マザーソン・スミ・システムズ

マザーソン・スミ・システムズの企業情報

マザーソン・スミ・システムズ(MSSL:Motherson Sumi Systems Ltd.)は、ワイヤーハーネスやポリマー部品、ミラー、金属加工部品、ゴム部品を手がけるインドの自動車部品メーカーです。
インドのサンバルダナ・マザーソン・グループ(SMG:Samvardhana Motherson Group)と日本の住友電装の合弁会社として設立されました。

1983年、サンバルダナ・マザーソン・グループと住友電装がワイヤーハーネスの製造に関する提携を締結。
1986年、両社の合弁会社としてマザーソン・スミ・システムズが設立されました。
1993年にインドで上場。

2009年、イギリスのビジオコープ(Visiocorp plc)を買収。
2011年、ドイツのペグフォーム(Peguform GmbH & Co. KG)を買収。
2014年、アメリカのストーンリッジ(Stoneridge)を買収。
同年の12月、ドイツのシェーラー&トリーア(S & T:Scherer & Trier)を買収することで合意しました。

現在は、事業拡大を目指したM&Aに注力しています。

売上等の推移(直近3年間)

売上高推移

連結
  • 632,677百万円

2015年度

  • 720,384百万円

2016年度

  • 900,693百万円

2017年度

経常利益推移

連結
  • 29,530百万円

2013年度

  • 33,616百万円

2014年度

  • 43,286百万円

2015年度

  • ※米国SEC基準会社・国際会計基準会社は、経常利益に当たるものがないため、税前利益を経常利益とみなします。

2015年3月末時点における売上高は、アメリカの自動車部品メーカーであるストーンリッジ(Stoneridge)を買収したことなどが影響し、3,503億1,900万ルピー(約5,783億8千万円)で前年比14.0%増となりました。
また、税前利益は181億7,200万ルピー(約300億円)で前年比13.9%増、純利益は129億1,500万ルピー(約213億2千万円)で前年比17.8%増となりました。

事業戦略

事業方針

マザーソン・スミ・システムズは、2020年における売上高を180億ドルに引き上げることを目標に掲げています。
目標達成に向け、2009年頃から積極的に実施しているM&Aをさらに加速させる方針です。

マザーソン・スミ・システムズのM&Aに関する動向は以下のとおりです。

  • 2009年、内外装のミラーを手がけていたイギリスの自動車部品メーカー、ビジオコープ(Visiocorp plc)を買収。
    買収後の社名はSamvardhana Motherson Reflectec(SMR)。
  • 2011年、内外装部品を手がけていたドイツの自動車部品メーカー、ペグフォーム(Peguform GmbH & Co. KG)を買収。
    買収後の社名はSamvardhana Motherson Peguform(SMP)。
  • 2014年8月、北米の商用車・農用車向けワイヤーハーネス市場で高いシェアを持っていたアメリカの自動車部品メーカー、ストーンリッジ(Stoneridge)を6,570万ドルで買収。
  • 2014年12月、ヨーロッパや北米におけるポリマー事業を強化するため、内外装部品を手がけていたドイツの自動車部品メーカー、シェーラー&トリーア(S & T:Scherer & Trier)を買収することで合意。
    同社はアウディ(Audi)、BMW、ダイムラー(Daimler)、フォード・モーター(Ford Motor Company)、ゼネラル・モーターズ(GM:General Motors)、フォルクスワーゲン(VW:Volkswagen)などの完成車メーカーに製品を供給していたメーカー。

グローバル展開

2015年3月末時点で、マザーソン・スミ・システムズは本国インドのほか、イギリス、ドイツ、ハンガリー、ポルトガル、スペイン、チェコ、スロバキア、ブラジル、メキシコ、中国、UAE、オーストラリア、南アフリカなど、世界各地域に拠点を有しています。

○海外における取り組み

  • 2014年8月に実施したアメリカのストーンリッジ(Stoneridge)の買収に伴い、アメリカとメキシコの生産拠点(計6ヶ所)を獲得。
  • 2014年12月に発表したシェーラー&トリーア(S & T:Scherer & Trier)の買収に伴い、ドイツのミヒェラウとメキシコのプエブラの生産拠点を獲得。
  • 2015年4月、同社はダイムラー(Daimler)から新型メルセデス・ベンツ(Mercedes-Benz)向けの内外装システムを受注したと発表。
    これに伴い、アメリカとハンガリーに2ヶ所の工場を新設すると発表。また、ドイツの既存拠点については生産能力を増強する方針。
    ダイムラーへの納入は2018年に開始される予定。

部門構成・部門ごとの方針

マザーソン・スミ・システムズは、以下の4部門で事業体制を構成しています。

  • ワイヤーハーネス事業
    (主要製品:ワイヤーハーネス、ワイヤー、コネクター、ターミナル、ヒューズボックスなど)
  • ポリマー事業
    (主要製品:インストルメントパネル、ドアトリム、バンパー、HVAC(Heating, Ventilation, and Air Conditioning,冷暖房空調設備)ダクトなど)
  • ミラー事業
    (主要製品:リアミラー、エクステリアミラーなど)
  • 金属加工部品・ゴム部品他事業
    (ギアリム、ギアホイール、ギアブランク、油圧シリンダー部品、ゴム押出成形部品、シリコンゴム射出成形部品など)

マザーソン・スミ・システムズの報道ニュース一覧

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自動車部品と関連事業を他事業体へMothersonSumiSystems(以下、MSSL)の取締役会は、株主価値の創成を目的としたグループの再編計画について承認...[もっと見る

2017.03.29 Motherson Sumi Systems、フィンランドの自動車部品大手PKCグループを買収
2016.09.13 Motherson Sumi Systems、アブラハム社の自動車事業部門を買収

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会社概要

社名 MSSL Japan株式会社
設立年 2010年4月
本社所在地 〒460-0002 名古屋市中区丸の内1-16-4 BPRプレイス名古屋丸の内4F
代表取締役 山内 章彦
資本金 17百万円

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