東海理化

東海理化の企業情報

東海理化は、自動車用スイッチやレバー、シートベルト、スマートキーなどを手掛ける電装部品メーカーです。主要製品のレバーコンビネーションスイッチ、パワーウィンドウスイッチ、シフトレバーは、世界トップクラスのシェアを誇ります。

トヨタグループの企業で、トヨタ自動車向け製品が売上高の約7割を占めています。

年収情報

平均年収623万円自動車業界内の年収順位 46101

年収推移

  • 621.3万円

2016年度

  • 618.3万円

2017年度

  • 623.9万円

2018年度

自動車業界の平均年収 618万円
推定生涯賃金 2億3287万円

年齢別年収シミュレーション

  • 449万円

25歳

  • 536万円

30歳

  • 623万円

35歳

  • 703万円

40歳

  • 725万円

45歳

  • 710万円

50歳

平均年齢 39.7歳
平均勤続年数 17.3年

売上等の推移(直近3年間)

売上高推移

連結
  • 459,070百万円

2016年度

  • 481,945百万円

2017年度

  • 507,645百万円

2018年度

単独
  • 239,552百万円

2016年度

  • 251,514百万円

2017年度

  • 269,610百万円

2018年度

経常利益推移

連結
  • 32,111百万円

2016年度

  • 32,278百万円

2017年度

  • 30,110百万円

2018年度

単独
  • 17,283百万円

2016年度

  • 20,161百万円

2017年度

  • 19,915百万円

2018年度

従業員数推移

連結
単独

事業戦略

事業方針

東海理化は、「快適を叶える(Comfort)」「安心を支える(Security)」「安全を守る(Safety)」をテーマに、以下のような製品を開発しています。

  • ヒューマン・インタフェースシステム:レバーコンビネーションスイッチ、シフトレバーなど
  • セキュリティシステム:リモートキー&レシーバー、スマートキー携帯機など
  • セイフティシステム:シートベルト、アウターミラーなど
  • エレクトロニクス:タイヤ空気圧監視システム、イモビライザーECUなど
  • 装飾品:エンブレム、ホイールキャップなど

東海理化は現在、商品力の向上と既存製品の改良、次世代新製品の開発に取り組んでいます。デザイン性の向上も図っており、2019年5月には東京都渋谷区にデザインオフィスを新設しました。

今後は、トヨタ以外の完成車メーカーへの販売を拡大させ、2030年には約2000億円を稼ぎたい考えです。スズキ向けには、インドでの売り上げの拡大を目指して、現地の工場を拡張。ホンダ向けには、2018年に開設した北関東営業所(栃木県宇都宮市)で新規受注を獲得し、将来的には次世代技術の開発パートナーになることを目指していきます。

他社との提携状況

2018年9月に、画像センサー技術の向上のため、デジタル画像処理技術を持つ「カムイ・イノベーション」(北海道札幌市)に出資。画像センサー技術やカメラモニターシステム向け画像処理技術などを応用した製品の開発を加速させています。

2019年5月には、クラウドを活用したモビリティサービスを行う「データ・テック」(東京都大田区)と共同開発契約を締結。東海理化のキー認証・デジタルキー配信技術に、データ・テックが持つ安全運転診断技術などを組み合わせ、新たな車両運行管理システムを開発しています。

注力分野

東海理化は、自動運転時代を見据えた製品の開発を進めています。
2018年7月、豊田合成との協業によりハンドル向けセンサーとスイッチを開発。「手放し検知機能付きステアリングホイール」は、豊田合成のステアリングホイールに、東海理化が開発したセンサーを搭載。静電気に反応するセンサーが、ハンドルを握っているかどうかだけではなく、指を立てるなどジェスチャーも感知します。「表示切り替えスイッチ」は、位置や個数は変えずにパターンを切り替えることで、スイッチの複数表示が可能な製品です。

