コンティネンタル、新型メルセデス・ベンツEクラスにスマートデバイスターミナルを供給

様々なデバイス機能を操作
コンティネンタルは22日、同社の多機能スマートデバイスターミナル(MFST)を、新しいメルセデス・ベンツEクラスセダンに提供していることを発表した。

この新しいターミナルによって、ドライバーは、スマートフォンにワイヤレスで充電し、車両内の様々なデバイス機能を安全かつ便利に操作することが可能になる。

コンティネンタル、ボディ&セキュリティビジネス部門のヘッドであるアンドレアス・ウォルフ氏は、次のように述べた。
「我が社の開発チームは、メルセデス・ベンツEクラスのような革新的で高品質の車両に、初めて多機能スマートデバイスターミナルが採用されたことを嬉しく思っています。このターミナルは、高いビジネス基準を満たすものであり、ワイヤレス充電機能だけでなく、車両モバイルデバイスのシームレスな統合によるメリットももたらしています。」(プレスリリースより引用)

スマートフォンをデジタル媒体キーにも
メルセデス・ベンツEクラスに、スマートフォンをワイヤレスで接続するには、ドライバーは、センターコンソールのコンパートメントにデバイスを置くだけである。事実上、どのモバイルデバイスも誘導的に充電することができる。

唯一の要件は、スマートフォンがWireless Power Consortium(WPC)によって指定された 「Qi」規格を満たしているか、そのためにアップグレードすることが可能か、ということである。この規格では、USB充電接続と同様の充電電流を提供するため、ケーブル充電システムと同様の充電時間を持つ。

Eクラスにおける多機能スマートデバイスターミナルは、車内の外部アンテナとヘッドユニットのサポートで、電話の自動ワイヤレスBluetoothペアリングも提供しており、ドライバーは、近距離無線通信技術であるニアフィールド通信(NFC)機能も使用することができる。

さらに、コンティネンタルが展開するNFC技術は、スマートフォンを安全な認証のためのデジタル媒体キーとして使用することを可能にした。

ドライバーがエンジンを始動するためには、スマートフォンを多機能スマートデバイスターミナルに置き、Start-Stopボタンを押すだけである。ターミナルは、無線アンテナカップリングもサポートしているため、携帯電話は、通話やデータの送受信時に信号品質が大幅に向上する。

(画像はプレスリリースより)


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