リョービ

リョービの企業情報

リョービは、日本に本社を置く大手ダイカストメーカーです。
自動車関連では、エンジンシリンダーブロックやトランスミッションケース、シリンダーヘッドカバーなどを手がけています。

主な納入先には、フォード・モーター(Ford Motor Company)、ゼネラル・モーターズ(GM:General Motors)、SUBARU(スバル/富士重工業)、三菱自動車、スズキ、ホンダ、現代自動車(Hyundai Motor Company)、日産自動車などが挙げられます。

1943年に設立された菱備製作所が、現在のリョービの前身です。
1944年にダイカスト製品の製造・販売を開始しました。

1960年代には、印刷機器事業、ダイカスト事業、建築用品事業、パワーツール事業を開始。
1973年、社名をリョービに変更しました。

1985年、アメリカにダイカスト製品を製造・販売するシェラー・リョービCORP.(現:リョービダイキャスティング(USA),INC.)を設立。
1989年、アルミニウム鋳物、ダイカスト製品の製造・販売を行う東京軽合金製作所に資本参加。

1990年、イギリスにダイカスト製品を製造・販売するリョービアルミニウムキャスティング(UK),LIMITEDを設立。

2005年、ダイカスト用金型とダイカスト製品を製造・販売する利優比圧鋳(大連)有限公司を中国に設立。

2011年、タイにリョービダイキャスティング(タイランド)CO., LTD.を設立。
2014年には、中国にダイカスト用金型とダイカスト製品を販売する利佑比(上海)商貿有限公司を設立しました。

2016年3月末時点では、子会社18社でグループを構成しており、8,993人の従業員を抱えています。
事業体制は、下記のセグメントで構成されています。

・ダイカスト事業
(主要製品:ダイカスト製品、アルミニウム鋳物)

・住建機器事業
(主要製品:電動工具、園芸用機器、ドアクローザ、ヒンジ、建築金物など)

・印刷機器事業
(主要製品:オフセット印刷機、印刷周辺機器など)

現在は、国内外の受注拡大に向けた取り組みと、高品質で高付加価値の製品開発に注力しています。

年収情報

平均年収663万円自動車業界内の年収順位 1637

年収推移

  • 620.2万円

2016年度

  • 654.1万円

2017年度

  • 663.3万円

2018年度

自動車業界の平均年収 618万円
推定生涯賃金 2億1950万円

年齢別年収シミュレーション

  • 423万円

25歳

  • 506万円

30歳

  • 588万円

35歳

  • 663万円

40歳

  • 683万円

45歳

  • 670万円

50歳

平均年齢 44.2歳
平均勤続年数 17.9年

売上等の推移(直近3年間)

売上高推移

連結
  • 241,251百万円

2016年度

  • 247,192百万円

2017年度

  • 216,187百万円

2018年度

単独
  • 107,159百万円

2016年度

  • 110,672百万円

2017年度

  • 83,184百万円

2018年度

経常利益推移

連結
  • 12,013百万円

2016年度

  • 13,030百万円

2017年度

  • 13,965百万円

2018年度

単独
  • 3,474百万円

2016年度

  • 3,940百万円

2017年度

  • 4,654百万円

2018年度

従業員数推移

連結
単独

2015年度における売上高は、2,545億800万円で前年度比12.0%増となりました。
また、営業利益は128億3,200万円で前年度比40.7%増、経常利益は121億3,200万円で前年度比44.5%増、当期純利益は93億500万円で前年度比144.3%増となりました。

セグメント別の売上高は、

  • ダイカスト事業が1,988億900万円で前年度比14.7%増
  • 住建機器事業が270億7,600万円で前年度比3.2%増
  • 印刷機器事業が283億8,300万円で前年度比3.7%増

となりました。

上記のうちダイカスト事業については、国内受注の堅調な推移に加え、アメリカ、メキシコ、イギリス、中国、タイの拠点における増収が要因となり、売上高が増加しました。

事業戦略

注力分野

リョービは現在、以下の取り組みを実施しつつ、国内外での受注拡大に向けた活動を推進しています。

  • 営業力の強化
  • 価格競争力の強化
  • 品質保証能力の向上
  • 生産性の向上

日本国内における自動車市場のダイカスト需要は中長期的に縮小することを予想していますが、海外(主に中国と北米)では将来的な需要の増加を見込んでおり、生産体制の強化を図っています。

