愛三工業

愛三工業の企業情報

愛三工業は日本に本社を置く自動車部品メーカーで、エンジン部品の大手です。
フューエルポンプモジュール、スロットルボディー、キャニスタなどの自動車部品を製造・販売しています。
自動車部品以外にも、自動車運送取扱業務、土木建設業、コンピュータシステムおよびプログラムの開発・販売などを手がけています。

自動車部品では燃料ポンプ・モジュールが主力で、現在はCNG(Compressed Natural Gas,圧縮天然ガス)、LPG(Liquid Petroleum Gas,液化石油ガス)向けガス燃料システムのほか、EV(Electric Vehicle,電気自動車)、FCV(Fuel Cell Vehicle,燃料電池車)向け製品も扱っています。

なお、トヨタ自動車を主要な納入先としており、2016年3月末時点で、同社は愛三工業の株式28.9%を保有しています。

愛三工業は、1938年に設立された企業です。
1945年にキャブレタなど自動車部品の製造を開始。
1960年にエンジンバルブの生産を開始しました。

1995年、中国に合弁会社の天津愛三汽車附件有限公司(Tianjin Aisan Automobile Parts Co., Ltd.)を設立。

2003年、韓国に三愛精密を設置。
同年、中国に愛三(天津)汽車部件有限公司(Aisan(Tianjin)Auto Parts Co., Ltd)を設立。
2004年にはベルギーにAisan Corporation Europe S.Aを設立したほか、アメリカにヒョンタンアメリカ、中国に愛三(佛山)汽車部件有限公司(Aisan(Foshan)Auto Parts Co., Ltd.)を設立しました。

2011年、インドにAuto Parts India Pvt Ltd.を、タイにAisan Corporation Asia Pacific Limitedを設立。
2013年にはメキシコにAisan Auto Partes Mexicoを設立しました。

2016年3月末時点では子会社25社、関連会社2社でグループを構成しており、8,736人の従業員を抱えています。

現在は、「国内生産ラインの改革」に注力するなど、中期経営計画において定められた重点方策に取り組んでいます。

年収情報

平均年収656万円自動車業界内の年収順位 33101

年収推移

  • 666万円

2016年度

  • 662.6万円

2017年度

  • 656万円

2018年度

自動車業界の平均年収 618万円
推定生涯賃金 2億1709万円

年齢別年収シミュレーション

  • 419万円

25歳

  • 500万円

30歳

  • 581万円

35歳

  • 656万円

40歳

  • 676万円

45歳

  • 662万円

50歳

平均年齢 41.3歳
平均勤続年数 20.1年

売上等の推移(直近3年間)

売上高推移

連結
  • 203,769百万円

2016年度

  • 212,524百万円

2017年度

  • 213,494百万円

2018年度

単独
  • 90,824百万円

2016年度

  • 90,626百万円

2017年度

  • 95,911百万円

2018年度

経常利益推移

連結
  • 7,407百万円

2016年度

  • 9,770百万円

2017年度

  • 8,181百万円

2018年度

単独
  • 3,243百万円

2016年度

  • 3,923百万円

2017年度

  • 4,888百万円

2018年度

従業員数推移

連結
単独

2015年度における売上高は、フューエルポンプモジュールやスロットルボディーの売上高の増加が影響し、2,153億6,000万円で前年度比1.3%増となりました。
また、営業利益は98億5,400万円で前年度比8.7%減、経常利益は93億4,900万円で前年度比17.4%減、当期純利益は62億800万円で前年度比8.1%減となりました。

地域別の売上高は、

  • 日本が1,082億4,500万円で前年度比11.1%減
  • アジアが736億6,300万円で前年度比13.2%増
  • 米州が392億6,400万円で前年度比14.7%増
  • 欧州が138億9,600万円で前年度比4.6%増

となりました。

なお、愛三工業は中期経営計画において、2018年度に下記の経営目標の達成を目指しています。

  • 売上高2,500億円
  • 営業利益150億円
  • ROE(自己資本利益率)10%

事業戦略

事業方針

愛三工業は2015年度を目標年度とする中期経営計画を策定しており、売上高2,000億円、営業利益100億円を目標として設定していましたが、これを2014年度に前倒しで達成しました。
これを受け、愛三工業は2015年8月、期間を2018年度までとした中期経営計画を新たに策定。以下の数値目標を掲げています。

  • 売上高2,500億円
  • 営業利益150億円
  • ROE(自己資本利益率)10%

なお、同中計では「コア商品拡大」「ものづくり改革」「商品開発」「地域成長戦略」の4つを重点方策としており、燃料供給部品のシステムサプライヤーとなることを目指しています。

○コア商品拡大

  • スロットルボディー
    軽量・ローコスト化による競争力の向上と、品揃えを充実させることで、世界シェアの維持・拡大を図る。
  • EGR(Exhaust Gas Recirculation,排気再循環)バルブ
    ローコストタイプに加え高機能タイプに注力することで、顧客ニーズに対応する方針。
  • 燃料ポンプ・モジュール
    先進国には省電力製品、新興国には低コスト製品を供給するなど、地域・燃料に対応した品揃えを充実させる方針。
  • キャニスタ
    品揃えの充実を図るとともに、各国のエバポ規制強化に対応する方針。
  • 2輪FI製品
    ASEANで品揃えを拡大し、インドを主体に拡販を図る方針。

○ものづくり改革

  • グローバル生産管理
    リアルタイム監視による生産データ管理の一元化などを行い、最適生産・最適物流の実現を図る。
  • 設備技術の進化
    製品を生産する工程を集約し、小規模・フレキシブル化を図る。
  • 新工法開発
    従来の生産工程の廃止などを行い、新工法による製品構造改革を図る。

