ダイセル

ダイセルのハイライト

ダイセルは、日本に本社を置く総合化学品メーカーです。トヨタ自動車が4.29%出資しています。

主にプラスチックや樹脂製品を扱っており、自動車関連ではエアバッグ用インフレータやエンジニアリングプラスチックなどを手がけています。

同社によれば、エアバッグ用インフレータに関しては世界第2位、エアバッグを除くインフレータでは世界第1位のシェアを持っています。

1919年に設立された大日本セルロイドが、現在のダイセルの前身です。
1956年に大日本プラスチックを設立し、プラスチック加工事業を開始。

1966年、社名をダイセルに変更。
1979年にはダイセル化学工業に社名を変更しました。

1984年、アメリカにDaicel(U.S.A.),Inc.、ドイツにDaicel(Europa)GmbHを設立。
1988年には自動車エアバッグ用インフレータを製造する子会社、ダイセル・セイフティ・システムズを設立。
1989年、シンガポールにDaicel Chemical(Asia)Pte.Ltd.(現:Daicel Chemical(Asia)Pte.Ltd.)を設立しました。

1990年、ポリスチレン事業を開始。
1992年、香港にDaicel(Hong Kong)Ltd.を設立。

2000年、アメリカにDaicel Safety Systems America,LLCを合弁で設立。
2002年、タイにDaicel Safety Systems (Thailand) Co.,Ltd.を設立。
2004年、ポーランドにDaicel Safety Systems Europe Sp. z o. o.を設立。
同年、中国にDaicel Safety Systems(Jiangsu)Co.,Ltd.を設立しました。
※上記4社はいずれも自動車エアバッグ用インフレータを製造・販売する会社。

2011年、社名を現在のダイセルに変更。
同年、韓国に自動車エアバッグ用インフレータを製造・販売するDaicel Safety Systems Korea, Inc.(DSSK)を設立。

2012年、インフレータ用イニシエータを製造・販売していたアメリカのSpecial Devices, Inc.を買収。

2016年3月末時点では、子会社64社、関連会社12社でグループを構成しており、10,709人の従業員を抱えています。

事業体制は以下5つのセグメントで構成されています。
・セルロース事業
・有機合成事業
・合成樹脂事業
・火工品事業
・その他

年収情報

平均年収709万円

年収推移

  • 714.5万円

2013年度

  • 713万円

2014年度

  • 709.1万円

2015年度

自動車業界の平均年収 606万円
推定生涯賃金 2億4528万円

年齢別年収シミュレーション

  • 473万円

25歳

  • 565万円

30歳

  • 657万円

35歳

  • 741万円

40歳

  • 764万円

45歳

  • 748万円

50歳

平均年齢 41.4歳
平均勤続年数 16.7年

売上等の推移(直近3年間)

売上高推移

連結
  • 413,786百万円

2013年度

  • 443,775百万円

2014年度

  • 449,878百万円

2015年度

単独
  • 217,125百万円

2013年度

  • 228,533百万円

2014年度

  • 236,213百万円

2015年度

経常利益推移

連結
  • 22,843百万円

2013年度

  • 31,252百万円

2014年度

  • 40,313百万円

2015年度

単独
  • 24,082百万円

2013年度

  • 30,212百万円

2014年度

  • 43,017百万円

2015年度

従業員数推移

連結
単独

2015年度における売上高は、4,498億7,800億円で前年度比1.4%増となりました。
また、営業利益は643億4,900万円で前年度比25.4%増、経常利益は654億400万円で前年度比18.8%増、当期純利益は40億1,300万円で前年度比29.0%増となりました。


セグメント別の売上高は、

  • 火工品事業が956億1,400万円で前年度比14.8%増
  • セルロース事業が1,044億8,100万円で前年度比9.2%増
  • 有機合成事業が817億9,300万円で前年度比8.1%減
  • 合成樹脂事業が1,610億8,500万円で前年度比5.0%減
  • その他が66億400万円で前年度比11.4%増

となりました。

ダイセルは現在、2014年度から2016年度を対象期間とした中期経営計画「3D-Ⅱ」において、下記の数値目標を掲げています。

  • 売上高5,000億円
  • 営業利益500億円
  • ROS(営業利益率)10%以上
  • ROE(自己資本利益率)10%以上

事業戦略

事業方針

ダイセルは現在、長期ビジョン「Grand Vision 2020」において、「世界に誇れる『ベストソリューション』実現企業」を目指しています。
この実現に向け、同社は中期計画「3D Step-up Plan」を掲げており、以下の項目を基本戦略として設定しています。


  • 新規事業の創出
  • コア事業のさらなる強化
  • グローバルでの事業展開の拡大・強化
  • コスト競争力の強化
  • ビジネスパートナーとの連携強化
  • 戦略的M&A活用
  • 基盤の強化

ダイセルは同計画を「3D-Ⅰ」「3D-Ⅱ」「3D-Ⅲ」の3段階に分類しています。
2016年度に進行中の中計は「3D-Ⅱ」であり、2014年度から2016年度までを対象期間とし、下記の数値目標を掲げています。

  • 売上高5,000億円
  • 営業利益500億円
  • ROS(営業利益率)10%以上
  • ROE(自己資本利益率)10%以上

「3D-II」では、以下の5項目が重要なテーマに位置付けられています。

  • コア事業のさらなる成長
  • 新規事業の創出
  • グローバル展開
  • 生産基盤強化
  • コーポレート機能強化

なお、2017年度から2019年度を対象期間とする「3D-Ⅲ」の具体的な内容に関しては、2016年度の「3D-Ⅱ」終了時点に発表される見込みです。

技術動向

2016年3月末時点では、グループ全体で1,070人の従業員が研究開発活動に従事しています。
なお、自動車エアバッグ用インフレータを扱う火工品事業においては、同製品の新規ガス発生剤の研究開発などを実施しています。

