オートリブ、ドライバーと自律型車両との相互作用に関する研究プログラムに参加

ヒューマンエラーの低減を目指す
世界の自動車安全システムのリーダーであるオートリブは、人間のユーザーと自律型車両との相互作用に関する国際調査プログラムに参加していることを発表した。

「ADAS&ME」と呼ばれるこのプログラムは、スウェーデンの道路交通研究所(VTI)が主催するもので、世界11カ国から30名のパートナーが参加している。

すべての重大な交通事故の最大95%は、ヒューマンエラーが原因で起こっていると言われている。

また、近年、高度運転アシストシステム(Advanced Driver Assistance Systems:ADAS)の導入により、ドライバーへの通知または警告や、必要に応じて介入することで道路の安全性を高めることが期待されており、将来的に、ADASは、交通状況や気象状況だけでなく、渋滞・ストレス・不注意など、ドライバーの様々な状態も考慮される予定だ。

オートリブの研究プロジェクトリーダーであるCamilla Apoy氏は、次のように説明した。
「道路の安全性を高め、より多くの交通事故死を減らすためには、高度に自動化された運転ソリューションとドライバーがどのように相互作用するかを理解する必要があります。このプロジェクトは、ドライバーと技術とのコラボレーションがどのように推進されるかを学ぶことにも関わっています。」(プレスリリースより引用)

安全技術のエキスパート
世界の自動車メーカーに60年以上の安全技術の開発を提供してきたオートリブは、ドライバー/車両相互作用戦略の開発と定義を目指して、HMIのアクションとトランジションに関する作業をリードしている。 オートリブの研究者は、ドライバーの状態を監視するためのフレームワークの開発にも大いに関わっています。

また、オートリブは、2017年1月4日から8日までラスベガスで開催されるコンシューマーエレクトロニクスショー(CES)において、自動車安全ソリューションについて出展する予定である。


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