椿本チエイン

椿本チエインのハイライト

椿本チエインは、大阪府に拠点を置く、自動車エンジン用のタイミングチェーンドライブシステムをはじめ、産業用チェーンや物流機器などを手掛ける自動車部品メーカーです。
自動車エンジン用タイミングチェーンドライブシステムでは最大手であり、世界シェア33%を占めています。主要取引先メーカーは、トヨタ自動車、本田技研工業、日産自動車ほか。

1917年、椿本チエインは個人経営により創業されました。同年、自転車用チェーンの製造を開始。1928年に自転車用チェーンから撤退し、付加価値の高い産業用チェーンの製造を開始します。1941年、椿本チヱィン製作所として会社設立。

1958年、自動車エンジン用タイミングチェーンの量産を開始し、自動車部品市場に参入します。

1965年、アメリカの自動車部品メーカー、ボルグワーナーと合弁で椿本モールスを設立。1969年、台湾に子会社、大椿鏈条(Taiwan Tsubakimoto Chain)を設立。翌1970年、社名を現在の椿本チエインに変更します。

1971年、アメリカに子会社、Tsubakimoto USA(現、U.S.Tsubaki)を設立。1986年、アメリカのユニオンチェーン、アクメチェーンを買収し、北米での現地生産を開始します。

2002年、タイに子会社、Tsubakimoto Automotive(Thailand)(椿本オートモーティブ[タイランド])、Tsubakimoto(Thailand)(椿本[タイランド])を設立。2004年、中国・上海に椿本汽車発動機(上海)(Tsubakimoto Automotive[Shanghai])、椿本鏈条貿易(上海)(Tsubakimoto Chain[Shanghai])を設立するなど、海外拠点の設立を進めます。

2014年、「長期ビジョン2020」を策定。合わせて、その実行計画「中期経営計画2016」を掲げ、現在はその実現に向けた取り組みを行っています。

○事業内容
・自動車部品事業
自動車エンジン用のタイミングチェーンなどタイミングチェーンドライブシステムをはじめ、4WD車のトランスファー用チェーンであるパワードライブチェーンなど。

・チェーン事業
コンベヤ、エスカレーター、工作機械、船舶エンジン、回転寿司の駆動装置などに使用される産業用チェーン。

・マテハン事業
マテハン(マテリアルハンドリング)とは、物の搬送や取り扱い、およびそれらに関する情報システムのこと。自動車塗装ライン搬送システム、新聞巻取紙給紙システム、書籍・文庫自動検品・仕分けシステムなど工場の搬送・仕分け・保管などの設備。

年収情報

平均年収651万円

年収推移

  • 637.1万円

2013年度

  • 624.8万円

2014年度

  • 651万円

2015年度

自動車業界の平均年収 606万円
推定生涯賃金 2億2172万円

年齢別年収シミュレーション

  • 428万円

25歳

  • 511万円

30歳

  • 594万円

35歳

  • 670万円

40歳

  • 690万円

45歳

  • 676万円

50歳

平均年齢 43.2歳
平均勤続年数 14.2年

売上等の推移(直近3年間)

売上高推移

連結
  • 178,022百万円

2013年度

  • 196,738百万円

2014年度

  • 203,976百万円

2015年度

単独
  • 77,870百万円

2013年度

  • 84,637百万円

2014年度

  • 85,600百万円

2015年度

経常利益推移

連結
  • 17,993百万円

2013年度

  • 22,263百万円

2014年度

  • 22,109百万円

2015年度

単独
  • 8,908百万円

2013年度

  • 13,557百万円

2014年度

  • 15,549百万円

2015年度

従業員数推移

連結
単独

椿本チエインの2016年3月期の連結業績は以下のとおりです。

  • 売上高 2,039億7,600万円(前年比3.7%増)
  • 営業利益 215億7,000万円(前年比0.7%増)
  • 経常利益 221億900万円(前年比0.7%減)
  • 当期純利益 127億6,600万円(前年比9.8%減)

事業別では、自動車部品事業においては、日本国内での自動車エンジン用タイミングチェーンドライブシステムの販売は減少したものの、アメリカ、ヨーロッパ、タイ、中国、韓国の各拠点で同製品の販売が好調に推移したことから、前年に比べ増収となりました。
売上高は734億7,300万円(前年比9.7%増)、営業利益は122億5,800万円(前年比2.9%増)となりました。

上記を踏まえた次期、2017年3月期の業績予想は以下のとおりです。

  • 売上高 2,060億円(前年比1%増)
  • 営業利益 208億円(前年比3.6%減)
  • 経常利益 210億円(前年比5%減)
  • 当期純利益 134億円(前年比5%増)

事業戦略

事業方針

椿本チエインは2020年度を最終年度とする「長期ビジョン2020」を策定しました。

<長期ビジョン2020>

○方針
  • チェーン業界で世界シェアトップを目指す
  • 自動車用タイミングチェーンドライブシステムの世界シェアを42%に高める
○数値目標(連結)
  • 売上高 3,000億円(このうち、自動車部品売上高は約1,000億円を想定)
  • 営業利益率 10%
  • 海外売上高比率 70%

