テネコ、新型ダイムラーNRMエンジンシリーズにクリーンエア技術を供給
燃費とCO2排出量を約13%削減
テネコは10日、新型ダイムラーNRMエンジンシリーズにクリーンエア技術を供給し、2016年のEクラス、Cクラス、および2017年のSクラスのグローバルプラットフォームに搭載されていることを発表した。 ダイムラーによれば、すべての後処理技術をエンジンに直結し、燃費の向上に成功しており、4気筒ディーゼルエンジンは燃費とCO2排出量を約13%削減している。
絶縁超小型アセンブリで効率的に熱管理
テネコは、ディーゼル酸化触媒(DOC)やミキサー、およびSCR基板付きのSCRコーティング・ディーゼル・パティキュレート・フィルター(SDPF)を、センサー付きの完全組み立てモジュールに組み込んだ、ディーゼル用途向けの完全なホットエンド後処理システムを提供している。システムの完全に絶縁された超小型アセンブリにより、後処理コンポーネントと全体的なエンジン環境の両方において、より効率的な熱管理が可能となった。
また、モジュラーアセンブリは、より大きなパッケージ柔軟性を提供し、WLTPやRDEなどの将来の排出ガス要件を満たすように設計された構造と機能を組み込んでいる。これは、ヨーロッパの2017年モデル車両に適用される予定だ。
将来の排出ガス規制を充足
テネコのクリーンエア部門、エグゼクティブバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーであるHenry Hummel氏は、次のように述べている。「この重要な新しいエンジンシリーズで、ダイムラーとパートナーシップを組むことを嬉しく思っています。我が社は、ダイムラーのような顧客と協力して、現在と将来の排出ガス規制を満たすクリーンエアソリューションを提供できるよう努力します。」(プレスリリースより引用)
製品設計と開発は、ドイツのイデンコーベンにあるテネコのクリーンエアエンジニアリングセンターで行われており、また、後処理システムは、ポーランドのスタノビツェにある工場で製造されている。
(画像はTennecoより)
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