ヴァレオ、市光工業の株式の公開買付を開始
連結子会社化が目的
大手自動車部品サプライヤーのヴァレオは11月22日、東証一部上場企業である市光工業の連結子会社化を目的として、同社株式の公開買付を開始すると発表した。ヴァレオは、2000年4月27日に市光工業に資本参加し、現在の資本中持株比率は31.58％となっている。
今回の株式公開買い付けでは、ヴァレオは1株408円という買取価格を市光工業の株主に提案して、2016年11月24日より2017年1月12日までの期間において公開買い付けを行う予定である。
子会社化後も上場を維持
ヴァレオは今回の買い付けを通じて既に保有している市光工業の株式持ち分を含め50.09％を取得する計画であると同時に、引き続き東証市場で取引される市光工業の株式の流動性を確保するため、市光工業の資本における最高比率は55.08％とする計画である。2000年にヴァレオが少数株主として市光工業に資本参加して以来、照明の分野で両社は協力関係を築いてきた。
今回、ヴァレオは市光工業を子会社化することで、ワールドワイドな製品幅にもとづく販売拡大のシナジー効果、生産拠点の最適化、研究開発分野でのシナジー効果、エレクトロニクス部品の共同購買によるシナジー効果、管理部門のシナジー効果、などの見込んでいると発表している。
▼外部リンク
ヴァレオ プレスリリース
http://www.valeo.com