この目標達成に向けた実行計画として、2014年に3カ年計画「中期経営計画2016」(最終年度2016年度)を発表しました。

<中期経営計画2016>

○数値目標(連結)
  • 売上高 2,200億円(このうち、自動車部品売上高は744億円を想定)
  • 営業利益 220億円(このうち、自動車部品営業利益は111億円を想定)
  • 営業利益率 10%
○戦略課題
  • 海外完成車メーカー向けの売上拡大
    海外完成車メーカー向けの自動車部品売上高の比率を2017年度を目処に30%に拡大する(2013年度実績20%)。
    2014年、国内での自動車需要拡大をはじめ、完成車メーカー各社が北米、南米向け輸出のため生産を拡大させているメキシコで、自動車用タイミングチェーンドライブシステムを生産する子会社が稼働。
  • グローバルでの生産能力の強化
    海外での自動車生産の拡大に対応するため、現地での供給体制を強化。同時に、現地で新たな取引先メーカーの開拓を進める。
    2015年、当初は産業機器用チェーンを生産していた中国・天津市の生産拠点で、自動車用タイミングチェーンドライブシステムの生産を開始。日系の完成車メーカーをはじめ、アメリカ、ヨーロッパ、中国の完成車メーカー各社にも供給する方針。
    同2015年、チェコに自動車用タイミングチェーンドライブシステムを生産する子会社を設立すると発表。2017年に稼働し、フランスの自動車メーカー、ルノー(Renault)からの受注増加に対応するとともに、新規顧客の開拓を目指す。
  • 製品競争力の強化
    サイレントチェーンの燃費向上や耐久性を確保するため、エンジン内部の摩擦を軽減したり、チェーンの摩耗による伸びを低減する研究を進める。

技術動向

○製品開発

・電気自動車から給電するEV電力システム新発売

2013年、V2Hシステム(Vehicle to Home、電気自動車[EV]のバッテリーから電力を取り出し、家庭の電力として使用できる仕組み)対応のEV電力システム「つばきeLINK(イーリンク)」を開発。

電気自動車の急速充電コネクタを通じて、電気自動車からビルや公共施設など建物に電力を供給できるほか、電気自動車への充電も可能。給電時に災害などで停電が起こった場合には、非常用電源として電気自動車から「つばきeLINK」を介して建物に電力を供給でき、平常時には、電力の需要がピークの時に電気自動車から給電することで、電力の不足を補うことができるとしている。

グローバル展開

椿本チエインは「長期ビジョン2020」で、自動車向けのタイミングチェーンドライブシステムのグローバルシェア42%を目指すとして、現在、各拠点で生産拡大を進めています。


○メキシコ

  • 2014年、メキシコ・グアナファト州の生産子会社、Tsubakimoto Automotive Mexico(椿本オートモーティブメキシコ)が稼働。
    メキシコ国内での需要増加に対応するほか、現地で生産を拡大する完成車メーカー向けに供給体制を強化する狙い。

○チェコ

  • 2015年、チェコ・コリーン市に自動車部品の製造・販売会社、Tsubaki Automotive Czech(ツバキ・オートモーティブ・チェコ)を設立すると発表。従来、ヨーロッパ向けの製品を手がけていたイギリスの生産子会社、Mayfran U.K.(メイフラン・イギリス)の生産がひっ迫していることから、新拠点を設立する。
    稼働は2017年。ルノーからの受注増加に対応すると同時に、新規取引先メーカーの開拓を目指す。

○中国

  • 従来、産業機器用チェーンを生産していた中国・天津市の生産拠点、椿本鏈条(天津)(TSUBAKIMOTO CHAIN[TIANJIN])で、2015年から自動車用タイミングチェーンドライブシステムの生産を開始。
    中国での中長期的な自動車生産の拡大を見込み、同拠点に新工場を設立。日本・アメリカ・ヨーロッパ系の完成車メーカーをはじめ、現地の中国系完成車メーカーへも供給する計画。

会社概要

社名 株式会社椿本チエイン
設立年 1941年
本社所在地 大阪市北区中之島三丁目3番3号
市場名 東証一部
代表取締役 大原 靖
資本金 17,076百万円

組織構成や技術開発状況など、ネットに掲載されていない情報 が聞ける。転職についても相談できる。

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拠点一覧

椿本チエインの拠点(研究開発・テストセンター含む)

国内拠点一覧
  • 埼玉工場(埼玉県飯能市)
  • 京田辺工場(京都府京田辺市)
  • 京都工場(京都府長岡京市)
  • 兵庫工場(兵庫県加西市)
  • ㈱ツバキE&M(京都府長岡京市ほか)
  • ツバキ山久チエイン㈱(東京都港区ほか)
  • ㈱椿本カスタムチエン(大阪府大東市)
  • ㈱椿本スプロケット(京都府久世郡久御山町)
海外拠点一覧
  • U.S. TSUBAKI HOLDINGS,Inc.(アメリカ合衆国 イリノイ州ほか)
  • 椿本鏈条(天津)有限公司(中華人民共和国 天津市)
  • TSUBAKIMOTO AUTOMOTIVE THAILAND) CO.,Ltd.(タイ チョンブリ県)
  • 椿本汽車発動機(上海)有限公司(中華人民共和国 上海市)

関係会社一覧

椿本チエインの関係会社一覧

  • ㈱椿本カスタムチエン
  • U.S. TSUBAKI HOLDINGS,Inc.
  • PT. TSUBAKI INDONESIA MANUFACTURING
  • 椿本鏈条(天津)有限公司

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