大同特殊鋼

大同特殊鋼のハイライト

大同特殊鋼は、日本に本社を置く大手鍛造メーカーです。
自動車関連ではクランクシャフトなどのエンジン部品、サンギアやオニオンギアなどの変速機部品を手がけています。

なお、子会社にはエンジンバルブメーカーのフジオーゼックスを擁しています。

1950年に設立された新大同製鋼が、現在の大同特殊鋼の前身です。
1953年、大同製鋼に社名を変更。
同年、富士バルブ(現:フジオーゼックス)に資本参加。

1976年、日本特殊鋼と特殊製鋼を合併し、社名を大同特殊鋼に変更。
1983年、ニューヨーク事務所を分離し、Daido Steel(America)Inc.を設立。

1990年、自動車部品・産業機械部品向け精密鋳造品の事業基盤確立を目的に、ダイドープレシジョンパーツ(現:大同キャスティング)を設立。

2002年、大同特殊鋳造とダイドープレシジョンパーツが合併。合併会社に鋳鋼品・精密鋳造品部門を譲渡し、大同キャスティングに社名を変更。
2004年には、DAIDO PDM(THAILAND)CO.,LTD.、天文大同特殊鋼股份有限公司、DAIDO AMISTAR(M)SDN.BHD.、DAIDO AMISTAR(S)PTE LTDの海外4社を子会社化。

2011年、大同電工(蘇州)有限公司を連結子会社化。
2013年、THAI SEISEN CO.,LTD.を連結子会社化。
2015年、富士气門(広東)有限公司を連結子会社化。

2016年3月末時点では、子会社37社、関連会社17社でグループを構成しており、11,040人の従業員を抱えています。
事業体制は、下記のセグメントで構成されています。

・特殊鋼鋼材
・機能材料・磁性材用
・自動車部品・産業機械部品
・エンジニアリング
・流通・サービス

現在は、北米やアジアなどの海外における生産体制の強化と、最新設備の導入による生産の効率化などに尽力しています。

年収情報

平均年収719万円

年収推移

  • 751.8万円

2013年度

  • 701.2万円

2014年度

  • 719.7万円

2015年度

自動車業界の平均年収 606万円
推定生涯賃金 2億6714万円

年齢別年収シミュレーション

  • 515万円

25歳

  • 615万円

30歳

  • 715万円

35歳

  • 807万円

40歳

  • 832万円

45歳

  • 815万円

50歳

平均年齢 39.4歳
平均勤続年数 17.5年

売上等の推移(直近3年間)

売上高推移

連結
  • 457,731百万円

2013年度

  • 483,633百万円

2014年度

  • 460,577百万円

2015年度

単独
  • 282,708百万円

2013年度

  • 300,752百万円

2014年度

  • 280,748百万円

2015年度

経常利益推移

連結
  • 20,287百万円

2013年度

  • 21,729百万円

2014年度

  • 25,108百万円

2015年度

単独
  • 10,455百万円

2013年度

  • 11,922百万円

2014年度

  • 15,542百万円

2015年度

従業員数推移

連結
単独

2015年度における売上高は、4,605億7,700万円で前年度比4.8%減となりました。
また、経常利益は251億800万円で前年度比15.6%増、当期純利益は67億4,600万円で前年度比38.0%減となりました。


セグメント別の売上高は、

  • 特殊鋼鋼材が1,705億1,300万円で前年度比9.8%減
  • 特殊鋼鋼材が1,705億1,300万円で前年度比9.8%減
  • 自動車部品・産業機械部品が996億7,900万円で前年度比0.3%増
  • エンジニアリングが261億400万円で前年度比14.0%増
  • 流通・サービスが90億2,900万円で前年度比13.7%増

