トヨタ紡織

トヨタ紡織の企業情報

トヨタ紡織は、トヨタグループに属する大手内装部品サプライヤーです。
内装部品分野では売上高国内トップ。主力の自動車用シートは国内シェア30%を誇ります。シートのほかには、ドアトリムなどの外装品、HEV用モーターコアやFCスタック用セパレーターなど次世代自動車分野のユニット部品を取り扱っています。

年収情報

平均年収717万円自動車業界内の年収順位 10101

年収推移

  • 663.2万円

2016年度

  • 691.7万円

2017年度

  • 717.9万円

2018年度

自動車業界の平均年収 618万円
推定生涯賃金 2億6796万円

年齢別年収シミュレーション

  • 517万円

25歳

  • 617万円

30歳

  • 717万円

35歳

  • 809万円

40歳

  • 834万円

45歳

  • 818万円

50歳

平均年齢 38.9歳
平均勤続年数 15.7年

売上等の推移(直近3年間)

売上高推移

連結
  • 1,357,913百万円

2016年度

  • 1,399,530百万円

2017年度

  • 1,417,376百万円

2018年度

単独
  • 684,444百万円

2016年度

  • 721,798百万円

2017年度

  • 756,311百万円

2018年度

経常利益推移

連結
  • 77,224百万円

2016年度

  • 72,879百万円

2017年度

  • 61,489百万円

2018年度

単独
  • 31,347百万円

2016年度

  • 29,600百万円

2017年度

  • 14,312百万円

2018年度

  • ※米国SEC基準会社・国際会計基準会社は、経常利益に当たるものがないため、税前利益を経常利益とみなします。

従業員数推移

連結
単独

事業戦略

事業方針

2020年度を最終年度とする中期経営計画では、「売上高1兆4,000億円、営業利益700億円」を目標に掲げており、安定的に営業利益率5%以上を確保できる体制の構築を進めています。
2025年度には、既存コア事業である「シート事業」「内外装事業」「ユニット部品事業」で営業利益900~1000億円、「新事業」で100~200億円、合わせて営業利益1000~1100億円(営業利益率6~7%)を目指しています。新事業を担当する「新事業推進本部」では、インド・ASEANなどの新興国で、小型車をメインターゲットとした製品の開発・販売を推進。ほかにも、航空機向けシート事業や繊維事業の拡大にも取り組んでいきます。

他社との提携状況

シートベルトやエアバッグなどの機能を合わせ持つ次世代自動車用シートの開発を豊田合成、東海理化と3社合同で進めており、2020年の実用化を目指しています。このシートの開発には、電子制御ユニットでデンソー、体重センサーでアイシン精機が協力しています。

2018年には、サンバイザーで国内シェアの約8割を占める共和産業に出資。内装部品の品質向上や原価低減を通じて、競争力を強化します。

注力分野

トヨタ紡織は、自動車産業のトレンドであるCASEがより身近になる2030年には、自動車の車内は「運動から開放された変幻自在空間」になるとみています。そうした状況に対応するため、主要製品であるシート・内外装・ユニットの技術を強化するだけではなく、空調・電子制御・インパネ・HMI・カメラとセンサーなどに強みを持つ他社と連携し、新たな内装空間の開発を進めています。

2019年1月に米ラスベガスで行われた展示会「CES2019」には、自動運転レベル4(高速道路などに限って、全ての操作をシステムが行う)を想定した車室空間モデル「AceS」を出展。この車室空間モデルには、「体格姿勢検知シート自動調節システム」「包み込みパーソナル空調システム」「覚醒維持システム」「動的快適システム」の4つのシステムを搭載しており、シートの角度や空調温度を自動で調整したり、振動や音楽によってドライバーの覚醒を維持したりすることが可能となっています。

快適性については、大学などの機関とも研究・開発で協力。金沢大学とは、2018年まで8年間、エンジン用エアフィルターの共同開発を行ってきました。2018年からの3年間は、次世代自動車の内装空間に関する研究を共同で進めます。また、2019年3月には、金型技術開発の最先端研究を行う岩手大学と提携しました。

技術動向

内装の分野では、「高耐衝撃軽量発泡ドアトリム」が、自動車技術会主催の第69回自動車技術会賞を受賞。この製品は、世界最高水準の耐衝撃性能を持つ樹脂素材「高耐衝撃プラスチック」を活用し、発泡成形技術を使って高い衝撃性能を維持しながら、従来の製品の約20%の軽量化を可能にしました。2018年に発売されたトヨタ「クラウン」に採用されています。
ユニット部品の分野では2018年に、トヨタ紡織が強みとしている微細繊維技術と精密プレス加工技術を応用した「リチウムイオン二次電池」を開発。2020年代の早い時期に、スーパーカーメーカーに提供することを目標にしています。

