イートン、最新スーパーチャージャー「TVS R2650」を発売

新しい4葉式ローターデザインを採用
イートンは、2016アメリカ特別装備品製造社協会(SEMA)のショーにおいて、TVS R2650など拡大したTVSスーパーチャージャープラットフォームについて発表した。

TVS R2650は、エンジンの高回転域における効率と性能を最大化されるように設計された、イートン最大のスーパーチャージャーシリーズで、初めて、最適化された高いねじれの4葉式ローターデザインを採用している。

また、R2650は、より速い速度と高い圧力比でのピーク効率を維持するのを助けるようにローターを短くした170度ツイストローブを備えており、最適化された長さに対する直径の比がシールを改善し、より大きなベアリングと厚いタイミングギアにより耐久性が向上、ベアリングプレート内の圧力リリーフポートにより入力パワーが低減している。

これらによって、R2650は、従来製品であるTVS R2300よりも15%大型化し、18,000 RPMと14 psiのブースト(2.0圧力比)でエアーフローが25%以上増加、およそ6%効率化し、必要な入力パワーが18%低減したものだ。

高回転域での効率と性能を最大化
イートン自動車グループ、ブースティング部門製品ディレクターであるブライアン・コンタ氏は、次のように説明している。
「我々は、その広い動作効率で実績のあるTVS技術を採用し、ミッドレンジの性能を低減させることなく、高回転レンジにおいて、より多くのエアーフローを生成するために、R2650の大型のデザインを作り出しました。我が社のアフターマーケット販売代理店は、現在、卓越したパフォーマンスを提供できる非常にダイナミックな製品を持っており、さらに、この革新的なデザインは、アフターマーケット製品の性能面において大きな馬力を創成しようとしています。」(プレスリリースより引用)

また、イートン自動車グループ、ブースティング部門のシニアスペシャリストであるMatt Swartzlander氏は、次のように述べた。
「R2650スーパーチャージャーは、2年以上も開発が行われ、SAE標準で2500時間以上テストをしてきました。我が社のすべての回転組立品と同じように、R2650はOEM仕様で検証されており、我々は、他のスーパーチャージャーと比べて、卓越した耐久性を持っていると確信しています。」(プレスリリースより引用)

前述のコンタ氏は、「まったく新しいTVS R2650は、究極の大変位ターボチャージャーであり、比類のないレベルで洗練されたパワーとパフォーマンスを提供する」と付け加えた。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

Eaton News Releases
http://www.eaton.com/