クーパースタンダードとDSM、「SPE Automotive Innovation Award」を受賞

プラスチック技術者協会、高性能真空ブレーキチューブを高く評価
自動車関連システムや部品の世界的なサプライヤーであるクーパースタンダードオートモーティブ(以下、クーパースタンダード)が15日のプレスリリースにて、SPE(プラスチック技術者協会)より、「SPE Automotive Innovation Award」を受賞したと発表している。

従来のホースクランプラバーの代替品となる、高性能高性能真空ブレーキチューブを開発。小口径になったことなどにより、35%もスペースを拡大、50%も軽量化を実現している。また、短時間生産もでき、メンテナンスも容易になり、遮熱材やブラケットも不要で、次世代のチューブ・イノベーションとして注目されている。

真空ブレーキチューブに「Arnitel CM622」を採用 TPE系素材で低温から高温まで高耐性に
真空ブレーキチューブには、DSPによる「Arnitel CM622」(TPEの同系素材とされる熱可塑性コポリエステル・エラストマー)が採用されており、-40度から160度までの幅広い温度において耐性を発揮。高低差の大きい温度にさらされても、特性が劣化することがない。プラスチックライン及びコネクタは道路用塩による腐食作用にも高い耐久性を持っている。

クーパースタンダードは、
「高性能真空ブレーキチューブがSPEから高い評価を受けたことで、マテリアル・スペシャリストと、アプリケーション技術者が手を組めば、自動車業界のトレンドである軽量化デザインの開発を、加速させることが可能であることが証明できたと言える。」(プレスリリースより引用)
などとしている。


▼外部リンク

Cooper Standard プレスリリース
http://www.ir.cooperstandard.com/