前年度比20.7%増
  • アジア・大洋州が277億8,600万円で6.7%増

となりました。

なお、2017年3月期までの第4次中期経営計画の具体的な数値目標として、売上高2,000億円以上、経常利益率4.5%の達成を目指しています。

事業戦略

事業方針

エイチワンは、2020年を最終年とする長期ビジョン「Dream20」を策定しています。
H-oneブランドの確立に向けて、「良い商品で、世界中のお客様と信頼を築き、社会の期待に素早く応えられる企業となる」をスローガンに、「人」「技」「物」を柱とした3つの目標を掲げています。


  • 世界一の情熱、夢、志があり信頼できる人を造る。

  • 世界一の品質力、技術力、生産力、営業力、調達力、管理力を保持する。

  • 世界一をめざした高品質、軽量、高剛性、高耐久な商品を持つ。

また、長期ビジョン「Dream20」を実現するために、2017年3月期までを対象とした「第4次中期経営計画」を策定しています。
「全世界の競合他社を凌駕する競争力と技術力で、お客様ニーズに最大限お応えする」を方針に設定し、下記に取り組むとしています。

  • 量と質に追随した生産体制の確立
  • お客様ニーズにお応えする開発技術力の強化
  • 個の能力最大化、機能の連鎖による企業力の向上

なお、2017年3月期の具体的な数値目標としては、売上高2,000億円以上、経常利益率4.5%の達成を目指しています。

エイチワンのM&Aに関する動向は以下のとおりです。

  • 2013年4月、ジーテクトとの折半出資によって設立した合弁会社、PT. Auto-Body Manufacturing Indonesiaの保有株式すべてをジーテクトに売却すると発表。
    当初の発表によれば、ジーテクトとの合弁を発展的に解消する方針としていた。
  • 2015年6月、持分適用会社であるイギリスのUYT Ltd.が、2015年6月15日付けで同社の全事業をイギリスの自動車部品メーカーであるN Press Assembly Limitedへ譲渡すると発表。
    当初の発表によれば、UYT Ltd.の譲渡に伴い八千代工業との折半出資で設立したHirata Yachiyo Leasing Limitedの全株式をUYT Ltd.へ売却するとしていた。
    UYT Ltd.はエイチワンと八千代工業が35%ずつ出資して設立していた。

技術動向

エイチワンは、卓越した技術と製品の開発を目指し、グローバル展開を視野に入れて研究開発活動を行っています。
機種開発センター、機種開発センター鳥山、開発技術センター、KTH Parts Industries Inc.を中心に、ホンダグループをはじめとする多くの研究開発機関と協力して研究開発活動を実施しています。

日本国内での課題として、以下の研究開発活動に取り組んでいます。

  • 溶接接合加工工法技術の開発
  • 高強度材料、軽量化材料のプレス加工工法技術の開発
  • 外板部品プレスの加工工法技術の確立
  • 厚板精密プレス加工方法と組付加工技術との複合による機能部品の開発
  • 材料の硬度化技術の開発
  • CAD(Computer Aided Design,コンピュータ支援設計)、CAM(Computer Aided Manufacturing,コンピュータ支援製造)、CAE(Computer Aided Engineering)の技術革新に合わせたシステム開発および技術者養成
  • 精密金属部品のプレス加工工法技術の確立