シートや内装の製作技術は、自動車だけでなく航空機用・鉄道用にも応用されています。2019年5月には全日本空輸と新たな航空機用シートを共同開発。2019年秋から計19機に導入される予定です。2019年3月からは、上越新幹線のグランクラスにもトヨタ紡織のシートが採用されています。
フィルターやセパレーターなどの開発で培ったろ過技術を応用し、工場内の成形金型・冷却塔用の循環水浄化システム「Weets」も開発。自社工場の13拠点ですでに導入しており、外部への販売も視野に入れています。

グローバル展開

売り上げに占める海外の割合は49%で、2019年度の売り上げは「アジア・オセアニア」と「中国」が合わせて3290億円、「米州」が2620億円、「欧州・アフリカ」が979億円となっています。

今後は、主力製品である自動車用シートの生産効率化するため、骨格やレールといった主要な構成部品を1ヶ所で製造する「集中生産方式」を取り入れていきます。地域ごとに拠点を決めて生産を集約し、そこから完成車メーカー近隣のシートの組立拠点に供給していく予定です。
2018年4月には、連結孫会社の川島織物(上海)が江蘇省塩城市にシートの製造販売を行う完全子会社を設立しました。さらに19年4月には、デルタ工業と東洋シートと3社で米アラバマ州に新たな生産会社を設立。21年に事業開始予定のマツダ・トヨタ・マニュファクチャリング・USA(トヨタとマツダの合弁会社)に、自動車シートシステムを供給します。

インドやASEANでも、受注拡大を狙って販売活動を積極的に進めていきます。2019年5月には、インドのハリヤナ州に新たな事務所を開設し、新興国小型車事業の営業活動を強化しました。カルナータカ州にあるシートや内装品などの製造・販売と担当するトヨタ紡織オートモーティブインディアと協力しながら、さらなる事業拡大を目指します。

トヨタ紡織の報道ニュース一覧

会社概要

社名 トヨタ紡織株式会社
設立年 1950年5月15日
本社所在地 〒448-8651 愛知県刈谷市豊田町1-1
市場名 東証一部,名証一部
代表取締役 沼 毅
資本金 8,400百万円

組織構成や技術開発状況など、ネットに掲載されていない情報 が聞ける。転職についても相談できる。

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拠点一覧

トヨタ紡織の拠点(研究開発・テストセンター含む)

国内拠点一覧
  • 猿投工場(愛知県豊田市)
  • グローバル本社・刈谷工場(愛知県刈谷市)
  • 豊橋北工場(愛知県豊橋市)
  • 大口工場(愛知県丹羽郡,大口町)
  • 高岡工場(愛知県豊田市)
  • 豊橋南工場(愛知県豊橋市)
  • 岐阜工場(岐阜県岐阜市)
  • 富士裾野工場(静岡県裾野市)
  • 藤岡工場(愛知県豊田市)
  • 多治見技術
  • センター(岐阜県多治見市)
  • 堤工場(愛知県豊田市)
海外拠点一覧
  • TBDNテネシー(パ)
  • トヨタ紡織アメリカ㈱
  • トヨタ紡織ケンタッキーLLC.
  • トヨタ紡織カナダ㈱
  • トヨタ紡織ミシシッピLLC.
  • トヨタ紡織インディアナLLC.
  • オートモーティブテクノロジーシステムズLLC.
  • 成都豊田紡汽車部件㈲
  • 天津英泰汽車飾件㈲
  • 広州桜泰汽車飾件㈲
  • 豊愛(広州)汽車座椅部件㈲
  • 佛山豊田紡織汽車零部件㈲
  • 天津豊愛汽車座椅部件㈲
  • ㈱トヨタ紡織インドネシア
  • STBテキスタイルズ インダストリー㈱
  • トヨタ紡織ゲートウェイ(タイランド)㈱
  • トヨタ紡織アジア㈱
  • トヨタ紡織サイアムメタル㈱
  • トヨタ紡織オーストラリア㈱
  • トヨタ紡織ハイフォン㈲
  • トヨタ紡織トルコ㈱
  • トヨタ紡織南アフリカ㈱
  • トヨタ紡織ソマン㈱

関係会社一覧

トヨタ紡織の関係会社一覧

  • トヨタ紡織東北㈱
  • トヨタ紡織九州㈱

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