デンソー、ディープラーニングやビジョン処理のTHINCI社に投資
次世代の自律走行システムに役立つ
デンソー・インターナショナル・アメリカは、自動車業界においてディープラーニングとビジョン処理の用途を実現する、革新的なディープラーニングや機械学習技術の開発、ビジョン処理スタートアップを手がけるTHINCI社に投資する契約を締結したことを発表した。
デンソー・インターナショナル・アメリカのディレクターであるトニー・カネストラ氏は、次のように言った。
「デンソーは、コンピュータビジョン処理の分野における新たな展開を研究してきました。我々は、THINCIの技術が、ディープラーニング機能を組み合わせた高度なコンピューティング技術を必要とする、次世代の自律走行システムの重要な要素になることを確信しています。デンソーは、THINCI社の技術開発を支援し、自律的なドライブに向けて自動車業界にこの技術を展開するために、OEM顧客企業と協力することを楽しみにしています。」(プレスリリースより引用)
幅広い製品に適用できる技術
THINCI社は、カリフォルニアとインドのチームととともに、カリフォルニア州エルドラドヒルズに拠点を置く、ディープラーニングやビジョン処理スタートアップを手がけるベンチャー事業。THINCI社の技術は、自動車の高度ドライバー支援システムやパーソナル電子機器、スマートホームオートメーションシステムなど、幅広い用途へ統合することが可能である。また、THINCI社は、人間ができうる限り早く、莫大な量のデータを処理するためのシリコン構造だけでなく、このデータを処理するためのシリコンの必要なソフトウェア・インフラストラクチャを開発した。同社のディープラーニングとビジョン処理は、人間のビジョンを再現するものだ。
THINCI社の最高経営責任者(CEO)であるDinakar Munagala氏は、デンソーが同社の大手投資家となったことに謝意を表し、次のように述べた。
「自動車業界は、ビジョン処理とディープラーニング技術を、いち早く採用した業界の1つです。THINCI社の先進ソリューションに対するデンソーの投資は、我が社の技術革新が、自動車だけではなく、幅広い日常製品においても多く必要とされているという我が社の信念を確信させるものです。」(プレスリリースより引用)
(画像はプレスリリースより)
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