グローバル展開

2016年3月末時点で、エイチワンはアメリカ、カナダ、メキシコ、中国、タイ、インド、インドネシアの7ヶ国に13ヶ所の拠点を有しています。

○海外における取り組み

■メキシコでの取り組み
  • 2012年4月、メキシコのグアナファト州に設立する合弁会社の名称をG-One Auto Parts de Mexico, S.A. de C.V.に決定したと発表。
    同社はジーテクトとの折半出資で設立する合弁会社で、自動車用部品の製造・販売を行う。資本金は約2,000万ドル(約15億3,000万円)。
    当初の発表によれば、2014年1月の稼働を予定し、2015年の売上高を約6,600万ドル(約50億6,000万円)と見込んでいた。
    2015年5月には、3,000万ドル(約36億円)の増資を行い、エイチワンとジーテクトが50%ずつ引き受けることで合意したと発表。増資後の資本金は6,000万ドル(約72億円)。
■インドネシアでの取り組み
  • 2012年11月、インドネシアの西ジャワ州にジーテクトと折半出資で共同出資会社を設立すると発表。資本金は約6億円。
    当初の発表によれば、2013年8月に稼働予定で、ホンダの事業拡大に伴い生産拠点を強化する計画としていた。
■タイでの取り組み
  • 2013年7月、タイの生産拠点で溶接ラインに作業用ロボットを導入し、自動化率を高めると一部で報道。
    人件費を抑えながら生産性を高める方針で、当初の報道によれば2014年に116台の溶接ロボットを導入する計画としていた。
  • 2014年1月、タイの工場の生産能力を増強すると一部で報道。
    当初の報道によれば、2014年度中に新工場を建設し、同年度中に溶接ラインを稼働する予定としていた。また、2015年にはプレス機も増設する計画で、生産能力を2013年の1.5倍まで引き上げるとしていた。
■中国での取り組み
  • 2013年12月、中国の子会社の工場を拡張しプレス能力を強化すると一部で報道。
    当初の報道によれば、約27億円を投資し、大型トランスファープレスなどのプレス機3台を導入する計画としていた。

会社概要

社名 株式会社エイチワン
設立年 1939年年4月23日
本社所在地 〒330-0854 埼玉県さいたま市大宮区桜木町1-11-5 KSビル 7F
市場名 東証一部
代表取締役 金田 敦
資本金 4,367百万円

組織構成や技術開発状況など、ネットに掲載されていない情報 が聞ける。転職についても相談できる。

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拠点一覧

エイチワンの拠点(研究開発・テストセンター含む)

国内拠点一覧
  • 亀山製作所(三重県亀山市)
  • 前橋製作所(群馬県前橋市)
  • 郡山製作所(福島県郡山市)
  • 開発技術センター(福島県郡山市)
海外拠点一覧
  • ケー・ティ・エイチ・パーツインダストリーズ・インコーポレーテッド
  • カライダ・マニュファクチャリング・インコーポレーテッド
  • ケー・ティ・エイチ・リーズバーグ・プロダクツ・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー
  • ケー・ティ・エイチ・シェルバーン・マニュファクチャリング・インコーポレーテッド
  • 広州愛機汽車配件有限公司
  • 清遠愛機汽車配件有限公司
  • 武漢愛機汽車配件有限公司
  • エイチワン・パーツ(タイランド)カンパニー・リミテッド
  • エイチワン・パーツ・シラチャ・カンパニー・リミテッド
  • エイチワン・インディア・プライベート・リミテッド
  • ピー・ティ・エイチワン・コウギ・プリマ・オート・テクノロジーズ・インドネシア

関係会社一覧

エイチワンの関係会社一覧

  • ケー・ティ・エイチ・パーツインダストリーズ・インコーポレーテッド
  • カライダ・マニュファクチャリング・インコーポレーテッド
  • ケー・ティ・エイチ・リーズバーグ・プロダクツ・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー
  • ケー・ティ・エイチ・シェルバーン・マニュファクチャリング・インコーポレーテッド
  • 広州愛機汽車配件有限公司
  • 清遠愛機汽車配件有限公司
  • 武漢愛機汽車配件有限公司
  • エイチワン・パーツ(タイランド)カンパニー・リミテッド
  • エイチワン・パーツ・シラチャ・カンパニー・リミテッド
  • エイチワン・インディア・プライベート・リミテッド
  • ピー・ティ・エイチワン・コウギ・プリマ・オート・テクノロジーズ・インドネシア

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