マヒンドラ&マヒンドラ

マヒンドラ&マヒンドラの企業情報

マヒンドラ&マヒンドラ(Mahindra & Mahindra Limited、M&M)は、インド・ムンバイに拠点を置く自動車メーカーです。財閥グループ、マヒンドラ・グループの中核をなす企業で、MUV(マルチ・ユーティリティー・ビークル、多目的車)、小型商用車などの乗用車をはじめ、トラクター生産では世界で3大メーカーの一つに数えられています。

マヒンドラ&マヒンドラは1945年、ジープの組立事業を行うマヒンドラ&モハメッド(Mahindra & Mohammed)として設立。その後、現在の社名に改称し、1949年から「Jeep」(ジープ、第二次世界大戦中にアメリカで開発された小型四輪駆動車)の生産を開始しました。

1965年から小型商用車の生産をスタート。1969年からは多目的車などの輸出を開始しました。1996年に三菱自動車と技術提携を結び、三菱自動車の小型商用車「デリカ」を「L300」の名称で生産開始。同年、アメリカの完成車メーカー、フォード(Ford)と合弁会社マヒンドラ・フォード(Mahindra Ford)を設立しました。

2000年以降、「Bolero」(ボレロ)、「Scorpio」(スコーピオ)などのSUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)を発売。2004年、中南米、中近東、南アフリカなどに向けてこの2車種の輸出を開始しました。

2005年にはフランスのルノー(Renault)と合弁会社マヒンドラ・ルノー(Mahindra Renault)を設立し、2007年、ルノーの小型車「Logan」(ロガン)の生産を開始します。また、アメリカの商用車メーカー、ナビスター(Navistar)とも合弁を発表。トラック、バスの生産に着手しました。

2005年にフォード、2010年にはルノーとの提携関係を解消します。同年、インドの電気自動車メーカー、レバ・エレクトリック・カー社(REVA Electric Car)を、翌年2011年には韓国の自動車メーカー、双龍(サンヨン)自動車を買収しました。

2011年、M&Mは初めてのグローバル市場向けとなるSUV「XUV500」(XUVファイブダブルオー)を発表。

2012年にナビスターとの提携を解消し、2013年、スペインの自動車部品メーカー、CIE Automotive(CIEオートモーティブ)と提携します。2015年には三菱重工業と農業機械分野で提携したほか、イタリアのボディ製造メーカー、ピニンファリーナを買収し、大きな話題となりました。

○主なグループ会社
・マヒンドラ・レバ・エレクトリック・ビークル社(Mahindra REVA Electric Vehicle)
電気自動車メーカー、レバ・エレクトリック・カー社を2010年に子会社化。2012年、インド・バンガロールに新工場を開設。2013年、次世代新型EV「e2o」(イー・ツー・オー)を発表した。

・双龍(サンヨン)自動車
韓国の自動車メーカーを2011年に子会社化。SUVに強みを持つ双龍自動車の技術ソースを活用し、同メーカーが開発したプラットフォームベースの小型SUV「S101」を2015年に発表。また、全面改良予定の「スコーピオ」「ボレロ」、「Xylo」(ザイロ)などには、双龍自動車と共同開発したガソリンエンジンを搭載する計画。

・ピニンファリーナ
フェラーリやアルファロメオなどのデザインを手がけてきたイタリアの有名ボディ製造メーカー、ピニンファリーナ。2015年、株式76%をマヒンドラ&マヒンドラが取得した。

売上等の推移(直近3年間)

売上高推移

連結
  • 811,003百万円

2013年度

  • 767,399百万円

2014年度

  • 822,529百万円

2015年度

経常利益推移

連結
  • 80,827百万円

2013年度

  • 77,127百万円

2014年度

  • 78,255百万円

2015年度

  • ※米国SEC基準会社・国際会計基準会社は、経常利益に当たるものがないため、税前利益を経常利益とみなします。

2015年度4~6月期のグループ全体の決算は以下のとおりです。

  • 売上高 1981億6000万ルピー(前年同期比0.1%減)
  • 純利益 77億8000万ルピー(同4.4%減)

