フタバ産業

フタバ産業のハイライト

フタバ産業は、愛知県に本社を置く、マフラーなどの排気系をはじめ、車体など金属部品を扱う自動車部品メーカーです。筆頭株主であるトヨタ自動車が主要取引先のほか、スズキ、三菱自動車、日産自動車、ホンダなどとの取引実績もあります。近年は、燃費性能の向上に貢献する製品開発に力を入れています。

フタバ産業の設立は1945年。当初は漁網の製造機やパイプ製家具などを生産していましたが、1948年に自動車部品事業に参入しました。1961年、事務機器部品の生産を開始。1991年、佐賀県にフタバ伊万里(現、フタバ九州)を設立します。

1994年、アメリカ・イリノイ州にF.I.C America Corp.(エフアイシー・アメリカ)を設立。1999年にはインドネシア・ブカシ県に合弁でP.T.Komponen Futaba Nusapersada(コンポーエン・フタバ・ヌサペルサダ)を設立します。翌2000年、イギリス・ランカシャーに現地子会社、Futaba Tenneco U.K.Ltd.(フタバ・テネコ・ユーケー)を設立。2001年以降も、香港、中国、カナダ、チェコなど世界各地に拠点を設置し、グローバルでの展開を加速させます。

2004年、愛知県の自動車部品メーカー、菱和金属工業を買収し、フタバ知立を設立(現、フタバ産業知立工場)。2005年、フタバ伊万里の宮田工場、2006年に直方工場が稼働するなど、日本国内でも生産拠点の拡大を進めます。

2011年、連結売上高6,000億円を目標とする経営計画「VOSION2020」(最終年度2021年3月期)を策定。現在はその達成に向けた取り組みを行っています。

○事業内容
・自動車部品事業
マフラーなどの排気系システムをはじめ、車体の骨格を形成するさまざまな内外装部品、サスペンション部品ほか。

・情報環境機器事業
カラー複合機の給紙装置、電気回路の設計やソフトウエア開発など情報機器部品をはじめ、エネファーム(定置型家庭用燃料電池)に組み込まれる「燃料改質器」などの環境機器部品。

・外販設備・金型事業
車体の組み立て製造に使われる設備や金型を製作。

年収情報

平均年収593万円自動車業界内の年収順位 5295

年収推移

  • 546.9万円

2013年度

  • 575.5万円

2014年度

  • 593.5万円

2015年度

自動車業界の平均年収 606万円
推定生涯賃金 2億2276万円

年齢別年収シミュレーション

  • 430万円

25歳

  • 513万円

30歳

  • 596万円

35歳

  • 673万円

40歳

  • 693万円

45歳

  • 680万円

50歳

平均年齢 37.2歳
平均勤続年数 14.8年

売上等の推移(直近3年間)

売上高推移

連結
  • 399,378百万円

2013年度

  • 422,874百万円

2014年度

  • 437,640百万円

2015年度

単独
  • 243,899百万円

2013年度

  • 238,417百万円

2014年度

  • 238,342百万円

2015年度

経常利益推移

連結
  • 2,073百万円

2013年度

  • 2,116百万円

2014年度

  • 636百万円

2015年度

単独
  • 5,481百万円

2013年度

  • 4,610百万円

2014年度

  • 749百万円

2015年度

従業員数推移

連結
単独

フタバ産業の2016年3月期第3四半期の連結業績は以下のとおりです。


  • 売上高 3,240億3,900万円(前年比3.9%増)
  • 営業損益 7,500万円(前年は20億円の営業利益)
  • 経常損益 21億5,800万円(前年は8億6000万円の経常利益)
  • 当期純損益 27億4,300万円(前年は1億円の純損益)

