ヴァレオ、シーメンス社との合弁会社の営業開始を発表

電気自動車のパワートレイン関連製品を供給
ヴァレオは、同社とシーメンス社の合弁会社の名称が「Valeo Siemens eAutomotive」となり、営業を開始したことを発表した。

新会社はドイツのエアランゲンに本社を置く予定で、管理体制は、CEOがルイス・プルドー氏、CFOがピーター・ゲイレン氏となる。

また、研究開発センターを、フランスのセルジー・ポントワーズ、ドイツのエアランゲンとバート・ノイシュタット、ノルウェーのドランメン、中国の上海に置き、工場を、エアランゲンとバート・ノイシュタット、ハンガリーのヴェスプレーム、ポーランドのチェコウォイスと中国の常州・深セン・天津に置く予定で、従業員は、合計で約1,000人となる。

関係者のコメント
ヴァレオの会長兼最高経営責任者(CEO)であるジャック・アシェンブロワ氏は次のように述べた。
「この合弁会社の設立について本当に嬉しく思っており、我々は、すべての自動車メーカーに電化パワートレインに必要となるソリューションを提供することができます。」(プレスリリースより引用)

また、シーメンス社の役員会のメンバーであるクラウス・ヘルムリッヒ氏は、次のようにコメントしている。
「契約締結からわずか7ヶ月後に、このように合弁会社の運営開始を発表することができました。新しい会社は、成長し続けるエレクトロニクスモビリティ市場における真のグローバルリーダーになるでしょう。」(プレスリリースより引用)

成長する電気自動車部品市場
2016年4月に、ヴァレオとシーメンス社は、道路車両用の高電圧パワートレインの合弁会社を設立することに合意した。合意によると、両社は合弁企業の株式の50%ずつを保有し、共同支配権を有する。

これにより、ヴァレオとシーメンスは、ハイブリッド車・プラグインハイブリッド車・完全電気自動車など、電気自動車車両全般において、革新的で手頃な価格の高電圧部品とシステムを供給するためのグローバルリーダーとなる。

合弁会社のポートフォリオには、e-モーター・レンジエクステンダ・オンボード充電器・インバータ・DC/DCコンバータが含まれる。ヴァレオは、高電圧パワーエレクトロニクス、レンジエクステンダおよび充電ソリューション、e-motorおよびパワーエレクトロニクスを含むeCarパワートレインシステム部門の事業に貢献する。

合弁会社は、事業範囲とポートフォリオを補完して、製造と調達における実質的な相乗効果から利益を得て、さらに持続的な成長と収益性の基盤を創出することが期待される。電気自動車部品市場は、2020年まで20%以上の年複利成長率での成長が見込まれている。


▼外部リンク

Valeo Press Releases
http://www.valeo.com/