Marelli、パラメータ測定可能なレーシングアンダーシャツVISMを開発

バイタルを測定しドライバーの状態を即時分析
Marelliは6月15日、OMP Racingとともに開発した、重要なパラメータ測定のための統合システムを備えた難燃性レーシングアンダーシャツVital Signs Monitor(以下、VISM)が国際自動車連盟(FIA)認定を取得したことを報告した。

このVISMには、テキスタイルセンサーとデータを記録して送信する測定ユニット「Sensitex」が備えられている。センサーによって記録される心電図と胸部拡張の詳細を介して、ドライバーの健康状態をリアルタイムで監視できる。

また、心拍リズムと呼吸数の同時解析によって、ドライバーの評価指数をリアルタイムで監視し、ストレスや疲労、変化する状態の可能性を迅速に特定することも実現した。

VISMバイオメトリックアンダーシャツは、レース中に遭遇するあらゆる状況における、バイタルパラメータの常時モニタリングによって、「パフォーマンスモニタリング」、「トレーニング用のデータ収集」、「安全機能」という3つのアプリケーション領域を備えている。

イタリアのモータースポーツ2社の緊密な協力
VISMシステムは、MarelliとOMP Racingというイタリアの世界クラスのモータースポーツ企業による緊密で広範なコラボレーションの結果である。

プロジェクトを主導するOMP Racingは、安全システム、認定試験の手順、および衣服製造の経験を提供し、Marelliは、モータースポーツのエレクトロニクス、データ収集、遠隔測定システムに関するノウハウを提供した。

重要な課題の1つは、機密保持とプライバシーを確保するために慎重で信頼できるデータ処理を必要とする、気密性が高お生体認証データの管理に注力することである。

この保証を提供する技術的ソリューションは、MarelliとOMP Racingのようなリーダー企業によるモータースポーツのエコシステムに対する深い理解から生まれている。

乗用車向け運転支援システムの開発へのステップ
OMP RacingのCEOであるPaolo Delprato氏は、次のように述べた。
「イタリアの卓越した企業2社が、モータースポーツの世界を未来に投影するために協働しており、我々はVISM開発に特に誇りを持っている。Marelliとの提携は、非常に喜ばしいチームワークであり、これにより、相互に充実し、安全性とパフォーマンスを兼ね備えた優れたデバイスを生み出した。」(プレスリリースより引用)

また、Marelli MotorsportのCEO兼シニアバイスプレジデントであるRiccardo De Filippi氏は、次のように説明した。
「モータースポーツとイノベーションへの情熱を共有すること、MarelliとOMPのコラボレーションにおける、この2つの基本的な要素が、VISMの開発につながった。VISMは、プロのドライバーが生体認証データを監視するためのツールである。レースカーの遠隔測定システムとデータ収集への直接的なインターフェイスを備えて設計されており、機密データのエンドツーエンドの保護を含み、ユーザーがその使用を完全に管理することができる。我々は、この経験が、安全システムだけでなく、乗用車向けのアクティブな運転支援の開発に向けた重要なステップであると信じている。」(プレスリリースより引用)

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

Marelli Press Releases
https://www.marelli.com/