シェフラー、Compact Dynamics社の統合により電気モビリティの専門知識を強化
ハイブリッドとオール電化のドライブシステムに役立つ
シェフラーは16日、電動モーターを専門とするCompact Dynamics社を統合し、電気駆動分野における開発力とそのサービス範囲を拡大することを発表した。
20キロワット駆動のロードウェイトプロトタイプは、48ボルトオンボード電気システムを備えたマイルドハイブリッドに効率的な駆動ソリューションを提供し、シェフラー製品の可能性を非常に効果的に実証している。
シェフラー副社長兼最高技術責任者であるPeter Gutzmer教授は、次のように述べた。
「Compact Dynamics社の統合により、シェフラーは、搭載されている場所と電圧レベルにかかわらず、電気駆動装置の開発・工業化・生産の基盤を強化します。同時に、我々は、ハイブリッド車両とオール電化車両のドライブシステムに関して、付加価値のチャンスを拡大することが期待されます。」(プレスリリースより引用)
eモビリティの強化を目指す
シェフラーは、トランスミッションの専門知識に加えて、将来的には、システム全体の電気駆動の設計と開発に関して、電気モーターの専門知識と能力を提供する。パワーエレクトロニクス分野の統合電気ドライブに必要な専門知識については、協力パートナーであるSemikron International社によって補完されることとなっている。Gutzmer教授は、さらに次のように説明した。
「2020年以降、eモビリティが再び勢いを増すことは明らかです。今後2年間で、P2ハイブリッドと電動アクスルの両方で使用するために、最初の電動ドライブの量産を開始する予定です。Compact Dynamics社の統合により、シェフラーは、『明日のモビリティ』に向けた将来の技術について、そのパフォーマンス能力を再び証明しています。」(プレスリリースより引用)
シェフラーとCompact Dynamics社は、これまでも業務協力を行ってきた。Compact Dynamics社の製品は、高性能な電気駆動のエキスパートとして、ハイブリッド車で長距離レースを多数獲得しただけでなく、FIAフォーミュラEにおいて、ABTシェフラーアウディスポーツチームが使用した電動ドライブトレインの基盤を提供している。
(画像はプレスリリースより)
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