デンソー、イマジネーションテクノロジーズ社との共同研究を発表
次世代のハードウェア・マルチスレッド機能
世界的な自動車部品の大手サプライヤーであるデンソーは、イマジネーションテクノロジーズ社と共同研究を行うことを、11月14日のプレスリリースで発表した。イマジネーションテクノロジーズ社は、イギリスのハートフォードシャーに本部を置く、ハードウェア・マルチスレッド機能に特化した企業だ。デンソーとイマジネーションテクノロジーズ社は、将来の車載用電子システムのためのプロセッサ開発を強化するとしている。
デンソーは、「ハードウェア・マルチスレッド機能」が、次世代の車載電子システムのアドバンテージとなるとの考えだ。
電子化が進み車両に組み込まれる電子制御装置
最近では、先進のドライバー支援システムや自動運転技術の開発により、様々な車両のコンポーネントが機能を統合し、電子化によって制御されている。これにより、多くの電子制御装置が車両へと組み込まれている。一般に「LSI（大規模集積回路）」には、2つ以上のCPUが組み込まれており、CPUに求められる性能がより複雑化している。イマジネーションテクノロジーズ社は、半導体システムに関し知的所有権を有しており、共同研究によってより効果的なマルチスレッド機能の実行が見込まれる。
▼外部リンク
デンソー・プレスリリース
https://www.denso.com/