小島プレス工業

事業方針

小島プレス工業は、主要納入先であるトヨタ自動車の年間生産台数の減少などを想定し、国内生産の効率化に取り組む方針です。
具体的な取り組みとしては、2013年ころからトヨタ自動車と共同で部品の設計から見直しを行っています。コンソールボックスの生産において、従来の生産ラインを廃止し台車による部品供給へ体制を変更することで、投資やスペースを抑えるだけではなく、生産の増減に柔軟に対応できる体制を実現しています。

小島プレス工業のM&Aに関する動向は以下のとおりです。

• 2013年11月、河西工業の製造子会社である、岩手河西の株式の76％を取得すると発表。
  東北への進出は小島プレス工業史上初で、当初の発表によれば、2014年1月に株式を取得し、社名を東北KATに変更する予定とした。

注力分野

小島プレス工業は、国内生産拠点の増設に注力しています。
トヨタ自動車が九州で生産するレクサス（Lexus）モデルを中心に受注が増加していることを受け、小島プレス工業は2015年に60億円を投資し、福岡工場を設立する計画を立てています。当初の計画では2017年春に稼働する予定で、2018年度には売上高25億円を見込んでいます。

技術動向

小島プレス工業の研究開発活動は、黒笹技術センターと小島総合研究所で行っています。黒笹技術センターでは電子部品の開発・試作、生産の研究を実施し、小島総合研究所では自動車部品に関する研究開発活動を行っています。

グローバル展開

2015年12月末時点で、小島プレス工業はアメリカ、メキシコ、オランダ、中国、タイ、インドネシア、インドの7ヶ国に8ヶ所の拠点を有しています。