インド新車市場の減速傾向の影響を受け、新車販売が落ち込んだことが減収・減益の要因となりました。

事業戦略

事業方針

マヒンドラ&マヒンドラは2013年、中期経営計画「Promise 2016」を発表しました。策定内容は以下のとおりです。

  • インド国内で顧客満足度トップ3入り
  • 2016年までに利益倍増
  • 自動車販売100万台(海外販売10万台)
  • インド国内の多目的車市場でトップ、商用車市場で2位
  • インド国内での多目的車ラインナップの拡充および年40万台の販売
  • ヒットモデル3製品と派生車12の投入
  • インド国内で環境技術のパイオニア的存在

こうした目標に向け、マヒンドラ&マヒンドラは現在生産ラインの拡充や開発力の強化に取り組んでいます。
2015年には双龍自動車のプラットフォームをベースにした小型SUV「S101」をはじめ、インドSUV市場の再量販モデル2車種「ボレロ」、「スコーピオ」の全面改良を進めています。2016年には、近年インドで人気が高まっているAMT仕様(自動変速マニュアルトランスミッション)に改良した小型SUV「Quanto」(クアント)も発表予定。

これらの新製品には双龍自動車と共同開発したガソリンエンジンを搭載すると見られ、共同開発によって、開発や生産コストの低減を図っています。このエンジンを含め、双龍自動車とは今後、4~5年以内に6つのエンジンと3つのプラットフォームを共同開発する計画を発表しています。

マヒンドラ&マヒンドラは近年EV製品の開発も進めており、2012年には子会社、マヒンドラ・レバ・エレクトリック・ビークルの新工場を稼働させました。

また、世界市場での競争力をつけるため、車両開発の経験が豊富な技術者を求め、海外におけるR&D拠点の開発も進めています。2014年にはアメリカ・ミシガン州に開設。今後イギリスでの設立も検討しています。

注力分野

○EVの生産台数拡大

  • マヒンドラ&マヒンドラは、早期にEV生産台数3万台を目指す方針で、2016年までに4~5のEVモデルを投入予定。
  • 2013年、マヒンドラREVAエレクトリック・ビークルズ社が次世代新型EV「e2o」(イー・ツー・オー)を発表
  • 2014年のモーターショーでEVクーペのコンセプトカー「Reva Halo」(レヴァハロー)を発表。

○乗用車、商用車の各ラインナップ拡充

  • 2020年までに50億~80億ルピーを乗用車の製品開発に投資し、多目的車のラインナップを12~15モデルに拡充する計画。
  • 2015年、自社開発の新型SUV「TUV300」(TUVスリー・ダブルオー)、自社開発のエンジンを搭載した新型コンパクトSUV「KUV100」(KUVワン・ダブル・オー)を発表。
  • 2015年、70億ルピーを投資し、商用車部門の製品ラインナップを拡充すると発表。2017年までの2年間で、現在欠けている中型トラックを中心に、3.5トンから49トンまでフルラインナップの展開を図る。
  • 2015年、自社開発のエンジンを搭載した新型モデル「SUPRO」(スプロ)を発表した。バンとトラック2車種を設定。

グローバル展開

マヒンドラ&マヒンドラはインド国内のほか、双龍(サンヨン)自動車の拠点がある韓国に生産拠点を置いています。現在は、海外に研究開発施設の設置を進めるほか、好調な輸出に注力しています。

  • 2014年、アメリカ・ミシガン州にアメリカで初のテクニカルセンターを開設。デザインやコンサルティングサービスを行う。
  • 2015年12月のマヒンドラ&マヒンドラの新車輸出台数は前年同月比65%増となる3076台。
  • 2015年発表の全面改良したピックアップトラック「ボレロ」を、オーストラリア、アルジェリア、ケニア、南米向けに輸出する方針。
  • 2015年、マヒンドラ&マヒンドラと共同開発したエンジンを搭載した小型SUVを、双龍自動車が韓国で発売。

会社概要

社名 Mahindra & Mahindra Ltd.
設立年 1945年
本社所在地 Mumbai(Maharashtra州)
代表取締役 Anand G. Mahindra
資本金 5,458百万円

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