ブローゼ、イギリスの工場に自動車シートの塗装ラインを増設
社内での塗装により品質と生産性が向上
ブローゼは、能力と効率の向上を目指して、イギリスの工場に対し1000万ポンドの投資を行うことを発表した。同社は、現在、コヴェントリーにある2つの工場で900人の従業員を雇用しているが、さらに、毎年350万台以上の自動車シートを塗装することができる最先端の塗装工場を建設中である。
2017年8月までに完成予定のこの新ラインは、社内に塗装プロセスを導入し、すべての製品が最高品質基準を確実に満たすために、生産スケジュールを改善するのに役立つ。
この投資によって30人の追加雇用を創出し、イギリスの雇用者数は、2014年末の500人から来年末までに1000人以上に増える予定。ブローゼは、過去3年間で、イギリスでの事業に対し5000万ポンド以上を投資している。
同社のイギリスにおける売上高は過去12ヶ月で25%増加しており、現在は1億9500万ポンドとなった。また、ジャガーランドローバー・日産・トヨタなどの顧客に、自動車用シートやウィンドウレギュレーターを供給する新しい契約も受注している。
生産台数も増加
マネージングディレクターであるJuergen Zahl氏は、この投資について、「コヴェントリーにおける信念の強い表れ」と呼び、次のように述べた。「塗装工場が社内にあることにより、製品の生産工程をコントロールし、組み立てのアプローチをさらに強化することができます。2017年は、3つの新しいモデルプラットフォームの発売により、30年の歴史の中で初めて、フロントシートとリアシートの生産数が200万個を超えるでしょう。」(Works Managementより引用)
さらに、コヴェントリーが約30年前にドイツ国外で最初に立ち上げられた場所の1つで、同社グループにとって非常に特別であることに言及し、「すべての従業員が熱心に労働し、継続的に改善したいと望んでいることが重要であり、このコヴェントリーへの投資は、我が社が追求する長期的な戦略の一部である。」と語った。
(画像はWorks Managementより)
▼外部リンク
Works Management
http://www.worksmanagement.co.uk/
just auto
http://www.just-auto.com/
Coventry Telegraph
http://www.coventrytelegraph.net/