コンティネンタル、チェコの製造施設で再生トラックタイヤの生産を開始

大規模投資で新規雇用も
世界的なプレミアムタイヤメーカーであるコンティネンタルは、チェコ共和国のオトロコヴィツェの製造施設において、再生トラックタイヤの製造を新たに開始したことを発表した。

再生タイヤのプロジェクトは、ここ3年間で同社がオトロコヴィツェのタイヤ工場に対して最大の投資として、1億6500万ユーロを掛けて行われたもので、130人の新しい雇用を創出している。

生産開始の記念式典は、ズリーン地域の首長であるStanislav Misak氏と、ビジネスパートナーやサプライヤー、地域と地方法定当局やジャーナリストの代表が列席して行われた。

また、コンティネンタルから、商用車用タイヤ部門のヘッドであるAndreas Esser氏、EMEA地域トラックタイヤ部門の副社長であるConstantin Batsch氏、CVT&エンジニアリングタイヤ製造部門のヘッドであるThierry Wipff氏など、トップマネジメントの代表者も出席した。

アメリカやアジア太平洋地域向けに生産
CVT管理は、今後数年間にオトロコヴィツェにおいて、トラック・バス・特殊タイヤ生産の戦略的開発を概説し、商用車用タイヤ部門のヘッドであるAndreas Esser氏は、次のように述べた。
「今日は、3年間のプロジェクトである、商用車タイヤビジネス部門の長期的な市場の成長に焦点を当てた戦略的なステップの完成を祝うものです。世界的な大規模タイヤ工場として、オトロコヴィツェは、我が社の製造状況において特別な役割を果たしています。この投資により、工場は、アメリカのための生産ハブだけでなく、アジア太平洋地域の新興市場向けに開発されました。」(プレスリリースより引用)

また、CVT&エンジニアリングタイヤ製造部門のヘッドであるThierry Wipff氏は、同工場の素晴らしい製造プロセスと洗練された技術の実装に感心し、また、このプロジェクトに関わった人の情熱やチームスピリット、専門知識に謝意を示した。

3年計画で増産を達成
CVT2製造の復活と拡大は、2013年の終わりに開始し徐々に装備が行われ、2015年に完成、すでに試運転が始まっている。

当初は、1台のタイヤ製造マシンと6台の加硫プレス機で生産が行われ、2015年の終わりまでに、追加のタイヤ製造の機械やプレスが導入されて生産が増加した。現在は、すべての機械がインストールされて作動しており、トラック用タイヤの生産能力は、年間でほぼ160万タイヤにまで成長している。

2015年、コンティネンタルのバルムタイヤは、乗用車用タイヤを2,110万個、トラック用タイヤを91万9,000個、および産業タイヤを11万9,000個生産した。今年は、トラック用タイヤの生産で100万個を突破する予定だ。

2005年と比較して、生産はほぼ3倍に増加しており、この増産は、22.5インチのタイヤの製造をサポートするプロジェクトや、新しい製造が開始されたことによるものである。

(画像はプレスリリースより)


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