SKF、ドイツの円筒ころベアリング生産チャネルに1億5000万クローナを投資

様々な最新技術を導入した製造へ
SKFは3日、ドイツのシュヴァインフルトにおける、円筒ころベアリング(CRB)製造の近代化に対して、1億5000万スウェーデンクローナを投資していることを発表した。

これは、スウェーデンのヨーテボリとアメリカのフラワリーブランチに同様の投資を行ったのに続いて、最近の18ヶ月でSKFが実施した3つ目の製造業に対する大規模投資である。

シュヴァインフルトへの投資は、機械加工・組み立て・パッケージングにおける最新技術の導入を含んでおり、また、古い生産チャネルを、大部分が自動化された、世界トップクラスの技術に置き換えるという結果となる。

生産リードタイム向上で収益性もアップ
ベアリング部門のリーダーであるLuc Graux氏は、次のようにコメントした。
「この投資によって自動組み立てとチャネルのゼロリセット時間が実現することで、我々の柔軟性や、CRB製品の小型と中型ロットにおけるリードタイムは大幅に向上します。我々の目標は、我が社の主力製品ラインのすべてにわたってこのようなパイロットプロジェクトを起動してから、他の製造工場で複製品の生産に入るようにすることです。」(プレスリリースより引用)

SKFは、ヨーテボリとフラワリーブランチにおけるプロジェクトと今回の計画で、この18ヶ月の間に、工場をアップグレードさせデジタル化させることに対して、約5億スウェーデンクローナを投資している。

Graux氏は、こうした柔軟かつ近代的な製造プロセスの開発を確立することは、同社の成長と収益性の目標をサポートする上で不可欠であるという見解を述べている。

今回発表された設備投資は、2018年の半ばまでに完了する予定。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

SKF News
http://www.skf.com/