ヴァレオ、公正取引委員会が市光工業株式の公開買付けを承認
公取の承認が公開買い付けの条件
フランスの自動車部品サプライヤーのヴァレオは12日、同社が現在31.58%の株式を所有している東証一部上場の自動車照明部品サプライヤー市光工業を子会社化する目的で株式の公開買い付けを行うことについて、日本の公正取引委員会より承認を得たと発表した。ヴァレオは、既に保有している市光工業の株式を含め、少なくとも50.09%を取得することを予定していたが、公正取引委員会による承認が公開買付けの条件の一つとなっていた。
2016年11月24日より2017年1月12日までの期間に行われるこの公開買付けにおいて、ヴァレオは市光工業の株式を一株当たり408円で購入することを提案している。
市光工業は上場を維持
今回の買収は市光工業株の55.08%を上限とした公開買付けとなっており、株式の流動性を確保することで、今後も市光工業の東京証券取引所への上場は維持される見通しである。自動車部品サプライヤーであるヴァレオは、世界中の自動車メーカーとパートナー関係にあり、その高い技術力によりCO2 排出量の削減および直観的なドライビングに貢献する革新的な部品とシステムを供給している。
また、2015年度のヴァレオグループの売上高は約145億ユーロであり、自動車メーカー向け売上高の10%以上を研究開発に投資している。
(画像はヴァレオ ホームページより)
▼外部リンク
ヴァレオ プレスリリース
http://www.valeo.com/