主要取引先である自動車業界においては、北米は堅調に推移し、売上高は832億円(前年比21.2%増)、営業利益は11億円(前年比154.1%増)となりました。
ヨーロッパでは、売上高は207億円(前年比6.2%減)、営業損失は1億円(前年0億円の損失)と、回復の兆しが見えています。
中国では景気減速などの影響で伸び率が鈍化。また、国内市場は、軽自動車への増税の影響などで低迷状態が続き、アジア全体では売上高545億円(前年比0.2%増)、営業利益は11億円(前年比4.7%減)となりました。
こうしたなかフタバ産業は、生産体制の見直し、生産効率の向上、原価改善の推進、サプライチェーンの見直しや物流費の低減など、収益改善活動に取り組んでいます。

上記を踏まえた2016年3月期の連結業績予想は以下のとおりです。


  • 売上高 4,330億円(前年度比2.4%増)
  • 営業利益 31億円(前年度比29%減)
  • 経常利益 5億円(前年度比76.4%減)
  • 当期純利益11億円

事業戦略

事業方針

フタバ産業は、2020年度に向けた数値目標「VISION2020」を策定しました。

  • 売上高(連結) 6,000億円
  • 海外売上高比率 50%
  • 営業利益率 7%

2014年、この実現に向けた第2次中期経営計画(2015年3月期~2017年3月期)を発表しました。


○数値目標(最終年度)

  • 売上高 3,950億円
  • 営業利益 80億円

主要施策は以下のとおりです。

  • 製品の安定供給とともに、製品の安全性、品質面での競争力を強化する
    2012年から進める次世代マフラーの開発において、マフラーの断面の種類を従来の16種類から4種類に集約。トヨタが進める車両設計戦略「トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー(TNGA)」に対応する形で部品の共通化を図ったもの。このことで1製品にかかる経費の削減、人員を集中させることによる品質の向上などが見込める。
  • 生産ラインの効率化を進め、コスト競争力を高める
    2015年、日本国内の生産ラインを高効率ラインに刷新。効率化によって固定費の削減や受注から供給までの時間短縮を図る。
  • 燃費低減に貢献する新製品の開発・投入を実施する
    2015年に愛知県・六ツ美工場に、ホットプレス(加熱した専用の鋼板を型で冷却しながら成形する工法。高強度のため自動車の軽量化に貢献する)の量産ラインを導入。
    同時に、ホットスタンプ(鋼板を加熱して特殊加工することで、引張られる力に対して高強度の部品を作る工法)を用いた骨格部品の生産に関する技術開発にも取り組む方針。
  • 環境対応製品を収益の柱とする
    2013年、エンジンから排出される熱を回収し、エンジンの冷却水を温めることでエンジンの暖気時間を短縮し、燃費向上に貢献する排熱回収機器(POWEREV、パワレヴ)を発表。
  • 北米・中国では、各統括拠点を中心に拠点の自立化を図る。また、グローバル拠点での現地経営者を育成し、拠点経営の現地化を進める

注力分野

・ホットプレスの生産体制整備

高強度で、製品の薄肉化を実現する加工技術、ホットプレス。フタバ産業は2015年度中を目処に、自動車の軽量化を背景として今後需要が見込まれるホットプレス部品の生産体制を整備すると発表。
愛知県の六ツ美工場にホットプレスの量産ラインを導入。同工場で生産されたホットプレス部品は、トヨタが発表する新型「プリウス」向けに供給される予定。

技術動向

○製品開発

・トヨタの新コンパクトSUV「レクサスNX」向けフューエルインレット新開発

2014年にトヨタが発表した高級SUV「レクサスNX」に、フタバ産業が開発した、給油口から燃料タンクをつなぐフューエルインレットパイプが採用された。
同製品は、サイズにばらつきのある給油ポンプの先端をしっかり保持することで安定した供給を可能にする。また、車体の後部デザインの自由度が向上するとしている。

