村田製作所

村田製作所のハイライト

村田製作所は、日本に本社を置く総合電子部品メーカーです。
コンポーネント(コンデンサー、圧電製品など)、モジュール(通信モジュール、電源など)の電子部品と、その関連製品を開発・製造・販売しています。

自動車関連では、積層セラミックコンデンサー、水晶振動子(信号発進部品)、加速度センサー、ポジションセンサーなどを手がけています。

1944年、セラミックコンデンサーの製造会社、村田製作所が創業。
1950年、株式会社に改組しました。

1972年、同社初の海外拠点となる生産・販売会社、Murata Electronics Singapore(Pte.)Ltd.をシンガポールに設置。
1978年には、台湾の生産・販売会社であるTaiwan Murata Electronics Co., Ltd.の前身の会社を買収しました。

1980年代には富山村田製作所、出雲村田製作所、金沢村田製作所を設立するなど、国内拠点の増設も推進。
1986年、ブラジルに生産・販売会社のMurata Amazonia Industria E Comercio Ltda.を設置。
1988年にはタイでMurata Electronics(Thailand), Ltd.を設立したほか、ドイツに欧州統括会社としてMurata Europe Management GmbHを設立。

1992年、岡山村田製作所を設立。
1993年、マレーシアに生産・販売会社のMurata Electronics(Malaysia)Sdn. Bhd.を設置。
1994年、中国に生産・販売会社のBeijing Murata Electronics Co., Ltd.とWuxi Murata Electronics Co., Ltd.の2社を設置。
1999年には東京都渋谷区に東京支社を開設しました。

2001年、中国に生産・販売会社のHong Kong Murata Electronics Company Limitedを設置。
2004年、オランダに欧州統括会社のMurata Europe Management B.V.を設置。

2005年、中国に生産子会社の Shenzhen Murata Technology Co., Ltd.と、中華圏の販売統括会社であるMurata(China)Investment Co., Ltd.を設置。
2006年、アメリカのSyChip, Inc.を買収。
2007年、インドにMurata Electronics Singapore(Pte.)Ltd. India Liaison Officeを設置。
同年、アメリカの C&D Technologies, Inc.のパワーエレクトロニクス事業部を買収したことに伴い、生産子会社のMurata Power Solutions, Inc.を設置しました。

2010年、インドに販売会社のMurata Electronics(India)Private Limitedを、ベトナムに販売会社のMurata Electronics(Vietnam)Co., Ltd.を設置。
2011年、フィリピンに生産・販売会社のPhilippine Manufacturing Co.of Murata, Inc.を設置。
2012年、フィンランドのVTI Technologies Oyなどを買収。
同年、ルネサスエレクトロニクスのパワーアンプ事業を譲受したほか、アメリカのRF Monolithics, Inc.を買収。

2013年、東京電波を買収。
2014年には東光を連結子会社化しました。

2015年3月末時点では、国内外に51,794人の従業員を抱えています。

現在は、コンデンサーに関する取り組みに注力しており、国内生産拠点の増強や、製品の高性能化に向けた取り組みを実施しています。

年収情報

平均年収726万円

年収推移

  • 650.1万円

2013年度

  • 691.7万円

2014年度

  • 726.6万円

2015年度

自動車業界の平均年収 606万円
推定生涯賃金 2億5895万円

年齢別年収シミュレーション

  • 500万円

25歳

  • 596万円

30歳

  • 693万円

35歳

  • 782万円

40歳

  • 806万円

45歳

  • 790万円

50歳

平均年齢 40歳
平均勤続年数 14.8年

売上等の推移(直近3年間)

売上高推移

連結
  • 846,716百万円

2013年度

  • 1,043,542百万円

2014年度

  • 1,210,841百万円

2015年度

単独
  • 635,028百万円

2013年度

  • 752,660百万円

2014年度

  • 889,121百万円

2015年度

経常利益推移

連結
  • 132,336百万円

2013年度

  • 238,400百万円

2014年度

  • 279,173百万円

2015年度

単独
  • 57,892百万円

2013年度

  • 120,840百万円

2014年度

  • 95,732百万円

2015年度

従業員数推移

連結
単独

2014年度における売上高は、成長市場への注力と円安効果が影響し、1兆435億4,200万円で前年度比23.2%増となりました。
また、営業利益は2,145億3,500万円で前年度比70.4%増、当期純利益は1,677億1,100万円で前年度比80.0%増となりました。


