GKNドライブライン、アメリカのミシガン州に寒冷気候のテスト施設をオープン

厳しい気候状況での性能テスト
GKN ドライブラインは1日、ミシガン州ブリムリーにある広大なスミザーズ・ウィンター・テストセンター(以下、SWTC)に、寒冷気候のテスト施設を新しく開設したことを発表した。

この新しい施設のオープンは、GKNがヨーロッパ、アジア、北米の3つの大陸で極端な寒冷条件を証明していることを意味する。

ミシガン・アッパー・ペニンシュラのテストセンターは、SWTCの750エーカーの複合施設内に開設され、10,000平方フィートの面積を持つ。この施設では、最も寒い冬季に、あらゆる車両のパーツの性能評価を実施できる。

また、この施設はメインのSWTCトラックに隣接しており、4つの車両ホイストを備えた大きな中央ワークショップベイを備えている。3つの専用ガレージは、GKNの顧客の機密性とセキュリティを保証する。

これにより、GKN ドライブラインの北米の顧客に、寒さと危険、低い静止力という極端な道路状況において、同社の全輪駆動とeDriveシステムを包括的にテストする、ローカルな拠点が提供されることとなる。

全輪駆動やeDriveシステムの開発に貢献
GKNドライブラインのグローバルエンジニアリングプロセス、シニアディレクターであるGavin Streather氏は、次のように述べた。
「全輪駆動技術は、消費者の受け入れと需要の全体的な成長を続け、車両メーカーにとって重要な差別化された製品として注目されています。この専用の施設により、エンジニアは、顧客エンジニアリングチームと協力して、さまざまな車両の独自のブランド特性を満たす全輪駆動システムを開発し、調整することができます。」(プレスリリースより引用)

この世界クラスの極限条件テスト施設は、次世代の自動車用ドライブラインシステムの開発におけるGKNドライブラインの世界的リーダーシップにとって不可欠である。これは、GKNのスウェーデンのアリエプローグと中国で確立された寒冷気候のテスト施設に次ぐものとなっている。

(画像はプレスリリースより)


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GKN Driveline News releases
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