GKN、電気自動車向け変速機を供給

郵便配達車両に搭載
自動車部品の大手サプライヤーであるGKNドライブラインは、ドイツの郵便物流会社Deutsche Post DHL(以下、DPDHL)グループ傘下の電気自動車メーカーStreetScooter社が生産する郵便配達車向けに、電気自動車用変速機「eTransmission」を供給していることを明らかにした。

このGKNドライブラインが供給するeTransmissionは、StreetScooter社の電動バンのモータートルクをタイヤに伝える役割を担うことになる。
コンパクトで高効率な性能
eTransmissionは、2000Nmまでのトルク出力が可能で、そのコンパクトなサイズに加えて、騒音・振動・ハーシュネス性能および効率性に優れたシステムとなっている。

またこのeTransmissionは、多くの異なる設計のモーターと簡単に組み合わせることができ、電動システムのエンジニアリングを簡素化が可能になる。

このシステムは、既にイタリアFiat社「500e」やフランスCitroen社の商用車「Berlingo Electric」など、30万台以上の電気自動車に搭載された実績を持っている。

StreetScooter社は、ドイツのアーヘン工科大学が設立したスタートアップ企業で都市部の配達車両をすべて電気自動車にすることを目指しており、試験運行が順調に進めば、2017年末までに2000台の電気自動車を投入する計画となっている。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

GKN プレスリリース
http://www.gkn.com/