海外拠点の生産能力を増強することによってグローバルに完成車メーカーとの関係を強化し、受注の拡大につなげるのが狙いです。

特に北米においては、投資収益性を見極めながら、工場の拡張と生産設備の増設を実施する方針。

日本国内の拠点は技術開発と金型生産のマザー拠点、海外のサポート拠点として位置付けています。
ダイカスト製品の生産能力強化を図っている中国やタイに供給するため、2013年4月には広島東工場に26億円を投じ、2,000トンクラスの大型鋳造機向け金型の量産を開始しました。

また製品面では、高品質で付加価値の高い製品の開発に注力しています。
特に自動車分野では、下記の取り組みを実施しています。

  • 軽量化のニーズに応える工法の開発や、リサイクル性に優れたアルミダイカスト製品の開発
  • 車体部品など、パワートレイン部品を除く自動車部品のダイカスト化

グローバル展開

2016年3月末時点で、リョービはイギリスに1ヶ所、アメリカに1ヶ所、中国に3ヶ所、タイに1ヶ所、メキシコ1ヶ所の拠点を有しています。

○海外における取り組み

■メキシコでの取り組み
  • 2013年度、投資額約29億円で生産設備を増強し、2014年度に増産を開始。
■イギリスでの取り組み
  • 2014年度以降、新規製品の受注により増産。
    主要納入先は、スズキ、フォード・モーター(Ford Motor Company)、ゼネラル・モーターズ(GM:General Motors)、フォルクスワーゲン(VW:Volkswagen)。
■中国での取り組み
  • 2012年10月、大連市に建設していた第2工場が完工。投資額は290億円で、2012年10月から量産を開始。
  • 2012年10月、江蘇省の常州工場で量産を開始。投資額は182億円。
  • 2012年10月、江蘇省の常州工場で量産を開始。投資額は182億円。
■タイでの取り組み
  • 2013年6月、リョービダイキャスティング(タイランド)CO., LTD.でダイカスト製品の量産を開始。投資額は74億円。
    主な納入先は、三菱自動車、スズキ、ホンダ、日産自動車、現代自動車(Hyundai Motor Company)、ジヤトコなど。

会社概要

社名 リョービ株式会社
設立年 1943年12月16日
本社所在地 広島県府中市目崎町762番地
市場名 東証一部
代表取締役 浦上 彰
社債格付け BBB+
資本金 18,472百万円

組織構成や技術開発状況など、ネットに掲載されていない情報 が聞ける。転職についても相談できる。

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拠点一覧

リョービの拠点(研究開発・テストセンター含む)

国内拠点一覧
  • 本社・広島工場(広島県府中市)
  • 静岡工場(静岡市清水区)
  • 広島東工場(広島県府中市)
  • 東京支社(東京都北区)
  • 大阪支店(大阪府高槻市)
  • 名古屋営業所(名古屋市天白区)
  • リョービミラサカ㈱(広島県三次市)
  • リョービミツギ㈱(広島県尾道市)
  • ㈱東京軽合金製作所(埼玉県行田市)
  • リョービMHIグラフィックテクノロジー㈱(広島県府中市)
海外拠点一覧
  • リョービダイキャスティング(USA),Inc.(米国インディアナ州シェルビービル市)
  • アールディシーエム,S.de R.L. de C.V.(メキシコ グアナフアト州イラプアト市)
  • リョービアルミニウムキャスティング(UK),LIMITED(英国アントリム州キャリクファーガス市)
  • 利優比圧鋳(大連)有限公司(中国遼寧省大連市)
  • 利優比圧鋳(常州)有限公司(中国江蘇省常州市)
  • リョービダイキャスティング(タイランド)CO.,Ltd(タイ ラヨン県)
  • 利優比(大連)机器有限公司(中国遼寧省大連市)

関係会社一覧

リョービの関係会社一覧

  • リョービミラサカ㈱
  • ㈱東京軽合金製作所
  • アールディシーエム,S.de R.L. de C.V.
  • 利優比圧鋳(大連)有限公司
  • 利優比圧鋳(常州)有限公司
  • リョービダイキャスティング(タイランド)CO.,Ltd.
  • 利優比(大連)机器有限公司

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