GKN、PACE アワードのファイナリストにノミネート

eAxleシステムでノミネート
大手自動車用部品サプライヤーのGKNドライブラインは20日、同社のeAxle技術が、米国の大手自動車専門雑誌「オートモーティブニュース」が後援する2016年PACEアワードのファイナリストにノミネートされたと発表した。

PACEアワードの選考委員は、ボルボ XC90 T8ツインエンジン・プラグインハイブリッドモデルに初めて採用されたGKNのeAxleをPACEアワードのファイナリストに選定したが、この技術はボルボS90にも採用されており、今後ボルボがSPAプラットフォームを使用して開発するモデルおよび、その他複数の自動車メーカーが採用することが決まっている。
小型化での性能を向上
このeAxleは小型化と性能向上を狙って開発された新技術であり、ボルボXC90AWDモデルのリアドライブ用ソリューションとして開発された。

eAxleはそのコンパクトなサイズにもかかわらす、このシステムを採用したボルボXC90は2400Nmのトルクを発生する性能があると同時に、サイズは263ミリ x 310ミリ x 293ミリと小型で、重量は僅か15キロとなっている。

PACEアワードは、自動車サプライチェーンのオスカー賞とも呼ばれており、GKNは2014年にレンジローバー・イヴォークに搭載されているツインスターシステムでPACEアワード候補に選定され、その翌年以降にBMW i8に搭載された2速eAxle、BMW 7シリーズに採用されたVL3サイドシャフトシステムでPACEアワードを獲得している。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

GKN ニュースリリース
http://www.gkn.com/