フェデラル・モーグル、高性能ターボチャージャー用ガスケット「Fel-Pro」の新製品を発表

レース仕様のターボエンジン用に設計
フェデラル・モーグル・モーターパーツは26日、「Fel-Pro」ブランドから、ハイエンドレーシングエンジンで使用した時の極端な温度に耐えるように設計された高性能ターボチャージャー用ガスケット「Fel-Pro HTAガスケット」を発表した。

従来のターボチャージャーガスケットは、極端な温度・圧力・振動・熱によって引き起こされるキャスティング動作の結果として、高出力のレーシング用途で故障する可能性がある。

これに対し、T3、T4、T5/6ターボ用に開発された新しい「Fel-Pro HTAガスケット」は、フェデラル・モーグルの優れた高温合金と最高で華氏1,600度(摂氏約871度)の温度に耐える専用コーティングを施されている。

Fel-ProブランドのパフォーマンスプロダクトマネージャであるRon Rotunno氏は、次のように述べた。
「多くのレーシングチームが、ターボガスケットのように見えない部分がエンジンのパフォーマンスを低下させる可能性があることに気づいています。従来のガスケットの素材が損傷すると、エンジンは、排気漏れにより出力が低下する可能性が高くなります。」(プレスリリースより引用)

高温合金とコーティングで優れた性能
また、Fel-Pro HTAガスケットには、耐熱性HTA合金とコーティングに加えて、あらゆる動作条件下でシーリング接触応力を維持するスプリングとして機能するエンボス加工されたビーズを備えている。ガスケットの高温コーティングによって、幅広い鋳造仕上げに対する優れたマイクロシーリングを保証することも可能となった。

Fel-Pro HTAガスケットには、T3ターボ用の「 Fel-Pro#2015」、T4ターボ用の「Fel-Pro#2016」、T5/6ターボ用の「Fel-Pro#2017」があり、大手パフォーマンス部品プロバイダーから入手可能。

(画像はプレスリリースより)


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