セントラル硝子
セントラル硝子の企業情報
セントラル硝子は、ガラス製品や化学製品を製造している日本の企業です。
自動車用ガラスをはじめ、建築・住宅用ガラス、情報・電子産業ガラスなどを手がけています。
1936年に設立された宇部曹達工業が現在のセントラル硝子の前身です。ソーダ製品の生産・販売を目的に設立されました。
1958年、子会社のセントラル硝子を設立し、ガラス事業に進出。
1963年には宇部曹達工業が当時のセントラル硝子を吸収合併し、現在のセントラル硝子に商号を変更しました。
1987年、台湾の自動車部品メーカーの裕盛工業股份有限公司に資本参加。
1989年、アメリカに設立したCentral Glass America, Inc.を通じ、フォード・モーター(Ford Motor Company)グループとの合弁で、自動車用ガラスを製造・販売するCarlex Glass Companyを設立しました(1995年にフォード・モーターとの合弁を解消)。
1995年、薄板ガラスを切断・加工する台湾信徳股玻璃股份有限公司を台湾に設立。
1999年には自動車用グラスモジュールを製造・加工・販売する子会社、セントラルグラスモジュールを設立しました。
2002年、フランスのサンゴバン(Saint Gobain)グループと自動車用ガラス事業について提携することで合意し、自動車用ガラスの共同販売会社、セントラル・サンゴバンを設立。
2011年、アメリカのZeledyne LLC.の一部資産と事業を買収し、フロートガラスの製造と自動車向け加工ガラスの製造・販売を行うCarlex Glass America, LLCを設立。
2014年には電子材料用ガラスを加工・販売する信徳(張家港)光電科技有限公司を中国に、リチウムイオン電池用電解液の製造・販売と技術サービスの提供を行うジェイセルを韓国に設立。
同年、ガーディアン(Guardian Industries Corp.)の子会社2社を買収し、自動車用ガラスを製造・販売するCarlex Glass of Indiana, Inc.とCarlex Glass Luxembourg S.A.を設立しました。
2016年3月末時点では、子会社41社、関連会社18社でグループを構成しており、7,052人の従業員を抱えています。
事業体制は、以下2つのセグメントで構成されています。
・ガラス事業
・化成品事業
現在は、自動車向けスーパーUVカットガラスやヘッドアップディスプレイ用ガラスなど、高付加価値ガラスの開発・販路拡大に注力しています。
年収情報
平均年収634万円 / 自動車業界内の年収順位 121/227位
年収推移
自動車業界の平均年収 | 618万円 |
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推定生涯賃金 | 2億3683万円 |
年齢別年収シミュレーション
平均年齢 | 36.7歳 |
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平均勤続年数 | 14.5年 |
売上等の推移(直近3年間)
売上高推移
経常利益推移
従業員数推移
2015年度における売上高は、2,353億6,100万円で前年度比18.3%増となりました。
また、経常利益は146億1,500万円で前年度比2.1%増、当期純利益は100億4,700万円で前年度比3.3%減となりました。
セグメント別の売上高は、
- ガラス事業が1,530億200万円で前年度比37.6%増
- 化成品事業が823億5,800万円で前年度比6.2%減
となりました。
なお、セントラル硝子は中期経営計画において、2018年度に下記の経営目標の達成を目指しています。
- 売上高3,000億円
- 営業利益200億円
- ROE(自己資本利益率)8%
- 株主総還元性向30%台
事業戦略
事業方針
2014年度、セントラル硝子は2018年度を目標年度とする5ヶ年の中期経営計画を策定。
「環境・エネルギー」「快適な生活」「ライフサイエンス」を成長分野として、下記4つを基本戦略として掲げています。
- 成長事業への積極的な投資による収益拡大
- ベース事業の構造改革の推進
- 積極的な海外展開とグループ経営の基盤強化
- 10年先をも睨んだ研究開発体制の強化
なお、2018年度の経営目標として、下記を設定しています。
- 売上高3,000億円
- 営業利益200億円
- ROE(自己資本利益率)8%
- 株主総還元性向30%台
セントラル硝子のM&Aや他社との提携に関する動向は以下のとおりです。
- 2014年11月、海外市場における販路の拡大を目的とし、ガラス製品などを製造・販売しているアメリカのガーディアン(Guardian Industries Corp.)の子会社2社の全株式を取得。
買収したGuardian Automotive ProductsはCarlex Glass of Indiana, Inc.に、Guardian Automotive-EはCarlex Glass Luxembourg S.A.に、それぞれ社名を変更した。