製品別の売上高は、

  • コンデンサーが3,342億7,200万円で前年度比20.9%増
  • 圧電製品が1,218億7,900万円で前年度比26.7%増
  • その他コンポーネントが2,229億3,000万円で前年度比42.4%増
  • 通信モジュールが3,079億5,800万円で前年度比18.5%増
  • 電源他モジュールが529億5,200万円で前年度比2.5%減

となりました。


村田製作所は現在「中期構想2018」を掲げており、売上高を年率5~10%で成長させることに加え、営業利益率を20%以上に引き上げることを目標に掲げています。

事業戦略

事業方針

村田製作所は「中期構想2018」を策定しており、売上高に関しては年率5~10%の成長(新製品の売上高比率40%)、営業利益に関しては営業利益率20%以上を目標に設定しています。

なお、「中期構想2018」では以下の成長戦略が掲げられています。

  • 通信市場での競争優位の追求
    新たな付加価値を提供することで競争優位性を維持し、市場シェアの拡大を図る。
  • 注力市場での事業拡大
    自動車に加え、エネルギー、ヘルスケア・メディカル分野を注力市場とし、新たなビジネスモデル、顧客価値の創出によって、市場の多様化と成長を図る。
  • さらなる成長を見据えた市場開拓
    IoT社会への顧客ニーズの拡大に対し、センサーや通信技術を組み合わせた新たな価値提供の実現に向けた取り組みを実施する。

また、自動車関連では、世界的な自動車の台数増加とセンサー搭載(電子制御化や先進運転支援システム(ADAS:Advanced Driving Assistant System)関連)の拡大に伴う電子部品の需要の増加に対応するため、生産能力の増強と製品の高性能化に向けた研究開発活動を推進する方針です。

村田製作所のM&Aや他社との提携に関する動向は以下のとおりです。

  • 2012年1月、完全子会社のMurata Electronics Europe B.V.が、フィンランドのVTI Technologies Oyを買収。
    これによって村田製作所はVTIの3D MEMS技術を活用したMEMSセンサー製品群を獲得。
  • 2012年4月、アメリカの子会社であるMurata Electronics North America, Inc.(MEA)が、RF Monolithics, Inc.(RFM)を買収することで合意。同年7月に買収手続きが完了した。
    RF Monolithics, Inc.は医療機器や車載機器、産業機器、エネルギー関連市場に対して通信モジュールや高周波部品を開発・販売していた企業。
  • 2013年9月、ルネサスエレクトロニクスおよびユビキタスと車載インフォテインメント分野で提携を結び、車載情報機器の高速ネットワーク技術を共同開発することで合意。
    村田製作所のWi-Fiモジュール、ルネサスエレクトロニクスの車載向けSoC「R-Car」、ユビキタスの高速起動ソリューションと無線通信ソフトウェア技術を組み合わせることで、車載インフォテインメントシステムの高速起動を実現させ、社内環境で快適なネットワークサービスの利用を可能にするプラットフォームを開発する。
  • 2016年2月、カーオーディオやナビゲーションなどの車載機器向けコイルを手がける東光を完全子会社化する株式交換契約を締結。同時点で、村田製作所は東光の株式を62.99%保有。
    なお、両社は2013年2月に資本業務提携の強化に関して合意していた。

注力分野

村田製作所は、世界的に進んでいる自動車の電装化に伴い、積層セラミックコンデンサーの需要増に対応するための国内拠点の生産能力増強と、制御の高度化に対応するための製品の高性能化を目指した研究開発活動に注力しています。

○国内拠点の生産能力増強に関する取り組み

  • 2014年9月、積層セラミックコンデンサーを開発・生産する福井村田製作所が、敷地内に生産棟を建設すると発表。投資額は100億円、面積は2万2,620平方メートル。
  • 2015年5月、スマートフォンや自動車向け積層セラミックコンデンサーの需要増に対応することを目的に、子会社の出雲村田製作所の敷地内に生産棟を2つ建設すると発表。投資額は180億円。

当初の発表によれば2016年10月までに竣工予定で、3年以内に約300人の技術・生産スタッフを新規雇用する計画。

○製品の高性能化に関する取り組み

・2012年6月、「GCMシリーズ」の小型化・大容量化に成功したと発表。「GCMシリーズ」は自動車向けチップ積層セラミックコンデンサーの製品群。

新材料を開発したことで、主流だった3225サイズから3216サイズへ小型化したほか、定格電圧50V品と25V品の静電容量を拡大させた。
なお、同製品の生産は出雲村田製作所が担当。

