豊田、世界初の新電動コンプレッサー、充電器を開発

世界的な顧客のニーズに応えた仕様
豊田自動織機は2月16日のプレスリリースにて、量産車で世界初の新電動コンプレッサーと新型充電器を開発したと発表した。

近年、全世界で高まる環境対策を意識し、次世代型環境車としてPHVは注目されており、燃費向上、充電時間の短縮など、さまざまなニーズに対応できるよう取り組んできた。

今回開発した世界初のガスインジェクション機能を搭載した電動コンプレッサーにより、氷点下でもエンジン作動なしでヒートポンプ暖房の実現、燃費向上が成功した。また、新型の充電器は従来の物よりも1.7倍もの充電出力を実現し、小型・軽量化に成功した。

新電動コンプレッサーは寒冷地域でも暖房能力が高い
ヒートポンプ暖房は外気の気温が低いと大気からの熱を十分に取り込むことができず暖房能力が不十分だが、ガスインジェクション機能を採用したことでヒートポンプ暖房の使用領域が広がり、暖房能力が低温の気候の中でも約3割もアップした。

新型充電器も充電出力を現在使用されている物と比べ約1.7倍になり、充電効率の向上、さらに充電システムが約半分まで小型化された。また、入力電圧の規格なども各国異なるが、新しい充電器はこういった電源事情に関係なく使用可能になっている。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

豊田自動織機 プレスリリース
https://www.toyota-shokki.co.jp/