となりました。

となりました。


  • 売上高5,600億円
  • 経常利益400億円
  • 当期純利益250億円
  • ROS(売上高経常利益率)7%
  • ROA(総資本利益率)6%

事業戦略

事業方針

大同特殊鋼は現在、「大同特殊鋼グループ2017中期経営計画」において、2017年度を目標年度とし、下記の経営目標の達成を目指しています。

  • 売上高5,600億円
  • 経常利益400億円
  • 当期純利益250億円
  • ROS(売上高経常利益率)7%
  • ROA(総資本利益率)6%

上記の目標を達成すべく、大同特殊鋼は以下のような取り組みを実施しています。

○顧客対応力の強化

自動車市場の成長が続く海外での供給体制を強化するため、増産投資を続ける方針。
国内外で製品の軽量化を図るほか、営業体制を製品軸から顧客軸に切り替える。


○成長分野の事業強化

中長期的に成長が見込めるターボチャージャー関連製品や車載磁石事業、高機能ステンレス鋼事業を強化する方針。

このほか、QCD(品質、コスト、納期対応力)競争力を強化するために高効率設備を導入して生産効率の向上を図っているほか、国外での売上高を増加させるために現地でのマーケティング機能の強化に取り組んでいます。

大同特殊鋼のM&Aや他社との提携に関する動向は以下のとおりです。

  • 2015年6月、子会社のフジオーゼックスがTRWグループとの業務提携を解消すると発表。
    フジオーゼックスが保有していたTRW Fuji Valve Inc.とTRW Fuji Serina Co., Ltd.の全株式をTRW Automotive J.V. LLC(TRW JV)に譲渡。
    また、TRW Asia Pacific Co., Ltd.(TRW AP)が保有する富士气門(広東)有限公司(Fuji Valve(Guangdong)Corporation)の全株式をフジオーゼックスが譲り受ける。
  • 2015年7月、技術支援を行っていたインドのSunflag Iron & Steelに資本参加すると発表。約10億円で10%の株式を保有する。
    この投資により、大同特殊鋼はサプライチェーンの拡大を目指し、協業関係を強化する考え。
    なお、Sunflag Iron & Steelは構造用鋼やステンレス鋼を生産している会社。
  • 2016年2月、三菱重工業の傘下に属す三菱重工工作機械と、エンジンバルブ事業の統合に関して合意したと発表。合弁会社を設立して中空バルブ事業を移管する。
    フジオーゼックスが新たに中空バルブ専門のフジホローバルブを設立し、両社が会社分割で中空バルブ事業を継承。フジオーゼックスの出資比率は68.1%。

注力分野

大同特殊鋼は現在、海外における生産体制の強化と、最新設備の導入による生産効率化に注力しています。

○海外における生産体制強化に関する取り組み

「大同特殊鋼グループ2017中期経営計画」で掲げる2017年度の目標売上高5,600億円のうち、大同特殊鋼は海外での目標売上高を1,700億円に設定しています。

北米やアジアなど、特に自動車生産が拡大している国での供給体制を強化するため、増産投資に取り組んでいます。

○最新設備の導入による生産効率化に関する取り組み

2015年から2016年にかけて、愛知県の知多工場やタイの生産拠点などの国内外で、最新の熱間高速横鍛造機を稼働させました。
高性能で高効率な生産設備の採用によって製品の無駄を削減し、軽量化を図っています。

また、収益を拡大させるため、生産時間を短縮するなどの効率化を行うことで、製品のコスト競争力の強化を実施しています。

技術動向

大同特殊鋼では、技術開発研究所に設置されている特殊鋼研究部、電磁材料研究部、プロセス研究部を中心に研究開発活動が行われており、2016年3月末時点では275人の従業員が同活動に従事しています。

自動車関連では、特殊鋼鋼材セグメントが自動車用構造材料を、自動車部品・産業機械部品セグメントがターボチャージャーやエンジンバルブなどの研究開発を実施しています。

下記は、大同特殊鋼の研究開発活動の一例です。


・耐水素脆化軸受用鋼の開発

自動車用エンジンの電装補機やCVT(Continuously Variable Transmission,無段変速機)用の軸受で、早期転動疲労剥離(潤滑油から侵入する水素に起因する水素脆性型転動疲労)が問題視されていた。

