マニエッティ・マレリ

マニエッティ・マレリの企業情報

マニエッティ・マレリ(Magneti Marelli)は、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA:Fiat Chrysler Automobiles N.V.)の傘下に属す、イタリア最大の総合自動車部品メーカーです。フィアット・クライスラー・オートモービルズのコンポーネント部門に含まれ、照明機器、電子部品、パワートレイン、排気システムなどの製品分野を取り扱っています。

1919年に設立された、発電機やランプ、イグニッションユニットなどを生産していたFabbrica Italiana Magneti Marelliがマニエッティ・マレリの前身です。
1950年代までにイギリス、フランス、ベルギー、ドイツに進出し、1950年代後半から南米における事業展開を開始しました。
1967年にフィアットの完全子会社となって以降、2000年頃まではフィアットとの取引がほとんどでしたが、現在はそれ以外の主要完成車メーカーとも取引関係にあります。

2014年の時点では、世界各国に89ヶ所の製造拠点、39ヶ所の研究開発拠点を有しており、約38,000人の従業員を抱えています。
事業体制は、以下の8分野で構成されています。
・照明
・パワートレイン
・電子システム
・サスペンションシステム
・ショックアブソーバー
・エキゾーストシステム
・プラスチック部品・モジュール
・アフターマーケット
・モータースポーツ

なお、現在は新興国(特に中国とインド)における事業の拡大に注力しています。

売上等の推移(直近3年間)

売上高推移

連結
  • 973,108百万円

2015年度

  • 965,380百万円

2016年度

  • 1,096,340百万円

2017年度

  • ※米国SEC基準会社・国際会計基準会社は、経常利益に当たるものがないため、税前利益を経常利益とみなします。

従業員数推移

連結

2014年における売上高は、北米、中国、ヨーロッパでの売上高の増加が寄与し、65億ユーロで前年比8.6%増となりました。
また、EBITは2億4百万ユーロで前年比20.7%増となりました。

フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA:Fiat Chrysler Automobiles N.V.)はコンポーネント部門における2018年の目標を、売上高120億ユーロ、EBIT率4~5%としており、このうち、マニエッティ・マレリは100億ユーロを目指すとされています。

事業戦略

事業方針

フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA:Fiat Chrysler Automobiles N.V.)が2014年5月に発表した中期経営計画では、コンポーネント部門における2018年の目標が、売上高120億ユーロ、EBIT率4~5%と示されました。このうち、マニエッティ・マレリは100億ユーロを目指すとされています。

マニエッティ・マレリは、インドにおける売上高を2018年までに4億ユーロとする方針を示しています。2014年時点では、売上高に占めるインドの比率は2%(売上高1.6億ユーロ)ですが、そこから4%まで引き上げられることになります。

他社との提携に関しては、韓国の自動車用ゴムメーカーであるDTR Corporationと共同で、イタリアのゴム部品メーカーのCF Gommaを買収し、合弁事業を開始することで合意しています。CF Gommaは自動車用の防振ゴムや牽引車・鉄道向けのエアスプリングなどを生産しているメーカーです。

また、インドのSamvardhana Motherson International(SMIL)とショックアブソーバーの生産で合弁事業を行う契約を締結しました。Samvardhana Motherson Internationalがマニエッティ・マレリの完全子会社であるMagneti Marelli Shock Absorbers India Private Limitedの株式50%を取得することで合弁事業化します。

なお、イタリアのタッチパネル技術関連メーカーであるNeonode Inc.とヒューマン・マシン・インターフェース(HMI:Human Machine Interface)の共同開発で提携を結んだほか、イタリアのコンピュータービジョンシステム開発企業のヴィスラブ(VisLab)と自動運転車両に関する研究開発で協力する方針です。

注力分野

マニエッティ・マレリは、新興国における事業の拡大に注力しており、特に中国とインドを重視しています。

中国では、吉林経済技術開発区と投資契約を結び、11億元を投入して生産拠点を建設する方針を示しました。この工場は2017年に稼働を開始する予定です。このほか、湖北省でのライトシステム工場の新設、広東省の電子システム工場の拡張などを実施しています。