・超軽量マフラーを新開発

2015年、超薄型マフラーを開発。軽量化および、車両床下の空気抵抗を低減することによる燃費の向上と、薄型になったことで室内空間の快適性にも貢献するとしている。

グローバル展開

フタバ産業は、北米、ヨーロッパ、アジアで19拠点を展開しています。現在、主に中国、アメリカなどで拠点の自立化を目指した取り組みを行っています。


○インドネシア

  • 2011年、インドネシア・ブカシ県に生産子会社、PT.Futaba Industrial Indonesia (フタバ)・インダストリアル・インドネシア)を設立。
    今後さらに成長が見込まれるアジアの自動車市場で、重要な生産拠点になることが期待されるインドネシアに生産拠点を置くことで、ASEAN地域での事業拡大を充実を図るとしている。

○アメリカ

  • 2011年、アメリカの統括会社となるFutaba North America Engineering&Marketing Co.(フタバ・ノースアメリカ・エンジニアリング&マーケティング)をアメリカ・イリノイ州に設立。
    北米事業の自立化などを推進する目的。

○中国

  • 2011年、中国・江蘇省の子会社、双叶金属制品(常州)有限公司を再編。中国グループ会社の統括や管理を行う双叶(常州)管理有限公司(Futaba Changzhou Engineering & Marketing)を設立した。
  • 2012年、中国・湖南省に自動車部品の生産子会社、長沙双叶汽車部件有限公司(Changsha Futaba Auto Parts Co., Ltd.)を設立。同年稼働を開始し、主に三菱の長沙工場に納入を開始。
  • 2012年、中国・重慶市(じゅうけいし)に生産子会社、重慶福達巴汽車部件有限公司(Chongqing Futaba Automotive Parts Co., Ltd.)を設立。2013年から稼働。

会社概要

社名 フタバ産業株式会社
設立年 1945年11月
本社所在地 〒444-8558 愛知県岡崎市橋目町字御茶屋1番地
市場名 東証一部,名証一部
代表取締役 三島 康博
資本金 11,800百万円

組織構成や技術開発状況など、ネットに掲載されていない情報 が聞ける。転職についても相談できる。

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拠点一覧

フタバ産業の拠点(研究開発・テストセンター含む)

国内拠点一覧
  • 本社岡崎工場(愛知県岡崎市)
  • 緑工場(愛知県豊田市)
  • 知立工場(愛知県知立市)
  • 幸田工場(愛知県額田郡幸田町)
  • 六ッ美工場(愛知県岡崎市)
  • 田原工場(愛知県田原市)
  • 高橋工場(愛知県岡崎市)
  • 厚生施設ほか(愛知県岡崎市ほか)
海外拠点一覧
  • FICアメリカ㈱
  • フタバインディアナアメリカ㈱
  • フタバインダストリアルテキサス㈱
  • FIOオートモーティブカナダ㈱
  • フタバ・テネコUK㈱
  • フタバインダストリアルUK㈱
  • フタバチェコ㈲
  • 双叶金属制品(深圳)㈲
  • 天津双協機械工業㈲
  • 天津双叶協展機械㈲
  • 広州双叶汽車部件㈲
  • 東莞双叶金属制品㈲
  • 長沙双叶汽車部件㈲
  • 重慶福達巴汽車部件㈲
  • FMIオートモーティブ
  • コンポーネンツ㈱
  • ㈱フタバインダストリアルインドネシア

関係会社一覧

フタバ産業の関係会社一覧

  • ㈱フタバ九州
  • フタバノースアメリカE&M㈱
  • FICアメリカ㈱
  • フタバインディアナアメリカ㈱
  • フタバインダストリアルテキサス㈱
  • FIOオートモーティブカナダ㈱
  • フタバ・テネコUK㈱
  • フタバインダストリアルUK㈱
  • フタバチェコ㈲
  • 双叶金属制品(深圳)㈲
  • 天津双叶協展機械㈲
  • 広州双叶汽車部件㈲
  • FMIオートモーティブコンポーネンツ㈱及び㈱フタバインダストリアルインドネシア

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