2019年7月には、タッチパッドで操作できるステアリングスイッチを開発。部品数が少ないことと、カーナビなどに使われる無線更新技術のアップデートにも対応できることが特徴です。2021年頃の納入を目指して、完成車メーカー全社への売り込みを進めています。

技術動向

東海理化は、次世代トレンドである安全支援・コネクティッドに対応した製品の開発を進めています。技術開発は、▽人間工学▽デザイン開発▽入力センシング技術▽入力フィードバック技術▽安全支援技術▽通信・暗号技術――の6つのコアテクノロジーをもとに行っています。

―ヒューマン・インタフェースシステム

「コンビネーションスイッチ」は、フィーリングを向上させた製品で、視覚に頼らずに操作することが可能。センターディスプレイを遠隔操作する「タッチパッド」や、アウターミラースイッチを一体化して省スペース化を図った「パワーウィンドウスイッチ」も開発しており、これらはトヨタのレクサスLSに採用されています。

―セキュリティシステム

暗号化無線通信技術を応用し、身につけているだけで開け閉めできる「電子キーシステム」を開発。スマートフォンをキー代わりにした「シェアリングサービス」は、ドライブレコーダーを手掛ける「データ・テック」(東京大田区)と共同で開発を進めています。今後は、コインロッカー、ホームドアなど自動車以外に事業領域を拡大していく予定です。

―セイフティシステム

サイドミラーにカメラを用いる「デジタルアウターミラー」は、夜間や悪天候でも高い視認性を発揮。量産車としては世界で初めて、トヨタのレクサスESに採用されました。シートベルトでは、軽い引き出しと高い拘束性が特徴の「コンフォート&セーフティシートベルト」も製品化しました。

グローバル展開

東海理化は、将来の成長に向け、中国・インドでの事業拡大を目指しています。
中国では2018年10月に、現地の生産拠点としては4ヶ所目になる「東海理化(江蘇)汽車部件有限公司」を江蘇省無錫市に新設。中国メーカーへの販売を拡大させ、将来的には開発・設計機能の拡充を図ります。

インドでは、スズキの生産台数が2025年に約300万台になると想定し、「東海理化ミンダ・インディア(TRMN)」にある工場を拡張。カーメーカーミンダグループとの合弁会社「ミンダリカ」は、すでにインド国内で主要スイッチ製品のシェア50%を獲得しており、今後も両社でさらなる成長を狙います。

東海理化の海外拠点は24ヶ所。ヨーロッパに3ヶ所、東南アジア6ヶ所、東アジアに5ヶ所、南アジアに2ヶ所、北米に7ヶ所、南米に1ヶ所あります。
2019年3月期の売上高に占める海外の割合は51%です。地域別の売上高は、アジアが1361億円、北米が1048億円、欧州その他が337億円となっています。

会社概要

社名 株式会社東海理化(株式会社東海理化電機製作所)
設立年 1948年8月30日
本社所在地 〒480-0195 愛知県丹羽郡大口町豊田三丁目260番地
市場名 東証一部,名証一部
代表取締役 三浦 憲二
社債格付け A+
資本金 22,800百万円

組織構成や技術開発状況など、ネットに掲載されていない情報 が聞ける。転職についても相談できる。

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拠点一覧

東海理化の拠点(研究開発・テストセンター含む)

国内拠点一覧
  • 本社,本社工場(愛知県大口町)
  • 豊田工場(愛知県豊田市)
  • 音羽工場,萩工場(愛知県豊川市)
  • 恵那東海理化㈱への貸与資産(岐阜県恵那市)
  • 研修センター(愛知県小牧市)
海外拠点一覧
  • トウカイリカ(タイランド)㈱
  • TACマニュファクチャリング㈱
  • 佛山東海理化汽車部件㈲
  • TRCZ㈲
  • 天津東海理化汽車部件㈲

関係会社一覧

東海理化の関係会社一覧

  • TRAM㈱
  • TRBR インダストリア イ コメルシオ㈲
  • TRCZ㈲
  • トウカイリカ ミンダ・インディア㈱
  • トウカイリカインドネシア㈱

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