AGC

AGCの企業情報

AGCは、国内トップのガラスメーカーです。2018年7月に社名を「旭硝子」から「AGC」に変更しました。

主要製品であるガラスは、自動車向けと建築向けに開発しており、テレビやPC、スマートフォンのディスプレイ用ガラスも手掛けています。このほか、フッ素やウレタンなどの化学品事業も行っています。
フロート板ガラス、自動車ガラス、ステッパレンズ用石英素材、ETFE樹脂(フッ素樹脂)は、世界シェア1位を獲得しています。

年収情報

平均年収858万円自動車業界内の年収順位 164

年収推移

  • 793.4万円

2016年度

  • 809万円

2017年度

  • 858万円

2018年度

自動車業界の平均年収 618万円
推定生涯賃金 2億8394万円

年齢別年収シミュレーション

  • 548万円

25歳

  • 654万円

30歳

  • 760万円

35歳

  • 858万円

40歳

  • 884万円

45歳

  • 866万円

50歳

平均年齢 42.5歳
平均勤続年数 18.5年

売上等の推移(直近3年間)

売上高推移

連結
  • 1,282,570百万円

2016年度

  • 1,463,532百万円

2017年度

  • 1,522,904百万円

2018年度

単独
  • 483,078百万円

2016年度

  • 496,067百万円

2017年度

  • 542,004百万円

2018年度

経常利益推移

連結
  • 67,563百万円

2016年度

  • 114,424百万円

2017年度

  • 128,404百万円

2018年度

単独
  • 49,288百万円

2016年度

  • 41,789百万円

2017年度

  • 54,079百万円

2018年度

  • ※米国SEC基準会社・国際会計基準会社は、経常利益に当たるものがないため、税前利益を経常利益とみなします。

従業員数推移

連結
単独

事業戦略

事業方針

AGCは、2025年12月期に、過去最高益となる2292億円以上、ROE(自己資本利益率)10%以上を達成するため、2020年12月期を最終年度とした中期経営計画「AGC plus-2020」を策定。最終年度までに営業利益1600億円以上、ROE8%以上を目指す方針です。

事業戦略では、建築用ガラスや自動車用ガラスなどのコア事業を収益基盤として固め、「モビリティ」「エレクトロニクス」「ライフサイエンス」といった成長事業の拡大を図ります。モビリティ事業戦略では、5G通信用車載アンテナや車載ディスプレイ用ガラス、省エネ効果の高い付加価値製品の開発を進めます。

他社との提携状況

2018年7月に、部材メーカーである「パーク・エレクトロケミカル」(米・ニューヨーク州)のエレクトロニクス事業を買収しました。この事業では、第5世代移動通信システム(5G)や自動車のミリ波アンテナへの活用が期待されているプリント基板材料CCL(銅張積層板)を開発・製造。同社の技術をAGCのフッ素やガラス材料を組み合わせ、需要の拡大が予想されるCCL市場に参入していきます。
2019年6月には、基板材メーカーである「タコニック」(米・ニューヨーク州)のCCLの製造・販売を担当するアドバンスト・ダイエレクトリック部門の一部を買収しました。

2019年5月には、NTTドコモ、通信インフラプロバイダのエリクソン・ジャパン(東京都港区)と、28GHz帯電波の送受信が可能な「ガラス一体型5Gアンテナ」を使った5G通信に世界で初めて成功。今後、エリクソン・ジャパンとは通信速度の向上に向けて開発を進めます。

注力分野

AGCは、自動運転や電動化に対応した製品の開発に注力しています。
自動車の完全自動運転の実現にむけて、「ガラス一体型5Gアンテナ」を開発。日本、米国、ベルギーの3極で研究開発を進めており、グローバルでのアライアンスを通して事業の拡大を図っています。2019年9月には、CCLの原料となるフッ素樹脂「フルオンプラスEA-2000」の生産設備を千葉工場(千葉県市原市)に導入し、稼働を開始しました。
電動化の分野では、防曇ガラス「eXeview」や電熱防曇ガラス「ヒートライトW」を開発しており、エンジンの排熱によって曇りを除去できないというEVの特性に対応した製品です。タッチパネル式ディスプレイの表面保護カバーである「車載ディスプレイ用カバーガラス」は、頑丈で割れにくいスマホ向けカバーガラス「Dragontrail」の技術を応用。高い視認性と耐摩耗性、防汚処理機能を持っています。2019年8月発売のトヨタ「レクサスRX」に採用されました。

技術動向

主要製品であるガラス事業では、視界の歪みがなく視界がクリアに見える合わせガラス「ラミセーフ」を開発しています。2枚のガラスを特殊フィルムで挟むことで割れても破片が飛び散りにくく衝突物が貫通しにくのが特徴です。
高付加価値なウィンドシールド(フロントガラス)やサイドガラスも展開しており、「全周99%UVカットガラス」は99%UVカットを実現した製品です。赤外線によって生じるジリジリ感も低減します。「赤外線カットガラスクールベール」は赤外線を吸収することで車内温度を約15度下げる機能を持っており、省エネに貢献します。光の透過性や車内に伝わる熱温度を調整することができる「調光ガラス WONDERLITE」は、エアコンの使用時間を短縮することで燃費を向上させ、CO2排出量を削減します。

このほか、中間膜に粘着性の高いポリビニール・ブチラールを使うことで外の騒音を低減した「遮音ガラスサウンドベール」や、スイッチひとつで電熱によって雪や氷を溶かす「透明導電膜付きウィンドシールド」「導電ワイヤー封入ウィンドシールド」なども開発。フッ素系材料をコーティングした「ドア撥水ガラスウェルビュー」や、車内の水分を吸収する樹脂膜コート材を採用した「曇りにくいガラスエクゼビュー」は、雨の水滴や車内の結露などで運転手の視界を妨げるのを防ぎます。

グローバル展開

2019年初頭に、モロッコの現地ガラスメーカーと合同で建設した自動車用ガラス工場が生産を開始しました。AGCグループとしてはアフリカ大陸初の生産拠点です。
2019年9月には、中国に車載ディスプレイ用カバーガラスの生産拠点の新設を発表。子会社「艾杰旭汽車玻璃 (蘇州)」に建設する予定で、コーティング、印刷、成型すべてに最先端技術を導入した一貫生産ラインを備えます。製品の販売は2022年を予定しています。

2018年12月期の地域別の売上高は、日本・アジアが1兆57億円、アメリカが1663億円、ヨーロッパが3510億円となっています。

会社概要

社名 AGC株式会社
設立年 1950年6月1日
本社所在地 〒100-8405 東京都千代田区丸の内一丁目5番1号
市場名 東証一部
代表取締役 島村 琢哉
社債格付け AA-
資本金 90,873百万円

組織構成や技術開発状況など、ネットに掲載されていない情報 が聞ける。転職についても相談できる。

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拠点一覧

AGCの拠点(研究開発・テストセンター含む)

海外拠点一覧
  • AGCガラス・ヨーロッパグループ
  • AGCフラットガラス・ノースアメリカグループ
  • AGCディスプレイグラス台湾
  • アサヒマス・ケミカル

関係会社一覧

AGCの関係会社一覧

  • アサヒマス板硝子
  • AGCフラットガラス・ノースアメリカ
  • AGCガラス・ブラジル
  • AGCフラットガラス・クリンAGCガラス・ヨーロッパ
  • AGCフラットガラス・チェコ
  • AGCディスプレイグラス台湾
  • 旭硝子顕示玻璃(深圳)有限公司
  • 旭硝子ファインテクノ韓国
  • AGCシンガポール・サービス
  • AGCアメリカ

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