ヴァレオ、ビッグデータ方式の自動車向けソリューション企業の株式50%を取得

快適性と安全性のソリューションを強化
大手自動車部品のサプライヤーであるヴァレオは11月10日、機械学習プラットフォームなど、スマートかつ革新的なビッグデータ方式の自動車向けソリューションを開発しているCloudMadeの株式50%を取得したと発表した。

今回の買収は、車両の快適性と安全性をドライバーと同乗者に合わせて個別に設定できるようなソリューション開発を可能にすることが狙いとなっている。

CloudMadeは、機械学習と人工知能の分野で先駆的なスタートアップ企業であり、自動車産業向けアプリケーションの設計に力をいれているが、今回のヴァレオの投資により、技術開発を遂行する上で必要な財務および技術的なリソースを確保することが可能となった。

運転支援機能を継続的に提供
ヴァレオは、運転支援分野(センサー、カメラ、レーザースキャナー)や、コネクティビティ、ヒューマン・マシン・インターフェースなどの各種アプリケーションの開発や空調のソリューションに求められる専門知識を保有している。

これに加えてCloudMadeが持つビッグデータ処理コマンドや人工知能、予測エンジンを組み合わせることにより、CloudMadeは個々のドライバーに最適な運転支援機能を継続的に提供できるソリューションを自動車メーカーに供給することが可能になるとしている。

また、これと同時に、同社の画期的で斬新な製品により、直観的なドライビングや車室内の快適性においても、ユーザーエクスペリエンスをこれまで以上に高めることが可能になるとしている。


▼外部リンク

ヴァレオ プレスリリース
http://www.valeo.co.jp/