・2012年10月、150℃でも使用可能な自動車向け樹脂外部電極チップ積層セラミックコンデンサーを開発したと発表。

温度特性が-55℃~150℃の範囲において、静電容量変化率+15/-40%である特性「X8L特性」を持つ製品として、世界で初めて樹脂電極を用いた製品。

同製品はECU(Engine Control Unit,エンジンコントロールユニット)、トランスミッションコントロール、センサーなど高温対応が必要で、フェールセーフ機能が必要な自動車向け。

・2015年7月、積層セラミックコンデンサーの表面に撥水処理を施した撥水コンデンサーを開発したと発表。

これにより、ショートを引き起こす可能性があるイオンマイグレーションの発生を抑制できるとされる。

カーナビ、ボディ制御ECU、エアコンディショナーECU、メーターECU、エンジンECUなどに使用される製品。

・2016年1月、AEC-Q200に準拠した「GRTシリーズ」を開発・商品化したと発表。

AEC-Q200は車載電子部品規格で、「GRTシリーズ」はこれに準拠した自動車グレード積層セラミックコンデンサー。
自動車インフォテインメント、コンフォート用途向けの製品。

・2016年2月、導電性接着剤対応の積層セラミックコンデンサー「GCBシリーズ」を開発したと発表。

同製品はAEC-Q200に準拠した、最高使用温度200℃に対応する積層セラミックコンデンサー。
自動車のパワートレインやセーフティ機器向けの製品。

技術動向

下記は、村田製作所の研究開発活動の一例です。


・「HCR」を共同開発

同製品は、完全子会社の東京電波と共同で開発した車載用水晶振動子。独自のパッケージを用いた設計により、従来から37%小型化。

車載用電子機器に用いられているセラミック発振子「セラロック」のパッケージ基本構造を踏襲し、内部に水晶素子を搭載。

・「PLT5BPH」シリーズを商品化

同製品は、自動車向け巻線タイプ電源用コモンモードチョークコイル。5050サイズで最大5.6Aに対応し、-55℃~150℃の範囲で使用可能。

ECU、トランスミッションコントロール、カーナビ、カーオーディオなどの電源ライン向け製品。


・横浜事業所に車載機器用電波暗室を設置

電波暗室の設置に伴い、村田製作所はEMC(Electro Magnetic Compatibility)評価サポートの開始を発表。

先進運転支援システム(ADAS:Advanced Driving Assistant System)や車載インフォテインメントシステムといった車載機器向けの電磁妨害測定と電磁感受性試験を実施する。

グローバル展開

2015年3月末時点で、村田製作所は日本のほか、フィンランド、タイ、マレーシア、フィリピン、シンガポール、中国、台湾に生産拠点を有しています。


○海外における取り組み

■中国での取り組み
  • 2012年1月、販売拠点である村田電子貿易(上海)有限公司が安徽(あんき)省に合肥分公司を設置。

なお、同社は2011年にも重慶(じゅうけい)市、陝西(せんせい)省西安(せいあん)市、湖北(こほく)省武漢(ぶかん)市、合肥(ごうひ/がっぴ)市に分公司を設置している。

会社概要

社名 株式会社村田製作所
設立年 1950年12月23日
本社所在地 〒617-8555 京都府長岡京市東神足1丁目10番1号
市場名 東証一部
代表取締役 村田 恒夫
社債格付け AA
資本金 69,377百万円

組織構成や技術開発状況など、ネットに掲載されていない情報 が聞ける。転職についても相談できる。

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拠点一覧

村田製作所の拠点(研究開発・テストセンター含む)

国内拠点一覧
  • 本社(京都府長岡京市)
  • 八日市事業所(滋賀県東近江市)
  • 野洲事業所(滋賀県野洲市)
  • 横浜事業所(横浜市緑区)
海外拠点一覧
  • Wuxi Murata Electronics CO.,Ltd.
  • Shenzhen Murata Technology CO.,Ltd
  • Murata Electronics(Thailand),Ltd.
  • Murata Electronics Oy
  • Philippine Manufacturing Co. of Murata,Inc.
  • VIET HOA ELECTRONICS CO.,Ltd.

関係会社一覧

村田製作所の関係会社一覧

  • ㈱福井村田製作所
  • ㈱出雲村田製作所
  • 東光㈱
  • Murata Company,Limited
  • Murata Electronics Europe B.V.
  • Murata (China) Investment CO.,Ltd.
  • Philippine Manufacturing Co. of Murata,Inc.
  • Shenzhen Murata Technology CO.,Ltd.
  • Murata Electronics Trading (Shanghai) CO.,Ltd.
  • Wuxi Murata Electronics CO.,Ltd.

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