SKF、キャデラックCT6の性能を大幅に向上

GMと共同開発
大手自動車用ベアリングのサプライヤーであるSKFは、GMと共同で開発した新型ハブベアリングを高級ラグジュアリーセダンである2016年型キャデラックCT6に供給していると発表した。

今回、SKFは昨年4月にニューヨークの国際モーターショーで発表されたキャデラックCT6に、同社のフロントおよびリヤ用ハブベアリングが採用されることになった。

このハブベアリングはSKFの非対称の転走面を採用したX-Tracker技術をベースにGMと共同で開発されたものであり、このことによりダイナミックかつ安全な走行性能が必要とされる高性能車に高いコーナー時の剛性感、機敏なサスペンション、スムースな乗り心地を提供することが可能となった。

メキシコ工場で生産
SKFはこのベアリングに改善されたシーツ設計を採用したことで、耐久性の向上と同時にフリクション、ノイズ、振動の低減にも貢献しており、ドライバーは高い耐久性、静粛性、燃費低減、排ガス低減の恩恵を受けることが可能となった。

キャデラックCT6の生産はGMのデトロイト・ハムトラック工場で2015年秋より開始されており、SKFのハブベアリングは、同社のメキシコ・プエブラ工場より供給されている。

(画像はプレスリリースより)


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SKF ニュースリリース
http://www.skf.com/