注力分野
セントラル硝子は高付加価値ガラス事業に注力しており、下記のような取り組みを実施しています。
- 自動車向けスーパーUVカットガラスを開発。これまでのUVカットガラスの紫外線透過率は11.1%以下だったが、セントラル硝子が開発したものは1%以下。
- ヘッドアップディスプレイ(HUD:Head-Up Display)用のガラスを開発。欧米市場で販路を拡大させたい考え。
技術動向
自動車関連では、撥水・滑水性能、防曇性能、電波透過型IR遮蔽性能、高性能紫外線遮断性能など、各種車両用ガラスの開発に取り組んでいます。
なお、2014年度に策定した中期経営計画では、研究開発計画として下記の目標を掲げています。
- 2018年度売上高研究開発費比率3%
- 従来の商品・技術開発に加え、生産技術(※1)開発にも注力
- コーポレート型R&D体制未来ファンド(※2)の拡大
※1 研究所で開発された製品を量産化させるための技術。自動車用ガラス分野では、成形技術改善や機能性向上に注力している。
※2 10年後の事業基盤拡充に資する調査・研究開発枠。広がりのある新規事業分野への展開を目指している。
グローバル展開
2016年3月末時点で、セントラル硝子は世界各地域に23ヶ所の拠点を有しています。
○海外における取り組み
■韓国での取り組み
- 2014年4月、有機溶媒精製メーカーの載元産業と、リチウムイオン電池用電解液を製造する合弁会社、ジョイセル(JCEL Co., Ltd.)を設立。資本金は115億ウォンで、セントラル硝子の出資比率は65%。
同合弁会社の年間生産能力は12,000トンで、セントラル硝子グループの日本国内拠点と合わせると20,000トンとなる。
■インドネシアでの取り組み
- 2014年9月、フランスのサンゴバン(Saint Gobain)との合弁で、自動車用ガラスの製造・販売を行うPT Central Saint-Gobain Sekurit Indonesia(仮称)をジャカルタ東部に設立すると発表。セントラル硝子の出資比率は50%。
当初の計画によれば、同合弁会社の2016年における年間生産能力は50万台分。
■中国での取り組み
- 2015年3月、上海康鵬化学有限公司との合弁会社である浙江中硝康鵬化学有限公司の敷地内に、リチウムイオン電池用電解液の製造プラントを建設すると発表。
当初の発表によれば、同プラントは2015年秋に完工し、2016年初頭から量産を開始。年間生産能力は3,000トンとし、市場動向次第で9,000トンまで拡大できる敷地を準備するとしていた。
部門構成・部門ごとの方針
事業体制は、以下2つのセグメントで構成されています。
- ガラス事業
- 化成品事業
上記のうち、ガラス事業は下記のように細分化されています。
- 自動車用ガラス事業
- 建築用ガラス事業
- 電子材料用ガラス事業
また、化成品事業は下記のように細分化されています。
- 化学品事業
- 肥料事業
- ファインケミカル事業
- ガラス繊維事業
会社概要
拠点一覧
セントラル硝子の拠点(研究開発・テストセンター含む)
国内拠点一覧 |
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海外拠点一覧 |
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関係会社一覧
セントラル硝子の関係会社一覧
- セントラル・サンゴバン㈱
- セントラル硝子販売㈱
- セントラルガラスヨーロッパ Ltd.
- カーレックスガラスアメリカ,LLC
- カーレックスガラスルクセンブルク S.A.
他の完成車メーカー・部品メーカー情報
外資系自動車部品メーカー
- アメリカン・アクスル&マニュファクチャリング
- イリノイ・ツール・ワークス
- インフィニオンテクノロジーズ
- ヴァレオ
- 濰柴動力股份
- エバースペッシャー
- MRF
- マザーソン・スミ・システムズ
- オートリブ
- クーパー・スタンダード・ホールディングス
- クーパー・タイヤ・アンド・ラバー
- クノールブレムゼ
- クムホタイヤ
- グルーポアントリン
- ラインメタル・オートモーティブ
- コンチネンタル・オートモーティブ
- CIEオートモーティブ
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- ジョンソン・マッセイ
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- イートン
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- ハリタ・シーティング・システムズ
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