下記は、ダイセルの研究開発活動の一例です。


  • 新技術「D LAMP」を開発
    子会社のダイセルポリマーが開発した、射出成形技術を一体化した新技術。自動車の軽量化に寄与するとされる。
    同技術では、レーザー照射によって金属表面に数十マイクロメートル単位の特殊形状が施され、そこに熱可塑性樹脂を射出成形することによって、金属と樹脂を接合する。
  • アクリル樹脂の新グレードを開発
    同製品はアクリル樹脂の耐熱性を高めた新グレード。
    ダイセルは2015年8月頃から、サンルーフ用の新部材として、日系完成車メーカーと自動車部品メーカーに提案を開始した。
  • 国内に研究棟を新設すると発表
    2015年6月に、兵庫県の網干工場に新たな研究棟を設置すると発表。投資額は数十億円。
    新事業の育成を図るための基盤づくりを行う場として新設される。
    当初の発表によれば2017年2月に完工予定で、研究に携わる従業員数も300人程度まで増やす考え。

グローバル展開

2016年3月末時点では、アメリカ、メキシコ、ドイツ、ポーランド、フランス、中国、韓国、台湾、シンガポール、マレーシア、インド、タイに事業拠点を有しています。

○海外における取り組み

■韓国での取り組み
  • 2011年11月、自動車エアバッグ用インフレータを製造・販売するDaicel Safety Systems Korea, Inc.(DSSK)を設立。
    なお、2013年12月に同拠点でインフレータの製造が開始された。
■アメリカでの取り組み
  • 2015年2月、アリゾナ州にある自動車エアバッグ用インフレータ工場の能力を強化すると発表。投資額は約100億円規模。
    当初は2017~2018年度に新工場を設置する計画だったが、タカタ製エアバッグのリコール問題を受け、それに対応するため前倒しとなった。

部門構成・部門ごとの方針

ダイセルは、以下5つのセグメントで事業体制を構成しています。

  • 火工品事業
    自動車エアバッグ用インフレータ、インフレータ用イニシエータ、航空機搭乗員緊急脱出装置、発射薬などを手がける。
  • セルロース事業
    酢酸セルロース、タバコフィルター用トウ、アセテート・プラスチック、セルロイドおよびその成形加工品、CMC、HECなどを手がける。
  • 有機合成事業
    酢酸誘導体、カプロラクトン誘導体、エポキシ化合物、光学異性体分離カラムなどを手がける。
  • 合成樹脂事業
    ポリアセタール樹脂などのエンジニアリングプラスチック、ABS樹脂、エンプラアロイ樹脂、ポリスチレン加工品などを手がける。
  • その他
    水処理用分離膜モジュールや、グループ各社の製品・原材料の保管や運送、中国におけるグループ会社の統括などを行う。

なお、2014年度から2016年度を対象期間とする中期経営計画「3D-Ⅱ」において、ダイセルは各セグメントで下記の数値目標を掲げています。

  • 火工品事業
    売上高:870億円
  • セルロース事業
    売上高:1,010億円
  • 有機合成事業
    売上高:930億円
  • 合成樹脂事業
    売上高:1,820億円
  • その他
    売上高:120億円

会社概要

社名 株式会社ダイセル
設立年 1919年
本社所在地 大阪市北区大深町3番1号
市場名 東証一部
代表取締役 札場 操
資本金 36,275百万円

組織構成や技術開発状況など、ネットに掲載されていない情報 が聞ける。転職についても相談できる。

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拠点一覧

ダイセルの拠点(研究開発・テストセンター含む)

国内拠点一覧
  • 姫路製造所(兵庫県姫路市/たつの市)
  • 新井工場(新潟県妙高市)
  • 大竹工場(広島県大竹市)
  • ポリプラスチックス㈱富士工場(静岡県富士市)
  • ダイセル・セイフティ・システムズ㈱(兵庫県たつの市)
  • ダイセルポリマー㈱広畑工場(兵庫県姫路市)
海外拠点一覧
  • Polyplastics Asia Pacific Sdn. Bhd.(マレーシア国クアンタン市)
  • PTM Engineering Plastics (Nantong) CO.,Ltd.(中国 江蘇省)
  • Polyplastics (Nantong) Ltd.(中国 江蘇省)
  • Polyplastics Taiwan CO.,Ltd.(台湾 台北市)
  • Daicel Safety Systems America,LLC(アメリカ合衆国ケンタッキー州)
  • Daicel Safety Systems America Arizona,Inc.(アメリカ合衆国アリゾナ州)
  • Special Devices,Inc.(アメリカ合衆国カリフォルニア州)
  • Daicel Safety Systems (Jiangsu) CO.,Ltd.(中国 江蘇省)
  • Daicel Safety Systems (Thailand) CO.,Ltd.(タイ国プラチンブリ県)
  • Daicel Safety Systems Korea,Inc.(大韓民国永川市)

関係会社一覧

ダイセルの関係会社一覧

  • ダイセル・セイフティ・システムズ㈱
  • Daicel Safety Systems America,LLC
  • Daicel (China) Investment CO.,Ltd
  • ピーティーエム・ホールディングス㈱
  • Polyplastics Taiwan CO.,Ltd.
  • Polyplastics Asia Pacific Sdn.Bhd.
  • PTM Engineering Plastics (Nantong) CO.,Ltd.
  • Daicel (U.S.A),Inc.

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