オートリブ、自動車の安全性などを研究する諮問委員会に杉本富史氏を追加

学術的研究や新製品・戦略の開発
オートリブは、同社の自動車技術に関する研究諮問委員会に、ホンダの自動車技術研究で実績のある杉本富史氏を追加したことを発表した。

オートリブは、60年以上にわたり、世界の自動車メーカーに対する、アクティブおよびパッシブセーフティ技術の開発をリードしてきた。それには、著名なメンバーがそれぞれの分野のアイディア、理論、洞察を継続的に交換している研究諮問委員会が重要な役割を果たしており、その結果、学術的な進歩だけでなく、自動車安全市場のための新製品と戦略が創成されてきたものである。

この委員会は、生体力学から自律的な運転に至るまで、技術開発と研究の深い洞察を持つ8人のメンバーで構成されている。

今回メンバーとなった杉本富士氏は、Honda R&D Americasの自動車技術研究部門副社長、Honda Automotive R&Dセンターのエグゼクティブ・チーフエンジニアなど、Hondaにおいて、複数の重要な技術的リーダーシップを務めた。

様々な技術・工学分野の専門家
オートリブ研究諮問委員会の他のメンバーは、以下の7名となっている。

ロボット工学の博士号を持ち、Googleの自律運転プロジェクトの元ディレクターであるChris Urmson氏、心理学の博士号を持ち、リーズ大学の安全技術の准教授・グループリーダーで、高度自動運転と運転者行動、特に運転者の注意散漫および運転における新技術の影響に関する人的要因を専門としているNatasha Merat氏、機械工学の博士号を持ち、バージニア大学応用生体力学センター准教授で、生体力学・計算力学・車両の衝突耐性を専門とするJeff Crandall氏。

さらに、機械工学の修士号を持ち、オートリブのエンジニアリング担当副社長と研究担当副社長を歴任したJan Olsson氏、オートリブの社長兼CEOであるヤン・カールソン氏、オートリブのビジネス開発部門、チーフ・テクノロジー・オフィサーおよび副社長でありスティーブ・フレディン氏、オートリブの研究部門担当副社長であるオラ・ボストロム氏である。

道路安全に貢献する自動運転技術
昨年、この委員会のメンバーとなったChris Urmson氏とNatasha Merat氏は、「交通事故の90%は人的ミスによるもので、自律走行は道路安全を変えるためのステップである。」という見解を示した。

また、オートリブの会長、社長兼CEOであるヤン・カールソン氏は、次のようにコメントしている。
「毎年、我が社の製品は30,000人以上の命を救い、重傷者を10分の1に低減させています。我々の目標は、世界で最も安全な車を構築するために必要なハードウェアとソフトウェアの両方を提供する、自動車安全のリーディングシステムサプライヤであることです。」(プレスリリースより引用)


(画像はプレスリリースより)


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