ベバスト、エレクトロニクスサービスプロバイダのSchaidt Innovations社を買収
Webasto Mechatronics社に吸収
ベバストは5日、ドイツのヴェルトシャイトを拠点とする破産したエレクトロニクスサービスプロバイダであるSchaidt Innovations社の買収を完了したことを発表した。
この買収で独自の社内エレクトロニクス製品を追加することによって、ルーフ・コンバーチブルルーフ・サーモシステムの世界市場リーダーは、システムの特性と能力を強化することを実現する。
電子部品の専門知識が強化
ベバスト SEの管理委員会会長であるHolger Engelmann博士は、次のように述べた。「あらゆるベバスト製品の電子部品の複雑さと重要性は着実に増えています。エレクトロニクスのノウハウを持つことは、これまで以上に戦略的なノウハウを持つことを意味し、自動車サプライヤにとって不可欠なものです。今回の買収により、我が社は、エレクトロニクス製造のための有能なチームにより、長年にわたるメカトロニクスの専門知識を拡大しています。」(プレスリリースより引用)
将来的には、この買収により、ベバストは、社内でいくつかの電子部品を製造することが可能となる。増強された垂直生産統合によって、同社グループは、自動車業界のシステムサプライヤとしての地位を強化している。
さらに、Engelmann博士は、「世界的なプレゼンスが非常に強いおかげで、必要に応じてこの新しい専門知識を国際化することができる。今回の買収による新しい利点は、ベバストグループにおけるすべてのビジネスユニットの開発を持続的に支えると確信している。」と説明した。
既存の事業の継承とさらなる事業拡大へ
ベバストは長年にわたりメカトロニクス開発力を有しており、Webasto Mechatronics社の開発と製造の専門知識によって理想的に補完されている。Webasto Mechatronicsは、電子製造サービス(EMS)のサービスプロバイダとして、PCB(プリント基板)の装備とテストから、完全なメカトロニクスシステムの組み立てと生産まで、幅広いサービスを提供している。この買収が完了する前から、ベバストコンバーチブルルーフシステム用の電子アセンブリは、シャイトで製造されている。Webasto Mechatronics社は引き続き、買収時に存在していた他の事業を追求し、継続的に拡大する予定である。
Webasto Mechatronics社の管理担当者には、Ralf Beuse氏とWolfgang Scheerer氏も加わることとなる。
(画像はWebastoより)
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Webasto Press Releases
https://www.webasto-group.com/