矢崎総業、サモアでの生産終了を決定

納入先の撤退に伴い生産終了
自動車用ハーネス部品の大手サプライヤーである矢崎総業は、サモア独立国アピアに拠点を置く現地法人の矢崎EDSサモアにおけるワイヤーハーネスの生産を終了と発表した。

矢崎総業は、1991年にオーストラリアにおける生産会社の分工場としてサモアに拠点を設立しており、その後、1996年に矢崎EDSサモアとして分社化していた。

今回、矢崎総業がサモアにおける事業を開始してから今年で25年となったが、製品を納めている自動車メーカーのオーストラリアでの生産事業撤退に伴い、矢崎総業も現地における生産を終了することになった。
従業員には再就職を支援
矢崎総業は、10月11日にその従業員ならびに日本とサモア両政府関係者に対し事業撤退に関する説明を行っている。

また、矢崎EDSサモアは、2016年9月時点で約740人の従業員体制で事業活動を行っているが、今回の決定により影響を受ける従業員には、再就職支援など最大限の配慮とサポートを行うとしている。

現地の具体的な生産終了時期は、今後、納入先の自動車メーカーの撤退時期に基づき検討していく予定であるが、それまでは従来通りワイヤーハーネス生産を行っていく予定である。


▼外部リンク

矢崎総業 ニュースリリース
http://www.yazaki-group.com