ボッシュ、電気自動車製造のeGo Mobile社と提携

ネット接続技術やサービスを提供
ボッシュは、eGo Mobile社と接続性とアフターサービスの分野で提携することとなり、ロバート・ボッシュの取締役会メンバーであるマークス・ヘイン博士と、e.GO Mobile社のCEOであるギュンター・シュー教授が合意文書に調印したことを発表した。

e.GO Mobile社は、ドイツ政府と産業界の共同プロジェクトで提唱された概念「Industry4.0」により、アーヘン工科大学(RWTH)のキャンパスにおいて、およそ12,500ユーロで提供できるコンパクトな電気自動車「e.GO Life」を開発した。

ボッシュは、この車両に既に48Vドライブシステムを提供しているが、今回の合意によって、今後は、自動車の診断・修理工場設備・ボッシュ修理工場ネットワークによる修理などのアフターサービスも提供することとなる。

関係者のコメント
e.GO Mobile社のギュンター・シュー教授は、次のように述べた。
「今回の提携で、我が社のe.GO車両のための修理工場のコンセプトに加えて、将来に向けたネット接続車両と関連サービスもカバーされることとなります。これにより、『e.GO Life』のドライバーも、車をインターネットに接続することによって得られるメリットを受けることができるのです。」(プレスリリースより引用)

一方、ボッシュのマークス・ヘイン博士のコメントは以下の通り。
「電気駆動はますます重要になってきています。その中で主流の技術になるためには、インフラストラクチャの電気化だけでなく、全国規模のサービスが必要であり、それは、ボッシュ・カー・サービス・ネットワークが提供することができます。ボッシュ・カー・サービスは、ハイブリッド車と電動パワートレイン関連において優れたサービスを持っています。」(プレスリリースより引用)

電気自動車市場の拡大に向けて協力
オートモーティブアフターマーケット事業部があるボッシュは、自動車サービスソリューションの世界的なサプライヤーであり、ボッシュ・カー・サービスと協力して、17,000以上のフランチャイズを持つ世界最大の独立系修理工場チェーンを運営している。

さらに、主に輸送サービスの顧客のニーズに合わせて、連結性(改造)のソリューションを開発し販売している。

ボッシュとe.GO Mobile社は、2015年のe.GO Mobile社設立以来協力を行ってきており、電気自動車市場における大きな成長の可能性を認識している。

e.GO Mobile社は、電気自動車を手頃な価格で国際的に商品化し、内燃エンジンと同じレベルに置くことを目指しており、2017年夏にドイツ市場に向けて初の「e.GO Life」を提供する予定である。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

Bosch Press release
http://www.bosch-presse.de/

e.GO Mobile AG
http://e-go-mobile.com/en/