これに対して大同特殊鋼は、表層窒化物、水素放出曲線、水素脆性型転動疲労寿命に及ぼす表層窒素量の影響と、窒化物水素トラップによる水素放出曲線の分離抽出により、長寿命化の機構を明らかにした。
今後、耐水素脆化軸受用鋼の実用化を目指す考え。

グローバル展開

2016年3月末時点で、大同特殊鋼はアメリカ、メキシコ、ドイツ、中国、香港、台湾、韓国、フィリピン、マレーシア、インドネシア、タイ、インド、ベトナム、シンガポールにグループ会社を有しています。


○海外における取り組み

■インドネシアでの取り組み
  • 2014年11月、インドネシアにおける自動車生産の拡大に対応するため、子会社のフジオーゼックスが同国のエンジンバルブ生産拠点を稼働。
    2013年8月に現地の企業であるProspect Motorとの合弁会社、Fuji OOZX Indonesiaを設立していた。フジオーゼックスの出資比率は75%。
■メキシコでの取り組み
  • 2014年8月、子会社のフジオーゼックスがエンジンバルブを生産・販売する子会社、Fuji OOZX Mexicoを設立。フジオーゼックスの出資比率は99%。
    北米と南米における自動車生産の拡大に対応し、現地での供給体制を強化するのが目的。
    当初の発表によれば、2016年7月に稼働が開始される。
■タイでの取り組み
  • 2015年1月、完成車メーカーによるASEAN地域での現地調達の動きが拡大していることを受け、現地における供給体制の強化を目的に、変速機用型鍛造部品を生産する子会社、Daido Steel(Thailand)を設立。
    総投資額は30億円。

部門構成・部門ごとの方針

大同特殊鋼は、以下5つのセグメントで事業体制を構成しています。

  • 特殊鋼鋼材
  • 機能材料・磁性材用
  • 自動車部品・産業機械部品
  • エンジニアリング
  • 流通・サービス

上記のうち、主に下記のセグメントが自動車関連製品を手がけています。

  • 特殊鋼鋼材
    自動車部品用の特殊鋼鋼材を手がける。
  • 機能材料・磁性材料
    自動車用メーター用磁材製品を手がける。
  • 自動車部品・産業機械部品
    自動車部品用の型鋳造品・熱間精密鍛造品・鋼機製品・鋳鋼品・精密鋳造品などを手がける。

会社概要

社名 大同特殊鋼株式会社
設立年 1950年
本社所在地 愛知県名古屋市東区東桜一丁目1番10号
市場名 東証一部,名証一部
代表取締役 石黒 武
社債格付け A-
資本金 37,172百万円

組織構成や技術開発状況など、ネットに掲載されていない情報 が聞ける。転職についても相談できる。

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拠点一覧

大同特殊鋼の拠点(研究開発・テストセンター含む)

国内拠点一覧
  • 知多工場,知多型鍛造工場,知多帯鋼工場(愛知県東海市)
  • 星崎工場(名古屋市南区)
  • 渋川工場(群馬県渋川市)
  • 川崎テクノセンター(川崎市川崎区)
  • 築地テクノセンター粉末工場(名古屋市港区)
  • 王子工場(東京都北区)
  • 君津工場(千葉県君津市)
  • 滝春テクノセンター(名古屋市南区)
  • 中津川テクノセンター(岐阜県中津川市)
  • 大同興業㈱
  • 大同DMソリューション㈱
  • 日本精線㈱
  • ㈱ダイドー電子
  • 下村特殊精工㈱
  • ㈱大同キャスティングス
  • フジオーゼックス㈱
  • 日本鍛工㈱
  • 東洋産業㈱
  • 大同精密工業㈱
  • 大同マシナリー㈱
海外拠点一覧
  • DAIDO PDM(THAILAND)CO.,Ltd.
  • DAIDO AMISTAR(M)SDN.BHD.
  • THAI SEISEN CO.,Ltd.
  • 大同電工(蘇州)有限公司
  • Daido Electronics CO.,Ltd.
  • 富士气門(広東)有限公司
  • OHIO STAR FORGE CO.

関係会社一覧

大同特殊鋼の関係会社一覧

  • 大同興業㈱
  • 日本精線㈱

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