○商品開発

  • 低CO2・低排出ガス
    燃料の多様化に対応するほか、製品の消費電力低減や燃費向上を図ることで、低CO2、低排出ガスに貢献する次世代商品を創出する方針。
  • FCV(Fuel Cell Vehicle,燃料電池車)製品
    ガス燃料・量産技術を活用し、製品領域の拡大と普及を実施する方針。

○地域成長戦略

  • アメリカ
    市場の伸び、新規制に対応する方針。
  • ヨーロッパ
    技術を裏付けに、ヨーロッパ完成車メーカーへの拡販を図る方針。
  • ASEAN・インド
    4輪では競争力のある供給拡大を図り、2輪ではFI製品を拡販する方針。

上記のほか、今後も成長が予測される中国や韓国にも注力する方針です。

愛三工業の他社との提携に関する動向は以下のとおりです。

  • 2013年6月、韓国の忠清南道と、新工場の建設に関する投資条約を締結。愛三工業の投資額は役3,500万ドル。
    当初の発表によれば、2014年末までに完工し、2015年初頭から量産が開始される予定。

注力分野

愛三工業は、2018年度を最終年度とする中期経営計画において掲げた重点方策の1つ「ものづくり改革」の一環として、国内生産ラインの改革に注力しています。

○国内生産ラインの改革

主力製品であるスロットルボディーとEGR(Exhaust Gas Recirculation,排気再循環)バルブの生産効率の引き上げを目的に、これらの製品について、2015年9月時点と比較して長さやスペースを約5割削減したコンパクトラインを2017年に導入する考え。

また、需給状況に応じてグローバルに設備投資を行いやすくするほか、工場内の余ったスペースを活用して新製品を生産しやすくするなど、愛三工業の供給体制全体を向上させる方針。

技術動向

愛三工業は現在、低燃費、低排出ガス、性能向上、安全性・快適性に寄与する製品の開発を行っています。

2015年度には、下記の取り組みを実施しました。

  • 従来と比較し約5W消費電力を低減したほか、エンジンのアイドリングストップ化による多頻度作動にも対応できるよう寿命向上が図られた燃料ポンプを量産化。
  • 北米LEVⅢ規制に対応したキャニスタを量産化。同製品は将来的に中国で実施される規制強化にも対応が可能。
  • ホールICの採用により、接点レス化および無段階出力を実現させ、製品寿命と検出精度を大幅に向上させた燃料センダゲージを量産化。

上記のほか、2016~2018年に、愛知県豊田市に燃料噴射装置などの製品評価を行う研究開発施設を設置する計画を発表しています。
当初の予定では2016年9月頃にガソリンを中心とした燃料系装置を評価する施設を稼働する計画で、2018年にCNG(Compressed Natural Gas,圧縮天然ガス)、LPG(Liquid Petroleum Gas,液化石油ガス)などのガス燃料系部品を評価する施設を稼働する計画です。

グローバル展開

2016年3月末時点で、愛三工業はアメリカ、メキシコ、フランス、チェコ、ベルギー、スロバキア、韓国、中国、インドネシア、タイ、インドに海外拠点を有しています。

○海外における取り組み

■インドネシアでの取り組み
  • 2015年夏ごろに、西ジャワ州にあるアイサンナスモコインダストリ(Aisan Nasmoco Industri)のエンジン機能部品工場に新工場を建設すると発表。投資額は10~20億円で、延床面積は合計で2万2,500平方メートル。
    スロットルボディーや燃料ポンプ・モジュール、キャニスタなどのエンジン機能部品と二輪車向け部品を増産し、トヨタ自動車やダイハツといった完成車メーカーのほか、二輪車向けメーカーに製品を納入する。
■メキシコでの取り組み
  • 2015年1月、サン・ルイス・ポトシ州に建設予定の工場(第1工場)に10億円強を追加投資。当時、同工場は同年夏に稼働予定で、当初の投資額は30億円だった。
    日産自動車向けにスロットルボディーやEGR(Exhaust Gas Recirculation,排気再循環)バルブなどを供給する。
■インドでの取り組み
  • 一部報道によれば、2014年夏ごろ、アーンドラ・プラデーシュ州にあるAisan Auto Parts Indiaでスロットルボディーなどの量産を開始した模様。
■ベルギーでの取り組み
  • Renault(ルノー)などのヨーロッパの完成車メーカー向け技術提案を本格化するため、Aisan Corporation Europe S.Aに技術者を配置。

会社概要

社名 愛三工業株式会社
設立年 1938年12月1日
本社所在地 〒474-8588 愛知県大府市共和町一丁目1番地の1
市場名 東証一部,名証一部
代表取締役 野村 得之
資本金 107百万円

組織構成や技術開発状況など、ネットに掲載されていない情報 が聞ける。転職についても相談できる。

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拠点一覧

愛三工業の拠点(研究開発・テストセンター含む)

国内拠点一覧
  • 本社及び,本社工場(愛知県大府市)
  • 安城工場(愛知県安城市)
  • 豊田工場(愛知県豊田市)
海外拠点一覧
  • 玄潭産業㈱
  • 玄潭テック㈱
  • 愛三(天津)汽車部件有限公司
  • 愛三(佛山)汽車部件有限公司
  • 沈陽玄潭汽車部件有限公司
  • ㈱アイサンナスモコインダストリ
  • IHDインダストリーズ㈱
  • フランクリンプレシジョンインダストリー㈱
  • アイサンインダストリーチェコ㈲

関係会社一覧

愛三工業の関係会社一覧

  • 玄潭産業㈱
  • 愛三(天津)汽車部件有限公司
  • 愛三(佛山)汽車部件有限公司
  • ㈱アイサンナスモコインダストリ
  • フランクリンプレシジョンインダストリー㈱
  • アイサンインダストリーチェコ㈲

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