インドにおいては、Samvardhana Motherson International(SMIL)とショックアブソーバーの合弁事業契約を結んだほか、ハリヤーナー州に二輪車向けエンジン制御システム工場、マーネーサルにAMT(Automatic Manual Transmission)工場、グジャラート州に自動車用照明部品工場をそれぞれ設置(計画)するなど、事業拡大に関する取り組みを行っています。

また、マニエッティ・マレリは新興国においても照明事業の納入拡大やヒューマン・マシン・インターフェース(HMI:Human Machine Interface)の製品化、北米事業の拡大などに注力しています。
ヒューマン・マシン・インターフェースに関しては、フランスの自動車部品メーカーのファウレシア(Faurecia)、イタリアのタッチパネル技術関連メーカーであるNeonode Inc.と、それぞれ提携を結んでいます。

技術動向

2014年の時点で、マニエッティ・マレリは世界各地域に39ヶ所の研究開発拠点を有しています。

下記は、マニエッティ・マレリの研究開発活動の一例です

・LEDロービームモジュール「E-Light」を開発

従来のハロゲンと比較し、エネルギー消費量が6分の1に抑えられており、燃費性能が向上。1kmあたり1gのCO2削減に寄与すると欧州委員会が認定。

・ヒューマン・マシン・インターフェース(HMI:Human Machine Interface)に関する技術提携を締結

イタリアのタッチパネル技術関連メーカーであるNeonode Inc.と技術提携を開始。使い勝手・安全性の向上を目指し、車載インフォテインメントシステムとテレマティクスシステムの強調に向けたヒューマン・マシン・インターフェースを開発する予定。

・自動運転車両に関する技術提携を締結

2007年から共同研究を行ってきたイタリアのコンピュータービジョンシステム開発企業のヴィスラブ(VisLab)と、自動運転車両の開発を行う提携を締結。あらゆる運転シチュエーション(都市、郊外など)に対応する自動運転技術や、完全自動運転のデモカーを開発する計画。

・2015年「Car of the year」のファイナリスト5台に製品が採用

マニエッティ・マレリ製品を搭載した
シトロエン(Citroen)の「C4 Cactus」、
ダイムラー(Daimler)の「Mercedes-Benz C-Class」、
フォルクスワーゲン(VW:Volkswagen)の「Passat」、
フォード・モーター(Ford Motor Company)の「Mondeo」、
BMWの「2 Series Active Tourer」
の5台が2015年「Car of the year」のファイナリストに選出。

・「500L」モデルのメタンガス車にテレマティクスボックス「T-BOX」が搭載

フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA:Fiat Chrysler Automobiles N.V.)が2015年ミラノ国際博覧会で提供した「500L」モデルのメタンガス車50台に「T-BOX」が搭載。「T-BOX」の機能は、車両位置情報に関するサービスセンターとの通信、ドアの開閉、スマートフォンアプリによるユーザー認証、車載システムデータの読み取り機能など。

・フルLEDスマートヘッドランプを共同開発

アウディ(Audi)と共同で、防眩ハイビームライト「Matrix」を特徴とするヘッドランプを開発。「Matrix」は、フロントガラス裏に設置されたカメラが、12個のLEDを個別に制御する仕組み。

・「Open Automotive Alliance(OAA)」への参加を表明

「Open Automotive Alliance」は、Androidプラットフォームの自動車への投入を促進するためのアライアンス。Android機能搭載の車載インフォテインメントシステムの製品化と、完成車メーカーへの納入を2016年末までに行う計画。

マニエッティ・マレリの報道ニュース一覧

会社概要

社名 Magneti Marelli Japan株式会社
設立年 2007年12月
本社所在地 〒222-0033 神奈川県横浜市港北区新横浜2-3-12 新横浜スクエアビル13F
代表取締役 宗村 光一郎
資本金 360百万円

組織構成や技術開発状況など、ネットに掲載されていない情報 が聞ける。転職についても相談できる。

転職サポートを依頼する

他の完成車メーカー・部品メーカー情報

外資系自動車部品メーカー

日系自動車部品メーカー情報

外資系完成車メーカー

日系完成車メーカー

他の企業を見る