イノアック

イノアックの企業情報

イノアックコーポレーションは、ウレタンやゴム、プラスチック、複合材をベースとした材料開発と製品化によって、自動車部品、二輪車部品、情報・IT機器関連製品、住宅資材、コスメ用品などを手がけている日本のメーカーです。

自動車関連では、四輪車では内外装部品、シート部品、モール部品、機能部品を、二輪車ではタイヤチューブを扱っており、売上高全体の60%を自動車関連が占めています。

1926年創業の井上護謨製造所が、現在のイノアックコーポレーションの前身です。当時は自転車用のタイヤやチューブを製造していました。

1980年、井上ゴムとエム・テー・ピー化成を統合し、井上エムテーピーを設立。
同年、トータルブランドの「INOAC」が誕生。
また、Jim Walter Inc.との合弁で井上セロテックスを設立。
1988年にはドイツのBenecke-Kaiko Groupとの技術提携で、ベネランシートを国産化。

1990年、社名を現在のイノアックコーポレーションに変更。
1998年、カナダのWoodbridge Foam Corporationとの合弁で、自動車用クッションを製造するIWフォームコーポレーションを設立しました。

2001年、ベルギーのRecticel N.V./S.A.との合弁で、自動車用内装部品を製造するイノレックジャパンを設立。

2004年には、自動車部品を販売する天津井上高分子材料制品有限公司(Tianjin Inoac Polymer Co., Ltd.)を中国に設立したほか、自動車樹脂部品を製造するInoac Automotive(Thailand)Co., Ltd.をタイに設立しました。

2007年、カナダのWoodbridge Foam Corporationと、自動車シートクッション用のウレタンフォーム事業に関する合弁契約を締結。

2011年、自動車向けスポイラー事業の強化を目的とし、北米のInoac Exterior Products LLCを100%子会社化。
2012年、カナダとアメリカに自動車外装部品を手がけるABC Inoac Exterior Systemsを設立しました。

2015年末時点では、世界14の国と地域に拠点を有しており、1,752人の従業員を抱えています。

売上等の推移(直近3年間)

売上高推移

単独
  • 162,900百万円

2013年度

  • 163,000百万円

2014年度

  • 161,600百万円

2015年度

従業員数推移

単独

2015年12月期における売上高は、1,616億円(前年同期は1,630億円)となりました。


2015年12月期における売上高は、1,616億円(前年同期は1,630億円)となりました。

  • 自動車が60%
  • 発泡品が28%
  • ゴム・エラストマーが3%
  • 化成品情報3%
  • パッケージが2%
  • その他が4%

となりました。

事業戦略

事業方針

イノアックコーポレーションの他社との提携に関する動向は以下のとおりです。

  • 2011年、生産拠点や技術、顧客関係の相互活用によるグローバル体制の強化を目的に、ABC Groupとグローバル提携契約を締結したと発表。
    研究開発プロジェクトで協力する方針も示した。
  • 2011年4月、イノアックコーポレーションと寧波華翔電子(Ningbo Huaxiang Electronic Company)の合弁会社である寧波井上華翔汽車零部件(IHX:Ningbo Inoac Huaxiang Automobile Products Co., Ltd)とABC Groupが、合弁会社の寧波艾倍思井華汽車零部件(AIH:Ningbo ABC Inoac Huaxiang Co., Ltd.)を中国に設立することで合意。

同時点の発表によれば、同合弁会社が生産するのは内外装部品とエンジンサポート部品。なお、納入先はフォルクスワーゲン(VW:Volkswagen)やトヨタ自動車、日産自動車、ダイムラー(Daimler)などの完成車メーカー。

  • 2014年7月、クーパー・スタンダード・ホールディングス(Cooper-Standard Holdings Inc.)との合弁で、Cooper Standard Inoac Pte. Ltd.を設立すると発表。アジア太平洋地域でのフルイドトランスファーシステムを拡販するのが目的。イノアックコーポレーションの出資比率は49%。

同合弁会社はラジエーターや排ガス制御、バキュームブレーキ、ターボチャージャー、ヒーター、エアコン、パワーステアリングといった製品に使用する低圧ホースやトランスミッションオイルクーラーなどを手がける。

  • 2015年2月、イノアックコーポレーションの子会社であるPolyfoam Asia Pte. Ltd.、台湾建上工業とイノアックコーポレーションの合弁会社であるKenjou Investment Co., Ltd.、寧波華翔電子股份有限公司(Ningbo Huaxiang Electronic Co., Ltd.)の3社が、合弁会社の寧波井上華翔汽車零部件有限公司(Ningbo Inoac Huaxiang Automobile Products Co., Ltd.)に対して増資すると発表。

技術動向

イノアックコーポレーションは、日本国内ではグローバル技術開発本部およびイノアック技術研究所、国外ではアメリカのInoac USA Inc.、中国の蘇州井上高分子新材料有限公司(Suzhou Inoac New Polymers Co., Ltd.)で研究開発活動を行っています。

イノアックコーポレーションは、主に下記のような研究開発活動を実施しています。


  • 高性能ポリウレタン材料の開発
  • ゴム素材、タイヤの開発
  • 機能性プラスチック製品の開発
  • 各種高分子材料による新規用途開発
  • リサイクルおよび環境改善

グローバル展開

2015年末時点で、イノアックコーポレーションは世界14の国と地域に拠点を有し、研究開発、製造、輸出入、製品販売をグローバルに行っています。
海外における主要拠点の数を国・地域別に見ると、北米・中米が19社、中国が39社、アジアが34社となっています。


○海外における取り組み

■スリランカでの取り組み
  • 2013年12月、コロンボにウレタンフォームの生産拠点、Inoac Polymer Lanka(PVT)Ltd.を設置したと発表。投資額は約2,000万ドル。同年10月には稼働を開始していた。

しばらくはインドの衣料業界向けの製品を手がけ、中期的には自動車部品の生産・供給も行う予定。なお、需要が増加すれば工場の拡張も検討するとしている。

■中国での取り組み
  • 2016年1月、淮安(わいあん)市にクーパー・スタンダード・ホールディングス(Cooper-Standard Holdings Inc.)との合弁会社を設置。

同工場ではフルイドトランスファーシステムの生産・開発が行われる。クーパー・スタンダード・ホールディングスは同工場をアジアにおけるプレゼンス拡大のためのハブ工場と位置づけている。

会社概要

社名 株式会社イノアックコーポレーション
設立年 1954年
本社所在地 〒450-0003  名古屋市中村区名駅南二丁目13番4号
代表取締役 井上聰一
資本金 720百万円

組織構成や技術開発状況など、ネットに掲載されていない情報 が聞ける。転職についても相談できる。

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