ゲスタンプ、日本に初めて工場を建設
三重県に3,700万ユーロを投資
スペインの自動車向けプレス部品最大手のゲスタンプは23日、三重県松阪市に日本初の工場を設けると発表した。この新工場は、2018年第1四半期より生産を開始する予定であり、工場稼働時には70人の従業員体制であるが、工場フル稼働時には将来的に180人体制となる見通しである。
ゲスタンプは、今回の新工場設立に3,700万ユーロを投資しているが、今後、工場をさらに拡張する第2フェーズにおいては累計で6,500万ユーロを投じていく計画である。
工場面積は15,000平方メートルで、車体の軽量化につながるボディー関連の部品を生産する予定である。

三井物産とも連携を強化
ゲスタンプの会長兼最高経営責任者のフランシスコ・リベラス氏は次のように述べている。「既に海外で取り引きのある日本の自動車メーカーに対して、従来の製品に代わる最新の部品を積極的に日本市場で販売展開していく。」(プレスリリースより引用)
ゲスタンプは、これまでも日本に研究開発施設と営業事務所を保有していたが、今回建設が決定した新工場を通じて、さらに日本でのビジネスを強化していく計画である。
またゲスタンプは、2016年末までに同社の株式12.525%を取得した三井物産とも連携を強化していく方針である。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
ゲスタンプ プレスリリース
http://www.gestamp.com/