ボッシュ、ITK Engineeringの買収を完了

エンジニアリングサービス市場における地位強化
ボッシュは、2016年10月に合意していた、ITK Engineering AGおよびその海外事業の買収について、2017年1月11日に買収作業を完了したことを発表した。

ITK Engineeringは、900人以上の有能な専門家を雇用し、幅広い産業における研究機関や工業化に向けて、カスタマイズされた開発およびコンサルティングサービスを提供している。ボッシュは、この買収によって、カスタムシステムおよびソフトウェア開発サービスでのビジネスを強化することを目指している。

ロバート・ボッシュ社の取締役であるMarkus Heyn博士は、次のように述べた。
「ITK Engineeringの買収により、エンジニアリングサービスの世界的な成長市場における我が社の地位が強化され、我が社の製品ポートフォリオに対して理想的な補完を行います。」(プレスリリースより引用)

自社ブランドの私的有限責任会社に
ITK Engineeringは、自社ブランドの私的有限責任会社の形で独立した法人として引き続き機能し、その開発部門もボッシュとは別組織となる。理事会メンバーのMichael Englert氏とHelmuth Stahl博士は、同社の事業運営を引き続き管理する。

ITK Engineeringの創設者兼CEOであるMichael Englert氏は、次のようにコメントした。
「我が社は、ボッシュグループの一員としてITK Engineeringを継続的かつ持続的に拡大し、国際市場での地位をさらに強化できることを期待しています。」(プレスリリースより引用)

組織的には、ITK Engineeringは、Bosch Engineeringを通じてボッシュに連結され、Bosch Engineeringの現在の社長であるBernhard Bihr氏は、2017年1月11日にITK Engineeringの取締役会に加わった。

また、ITK Engineerinは、組織変更後に子会社となり、Michael Englert氏が経営委員長、Helmuth Stahl博士とBernhard Bihr氏が取締役会メンバーの経営幹部となる。

(画像はBoschより)


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Bosch Press Releases
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